普段研究職としてデータ構造化について取り組んでいるSoh(@soh_1121_)です。
我が家では夫婦で1台ずつデスクトップPCを持っているのですが、Windows10への無料アップデートを両方とも逃して、今後どうしていくか検討段階にあります。
2台とも2011年購入と10年弱使い続けているBTO PCなのでところどころガタが来ています。
この際、ケースなどの一部パーツを流用して自作PCに挑戦しようかと考えているところなので、パーツ構成から組み立てまで、記録を残していければと思います。
はじめての自作PCなので、間違い・懸念事項などありましたら、どしどしご指摘いただけると嬉しいです。
◆ 背景
- 2台あるうちの1台を自作PCとしてWindows10にリニューアル
- もう1台はわたしの趣味のLinuxマシンとして構成を変えずに活用
- Microsoft OfficeでWord・Excel・PowerPointの使用が主な用途
- 妻の仕事とわたしの趣味でたまにPhotoshop・Illustratorを使用
- 簡単な写真の加工などを行っています
- モニターは既存のものを流用。わたしのTV(SONY HDMI接続)と妻のモニター(BenQ DVI接続)のデュアルモニター
- モニターアームにあこがれています
- マウス・キーボードは既存のものを流用
- わたしのトラックボールマウスを使う予定ですが、慣れていない妻に怒られないかが心配…
◆ 構成
種類 | メーカー | 型番 | 仕様 |
---|---|---|---|
OS | Microsoft | Windows10 Home | 訳あって購入済み |
CPU | Intel | Core i5 9400F | 6C6T/2.9GHz/65W/LGA1151 |
マザボ | ASUS | TUF H370-PRO GAMING | ATX |
メモリ | CORSAIR | CMK16GX4M2A2666C16 | DDR4-2666MHz 8GB×2枚 |
ストレージ | Crucial | CT500MX500SSD1 | 500GB 内蔵2.5インチ 7mm (9.5mmアダプター付) |
グラボ | 玄人志向 |
|
|
電源 |
|
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650W 80PLUS BRONZE |
- Linux用に古いPC2台のパーツを組み合わせようとしたところ、電源を流用してしまうとコネクターが足りないことが発覚…急遽購入しました…
◆ パーツ購入(重要)
- 品数が多いため楽天お買い物マラソン(2019年7月4日〜11日開催)を活用
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◆ 組み立ててみた
○ 組み立ての手順
- マザーボードにCPU・CPUクーラーを取り付け
- マザーボードにメモリを取り付け(1枚)
- マザーボードにグラボを取り付け
- マザーボードに電源を接続
- モニター・キーボードと接続し最小構成で立ち上げ
- メモリを追加して再度立ち上げ確認
- ケースにマザーボードを取り付け
- ケースに電源を取り付け
- ケースにSSDを取り付け、マザーボード・電源と接続
- ケースに光学ドライブを取り付け、マザーボード・電源と接続
- 起動
- BIOS設定
- USBメモリにOSインストール用のファイルを用意
- OSをインストール
◆ 発生した数々のトラブル
○ 新品で購入したグラボが新古品だった
新品未使用で購入したはずのグラボでしたが、開けてみると付属品は入っておらず…
箱をよくよく見てみると、すでに開封した跡がありました。
相場より安く購入した品は開封前・開封後に品物をきちんと確認しましょう。
○ 最小構成でBIOSが起動しない
手順の5.までようやくたどり着いて電源を入れたところ、BIOS画面が表示されず…
ブザーを付け忘れていたので、とりあえず付けてみたところグラフィックが異常とのブザーが。
グラボを指したところ、ブザー音に変化がありました。
のちに問い合わせたところCPUによってはマザボのグラフィック端子は機能しないらしいですね…はじめて知りました…
続いてのブザー音はメモリに異常。
メモリのスロットを理解しておらず、ブザー音を発していました。
2枚挿す場合はChannel A・Bに1枚ずつということを学習しました。
スロットの色が同じところに挿せば大丈夫なんですね!
その後はブザー音は正常にもかかわらずBIOSは未だ表示されず…
調べていくとBIOSのバージョンとCPUの世代の相性があるとのことで、(これは買い間違えたか…?)ととても不安になりました。
BIOSのバージョンの調べ方がわからず、業者さんに聞いてみたところ、メモリのスロット上部に番号が書かれていて、その下4桁がBIOSのバージョンを表すのだとか。
確認したところ、BIOSバージョンとCPUの相性は問題ないようでした。
では、一体どうすればいいのか。業者さんに訪ねたところ、
- CMOSに保存されているBIOSのバージョンが古い可能性があるので、CMOSバックアップ電池(ポタン電池)を抜いて5分ほど放置してリセットしてみてください。
とのアドバイスをいただきました。
こちらをやってみたところ、無事BIOSが起動。
最小構成での起動確認がようやくできました。
(業者さんが平日しか対応しておらず、自分が組み立てる時間があるのが休日だったため組み立てに2週間もかかってしまいました。平日に時間が取れるのであれば、平日に組み立てるのをおすすめします。)
○ USBからブートしてくれない
OSをインストールしようとisoファイルを入れたUSBを用意し、USBコネクタに挿入して起動したところ何回やってもBIOS画面が表示される…
いろいろ調べたところ、Advanced Modeに入り、『起動』タブで
- セキュアブートの『OSタイプ』を『非UEFIモード』に変更
- CSMの『CSMの起動』を『有効』に変更
- CSMの『起動デバイス制御』を『UEFIのみ』
に変更することでUSBからブートするようになりました。
○ isoファイルを読み込んでくれない
だいぶ昔にLinuxをUSBからブートする際にはisoファイルをUSBに入れておくだけで起動している記憶がありました。
しかし、今回は読み込めないとエラー表示…
もうすぐ完成のはずだと自分を奮い立たせながら調べていると、Rufusというソフトを使って起動可能なUSBドライブを作成すれば解決するとの情報がありました。
使い方は簡単で、使用するドライブとisoファイルを指定するだけ。
これでisoファイルをUSBに入れてOSインストールをはじめることができました。
○ ネットにうまくつながらない
グラボのドライバをインストールしようと、NVIDIAのインストーラーを起動したらユーザー登録を求められました。
こいつが何回やっても何回やっても接続できず…
ブラウザでWebページを検索してもつながるものとつながらないものが…
IPアドレスを確認してみると162からはじまるIPが振られていました。
おかしいと思い、自分のPCで使っていた無線LANアダプターから妻のものに変えてみたところ、正常につながるように!
調べてみたところ、自分のLANアダプターはWindows10には対応していないということで、最後の最後まで罠にかかってしまいました…
◆ まとめ
今回自作PCに取り組むことで、どことどこに相性があるのかを理解することができました。
また、トラブル続きでトラブル対応能力が向上しました。(気のせいでなければ…)
はじめての自作PCはトラブル続きで予想以上に苦労しましたが、苦労した分もっと根本的な知識も身につける必要性があると感じています。
ソフトウェアよりの勉強をすることが多いですが、これからはハードウェアの勉強もしていきたいです。
そう思わせてくれた自作PCに感謝です。
最後までお読みいただきありがとうございました。