Skyrim、SkyrimSEのフォント設定カスタマイズ手順。
拙作のJapanese Font Libraryを基準として説明する。
ベースファイルを導入する
ベースファイルにはフォントカスタマイズ環境を安定化させるためのファイルが含まれている。
Nexusよりダウンロードし、NexusModManagerなどの各種MODマネージャーでインストールする。
フォントを選定する
以下のサイトから使いたいフォントを選択してダウンロードする。
https://mega.nz/#F!FVIRlaIY!-cdRg6_MOlZ6FpcuXB3F0g
フォントSWFファイル(.swf)、サンプル画像(.jpg)、フォント名ファイル(.txt)があるので、サンプル画像にて確認しつつフォントSWFファイルをダウンロードしていく。
直接的には不要だが、フォントSWFファイルに格納されているフォント名を知るためにフォント名ファイルを併せてダウンロードしておく。
各フォントの詳細な情報については以下を参照。
https://drive.google.com/open?id=127Es6vLoc9C9_hrwOAvymQrhSxW9or0Dap91sjptosU
セルフカスタムプリセットを作成する
MODマネージャーでインストール可能なプリセットを作成する。
フォントSWFファイルを配置する
ダウンロードしたフォントSWFファイルを、適当なフォルダを作ってそこに置く。
フォント設定ファイルを編集する
ベースファイルをインストールしていれば、ゲームインストールフォルダ\Data\Interface
の中にfontconfig.txt
があるはずなので、それをコピーする。
Sublime TextやSakuraEditorといったUTF-8で編集可能なテキストエディタでfontconfig.txt
を開く。
fontlib "Interface\fonts_ja.swf"
の行の下に、読み込ませたいフォントSWFを追記する。
なお、元々書いてあるfontlib行は絶対に消さないこと。
また、あまりにもfontlib行で読み込ませるフォントSWFが多すぎる場合、無限ロード状態に陥ったり、起動直後にCTDすることがある点にも注意すること。
map "マップ名" = "ほにゃらら" Normal
のほにゃらら部分にフォント名を記入していく。
各map部が、それぞれどこに適用されるかは以下を参照。
マップ名 | 適用箇所 |
---|---|
$ConsoleFont | コンソール画面で使用される。 等幅フォントを推奨。 |
$StartMenuFont | スタートメニュー画面で使用される。 |
$DialogueFont | ダイアログ表示で使用される。 |
$EverywhereFont | 大部分の画面表示で使用される。 |
$EverywhereBoldFont | 大部分の画面表示で使用される。 |
$EverywhereMediumFont | 大部分の画面表示で使用される。 |
$DragonFont | 【変更禁止】ドラゴン文字 |
$SkyrimBooks | 書籍類で使用される。 |
$HandwrittenFont | 手紙・メモ類で使用される。 |
$HandwrittenBold | 手紙・メモ類で使用される。 |
$FalmerFont | 【変更禁止】ファルマー文字 |
$DwemerFont | 【変更禁止】ドゥーマー文字 |
$DaedricFont | 【変更禁止】デイドラ文字 |
$MageScriptFont | 【変更禁止】魔術文字 |
$SkyrimSymbolsFont | 【変更禁止】各種シンボル |
$SkyrimBooks_UnreadableFont | 【変更禁止】読めない本の文字 |
$CreditsFont | クレジット画面で使用される。 |
$CClub_Font |
【変更禁止】CreationClub画面で使用される。 (SE版のみ) |
$CClub_Font_Bold |
【変更禁止】CreationClub画面で使用される。 (SE版のみ) |
ControllerButtons |
【変更禁止】コントローラーボタンの表示で使用される。 (SE版のみ) |
ControllerButtonsInverted |
【変更禁止】コントローラーボタンの表示で使用される。 (SE版のみ) |
$MCMFont | MCM画面で使用される。 (要:MCMFontMapExtend) |
$MCMBoldFont | MCM画面で使用される。 (要:MCMFontMapExtend) |
$MCMMediumFont | MCM画面で使用される。 (要:MCMFontMapExtend) |
Interfaceフォルダにまとめて圧縮する
Interfaceフォルダにまとめることで、ModマネージャーからMODファイルであると判断されるようにできる。
Interfaceフォルダを作成し、その中にfontconfig.txtおよびフォントSWFファイルを移動する。
Interfaceフォルダを丸ごとzip形式などで圧縮する。
作成したセルフカスタムプリセットを導入する
作成したセルフカスタムプリセットをModマネージャーで導入し、ゲームを起動して問題なければ完了である。
FAQ
文字が全体的に□□□になってしまう
フォントが何かしらの原因で読み込めていない場合、□□□といった表示になる。
その場合は、まずは以下を確認する。
- fontlib指定に不備がないか(ファイル名間違い/元々あったものを消した/他のMODで上書きされたetc...)
- マップ部のフォント名の指定に不備がないか(フォント名間違いなど)
上記箇所が何度確認しても間違っていない場合、フォントSWFの問題だと思わる。その場合はNexusフォーラムに連絡を。
文字がよくわからない化け方をする
翻訳に失敗している or UTF-8で解釈できない文字コードで文言が書かれたMODが導入されていることが原因。
MODを抜いたりゴミファイルが存在していないか再確認。
文字が英語になる
翻訳されていないMODが導入されていることが原因。MODの中にはもともとの文言を英語で上書きするものが多数ある(たとえリテクスチャであっても)。
MODを抜いたりゴミファイルが存在していないか、翻訳されているかなどを再確認。
一部の文字が□になる
フォントの中には存在しないグリフがあり、それらの文字は□として表示される。
フォントの仕様であるため、対処は不可能。
一部の文字が空白になる
フォントの中には存在しないグリフを空白として指定しているものがあり、それらの文字は空白として表示される。
フォントの仕様であるため、対処は不可能。