nvim-qtで日本語入力時に，textwidthに従って自動改行してほしい場合の対処

問題

Kaoriyaさんのgvimでは，日本語入力時にtextwidthを設定していた場合，自動改行される．

kaoriya版gvimの挙動

しかし，nvim-qtでは，textwidthを設定しても日本語が自動改行されない．
(スペース入力後の文字列のみ改行される)

nvim-qtの標準挙動

対処

formatoptionsにmMを設定することで，textwidthに従った日本語の自動改行が行われるようになる．設定方法は，以下のコマンド

:set formatoptions+=mM
      または
:set fo+=mM

set fo+=mMを実行後のnvim-qtの挙動

おわりに

nvim-qtでも日本語の自動改行を行うための対処を示した．なお，この方法では禁則処理に対応できない．kaoriyaさんのgvimでは禁則処理に対応できているので，そちらはソースコードレベルで対処しているのかなと思っている．

追記

kaoriyaさんのgvimでの禁則処理対応は，autofmtというプラグインによるものだった．このため，このプラグインを利用することで，nvim-qtでも，kaoriyaさんのgvimと同様の日本語自動改行が可能となる．

禁則処理対応

プラグインマネージャとしてdeinを使用している場合の例を示す．以下の記述をInit.vim内に加える．

Init.vim

if dein#load_state('~/.cache/dein')
   ...
   call dein#add('vim-jp/autofmt')   " <<追加
   ...
endif
set formatexpr=autofmt#japanese#formatexpr() " <<追加

これにより，禁則処理が行われるようになる．フォーマットがずれる場合は，Visualモードで該当行を選択した後，gqコマンドを入力することで再整形される．