こんにちは。
この記事では、言い方は悪いですが
「なぜアプリエンジニアが狙い目なのか」
「なぜアプリエンジニアが少ないのか」
にフォーカスを置いて書いていきます。
なぜアプリエンジニアが狙い目なのか
理由は簡単です。
母数が少ないからです。
この理由から、需要に対しての供給が足りていません。
経験者の採用を諦め、未経験者の教育に力を入れている会社もあるようです。
実際、弊社では全ポジションを募集していますが、
アプリエンジニアの面談回数はサーバーサイドやフロントに比べてかなり少ないです。
サーバーサイドやフロントに対してアプリエンジニアは
大体5分の1〜10分の1ほどしか応募がきません。
アプリエンジニアの中でもAndroidエンジニアは特に、iOSエンジニアの10分の1ほどしか
来ないため、Androidエンジニアの希少性はかなり強いと言えます。
なぜアプリエンジニアが少ないのか
Twitterを通していろいろな意見を見たり、実際に勉強会で交流を通して意見を聞いてきた中で、
アプリエンジニアが少ない理由がいくつか見えてきました。
苦手意識
初学者の人はまず、「どの言語をやるか」「どのポジションをやるか」
について選択が迫られます。
この時、「フロントの方がすぐに結果が見えてわかりやすい」
という意見がよく見られました。
また、「プログラミングの勉強を始めるならまずHTML・CSS」
という暗黙の何かがあるように思えました。
(「HTML・CSSはプログラミング言語じゃない」という気持ちはわかります)
そこから派生してJavascript・jQuery・Vue.jsなどフロントエンジニアの道を歩む人が
多いのではないでしょうか。
アプリエンジニアを勧める環境が少ない
初学者の言語選択に対して、「PHP×Javascript」「Rails」
を勧める環境が多いように感じられました。
特に「PHP×Javascript」は、「初学者が最短で仕事につくのに最適だ」「一番簡単だ」
と勧める人をよく見かけました。
Railsが多い理由はスクールの影響が大きいかと思います。
確かにわかりやすいですし、レール(rail)にのっとった書き方ができるため初学者に優しいかもしれませんが、
逆に言えば経験者が爆速開発するためのフレームワークで少数精鋭でやるものだと言う声もあり、
初学者に本当に優しいのかと聞かれると
はっきりとYesと言えない言語です。
これらから分かるように、初学者にとってウケがいい言語は「手頃(そう)な言語」で、
またウケを狙った(?)スクールによってRails学習者が増え、
バランスが偏ってしまっているのではないかと推測しました。
iOSエンジニアはMacBookが必要
正確に言えば、MacBookがなくてもOSをぶち込めれば良いのですが、
いきなりの初学者がそんなことを思いつきませんし、できません。
勉強を始めるためにMacBookを買うと言うフィルターがあるために、
アプリエンジニアの頭数が少ないのだと推測しました。
Androidユーザーが少ない
アプリエンジニアの道に進んだとしても、iOSかAndroidかの分岐があります。
ここでは、多くの人がiOSエンジニアを選択することでしょう。
なぜなら日本では、世界でも稀にiPhoneユーザーが多いためです。
Android端末を使ったことがないのにAndroidの勉強をする人はかなり稀です。
結局のところアプリエンジニアは少ない
これらの理由から、エンジニア市場には偏りが見られます。
iOSエンジニアをやるにしても高価なMacbookが必要で、
Androidエンジニアへの道も国内OSシェアからその道に進む人があまりいません。
サーバー・インフラ>>アプリエンジニア(iOS >> Android)
のような構図が見られるため、ただでさえアプリエンジニアは狙い目であるのに
Androidエンジニアとなれば更に母数が減るのです。
これからプログラミングの勉強を始めようと考えている方がいましたら、
ぜひアプリエンジニアを検討してみてはいかがでしょうか。
誤解してはいけない
誤解してはいけないのが、「供給が足りないのだから簡単なんだ!」と言うことです。
あくまでも一定レベルのスキルは必要であり、それなりの勉強時間が必要になります。
はっきり言ってエンジニアになるには大変です。
数ヶ月でなれる人は天才だと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。