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AndroidアプリからのGoogle Drive API使用方法まとめ - (5) アプリ登録後の認証情報設定編

Last updated at 2022-08-28Posted at 2022-08-28

目的

図1

(1) Google Playへアップロードしたアプリの署名鍵に対応する証明書フィンガープリントの取得

AndroidアプリからのGoogle Drive API使用方法まとめ - (3) 認証情報設定編で、デバッグ用の認証情報を設定した。Google Play でのアプリ公開の際には、デバッグ時とは別のアプリ署名鍵でファイルへデジタル署名する必要があるため、デバッグ時とは異なる認証情報を登録する必要がある。
2021/8より、Google Play でのアプリ公開では Android App Bundle形式（aab）が必須となった。aabでは、Google Play へアップロードするファイルはアップロード鍵によって署名され、アプリへの署名は Google により管理される鍵（上記図1(e) の公開鍵証明書）によって行われる。

参考：アプリへの署名
以降の説明では、図1(e) 公開鍵証明書のフィンガープリントを指定する手順を示す。

(2) Google Playへアプリを登録

(3) 公開鍵証明書フィンガープリントの取得

(4) OAuthクライアントIDの設定

ここ以降は、AndroidアプリからのGoogle Drive API使用方法まとめ - (3) 認証情報設定編で、デバッグ用の認証情報を設定した手順とほぼ同じ操作を行う。設定するフィンガープリントの出どころが上記(3)の手順となる点がデバッグ時と異なる。
画面左側から"認証情報"を選択する。

(5) Androidアプリ固有の設定

"アプリの種類" でAndroidを指定すると固有の項目が表示される。最初に下図(a)部で "名前" を指定する。これは API コンソールでクライアントを識別するためだけに使われ、ユーザーが見るものではないので何でも良い。ただし、開発中に必要なデバッグ用とGoogle Play登録後に設定するリリース版は別のクライアントIDとなるため、両者を区別できる名前が良いかもしれない。
次に(b)部でパッケージ名を指定する。AndroidManifest.xmlで指定した名前を入力する。
(c)部でSHA-1 証明書のフィンガープリントを指定する。これはOAuthサーバーがアプリを認証するためのもので、この時点ではGoogle Playへ登録したアプリを動作させるために必要となる。
上記(3)でコピーしたSHA-1 証明書のフィンガープリントを(c)部へ貼り付けた後、(e) 部の "作成" をクリックする。
最後に "認証情報をダウンロード" の画面が表示されるので、"完了" をクリックする。開発したAndroidアプリを動作させるだけなら認証情報は使わないので、特にダウンロードする必要は無い。