1. はじめに
メンターって何なのかググってみたことありますか?言葉の起源はギリシャ神話です。オデッセウスがトロイ戦争に参戦する前、自分の息子の世話をお願いした友人の名前がメンターだったそうです。えっ、メンターって先生みたいなもんじゃないんだ、って思っちゃいますよね。
メンターは自分を導いてくれる人を意味しています。なので、同い年の友人、あるいは自分より年下の人もメンターになれます。今年、皆さんも誰かにとってそのような存在になれたのでしょうか。ここでは約半年間、自分がメンタリングで経験したことを共有したいと思います。
2. メンタリングは難しい
メンターとメンティーには根本的な困難があります。
①人間的な相性
人には相性があります。業務だけではなく、人間的な相性もチームワークの重要な要素です。結局私たちも人間なので性格が合わない人と仕事をするのは難しいです。そしてこれは成長にも影響します。
私は幸いにも素晴らしいメンターに会って多くのことを学べましたが、一方では自分のメンティに対しては課題を感じたこともあります。接点がなくてなかなか会話が続かない、のような経験は誰にでもあることですよね。
②目標達成までの長いサイクル
わからないことをその場で相談できる点ではフィードバックが早いと言えます。しかし、究極のゴールは長期的な成果です。今日の会話が明日の私の飛躍的な成長を生み出すことはなかなかありません。そのため、この方向が正しいかどうかを判断することは困難です。数ヶ月が経過した後、結果論的な観点から評価することになります。
3. 良いメンター/メンティーになるために意識したこと
~興味を持たせる - 雑談の力~
関係構築の鍵は雑談だと思います。他人と共有できる範囲の個人的な話、それを知ることで私たちはさらに仲良くなれます。会社の先輩と後輩としての関係だけではなく、人間ソン・テフンとしての柄を見せることによって関係は深まります。そこから以前よりお互いの言葉は頭の中に長く残り、ヘルシーなフィードバックが行われるのです。
多様な方面でお互いを知らないと、相手をお動かすようなアクションは生まれません。表面的なところから内部の些細な部分まで理解することで、二人の学びがより速くなると感じました。そしてそのような日々の積み重ねが成長に繋がります。まさに長期的な成果ですね。
4. 結論
メンタリングに正解はないです。すべてを教える必要もありません。メンターとして自分に足りない部分がある場合は、他の人の助けを受けることも重要です。さまざまな人々の意見を聞いてそれを活用することは、メンタリングという長期レースで失敗する確率を減らす良い方法です。相手が頼れるようにメンタル的なサポートとして、時にはただ良いリスナーになることも大事です。
色々と書きすぎました。前期のメンタリングは楽しかったです。今期も楽しみです。