まえがき
こんにちは、ステイクの渡辺創太です。Substrateを勉強し始めました。今回はインストール方法を書きます。
過去のブロックチェーンまとめはこちらを参照してください。
Substrateとはなにか?
Substrateは簡単に言うと、ブロックチェーン版のワードプレスです。Ethereumの共同開発者であるGavin Wood率いるParity Technologiesによって開発されています。Gavin曰く、「現在のwebアプリケーションで、HTTPのプロトコル部分まで作る必要がないように、ブロックチェーンでも、ブロックチェーンの部分を0から作る必要がなくなります」とのことです。これは非常に大きなことで、コンセンサスルールやセキュリティの問題など複雑な処理(低レイヤー)を比較的考えることなくブロックチェーンが作れるようになります。Substrateの上にPolkadotも創られているので、チェーン間で相互運用性を持てるのも大きな特徴です。
Polkadotに関してはこちらを参考にしてください。
Substrateインストール
さて、本題です。Substrateをインストールしましょう!
以下はMacを想定しています。
Macを想定。インストールは楽でこのコマンドで完了します。
curl https://getsubstrate.io -sSf | bash
Substrateを動かすためにはRustをいれなければいけなく
OSがOpenSSL 1.0, cmake, C/C++ コンパイラーがあるかどうかを確認しないといけないです!
1行だけだと楽勝なので、実際に上記のコードの処理を書きます。
Rustのインストール
curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
Rustのインストールとマネジメントはrustup
ツールによってされており以下がインストール方法です。
Rustup: Rust installerとversion management toolのインストール
curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
versionのアップデートはrustup update
で行います。
Cargo: Rust build toolとpackage managerのインストール
仕様
- build:
cargo build
- run:
cargo run
- test:
cargo test
- build documentation:
cargo doc
- publish a library to crates.io:
cargo publish
上記のcurl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
を実行した時点でcargoはインストールされているいますが、一応cargo --version
で確認できます。
PATHの設定
全ツールはインストール時には~/.cargo/bin
にインストールされています。
MacBook-Air-7:~ watanabesouta$ which cargo
/Users/watanabesouta/.cargo/bin/cargo
といった具合です。
最後に、Substrate command line applicationsのインストールをします。
cargo install --git https://github.com/paritytech/substrate subkey;
cargo install --git https://github.com/paritytech/substrate substrate
git clone https://github.com/paritytech/substrate-up;
cp -a substrate-up/substrate-* ~/.cargo/bin;
rm -rf substrate-up
バージョンはこちらで確認できます。
$ substrate --version