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「~とおり」と「~とおりに」の区別

Last updated at Posted at 2018-04-25

チームメンバーのメールに「先日連絡したとおりに、4/26〜5/6は休暇を取らせていただきます。」という文章がありました。その「とおりに」の「に」が必要かどうか疑問に感じました。
いろいろ調べたが、「…とおりに…する」という例や説明が多いので、なんとなく合っていると思いますが、残念ながら自分が納得できる説明が見当たらなかった。私のように語学のセンスがない人は理解できないことでもあります。
困り果てたあげく、かつての上司に助けを求めました。そして、以下の回答をいただきました。
「〜のとおりは、漢字では通りと書きます。
これは日本語では、
予め定められたことに従う、沿う、準拠するという意味合いになります。
このとき、〜のとおり、のように「に」がないと、決めていること、定めていること自体に重きがおかれています。
それに対して、「に」があると、そのことに従うこと、決めごとを履行するため、というように、従う、そのとおりにやるという意味合いが強くなります。
あとは、それを伝える相手との間に承認意識があるかどうかにより場合でしょうか。
「に」がある場合は、互いに承認しているかどうかに関わらず、という意味合いが強くなります。
ただ、大抵の人はこの違いを意識できていません。ほぼ、どっちも同じと思っています。」
つまり文法的にはどちらも正しく、前者を強調したいなら、「…とおり」を使用し、後者を強調したいなら、「…とおりに」を使用するということですね。
これでようやく気持ちが晴れました。先生に感謝の気持ちいっぱい!!!

周@ソフトシンク

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