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Windows10について

Last updated at Posted at 2017-11-15

サポートや更新について情報が錯そうしているWindows10。
頭の中を整理するために情報をまとめておく。情報が古くなっている可能性もあるため注意。

Windows10で提供されるエディション

エディション 特徴
Home 家庭向けであり、いくつかの機能がオミットされている。
Pro SOHO向けであり、ほとんどの機能を利用できる。
Enterprise 企業利用向けであり、フル機能を利用できる。
Education 教育機関利用向けであり、ほとんどの機能を利用できる。
LTSB ベースはEnterpriseだが、アップデート体系が特殊。
S ストアアプリのみインストールできる。

LTSBとLTSB以外のエディションは別物として考える

LTSBは "Long Term Servicing Branch" の略称であり、提供開始から10年間(メインストリーム5年+延長サポート5年)に渡って、品質更新プログラムのみ提供される特殊なエディション。
その他のエディションからはアップグレードすることが出来ず、例えばProからLTSBにしたい場合にはクリーンインストールが必要になる。

LTSBは毎年配信されるわけではない

現時点では2015と2016が配信されているが、2017が出ていないところを見ると毎年出るわけではなさそうである。

バージョン リリース日 延長サポート終了日 サポート状況
LTSB 2016 2016.8.2 2026.10.13
LTSB 2015 2015.7.29 2025.10.14

アップデート体系が変更された

Windows10からWaaS(Windows as a Service)という更新モデルになり、年に2回大型のアップデート(機能アップグレード)が配信されるようになった。

機能アップグレードについて

LTSBを除いたWindows10の全エディション向けに、新しい機能が追加される大型のアップデートが配信される。
これを機能アップグレード(Feature Upgrade)と呼ぶ。

機能アップデートの現在の配信状況は以下の通り。

機能アップデート リリース日 サポート終了日 サポート状況
1709 (Fall Creators Update) 2017.10.17 2019.3 予定
1703 (Creators Update) 2017.4.11 2018.9 予定
1607 (Anniversery Update) 2016.8.2 2018.3 予定
1511 (November Update) 2015.11.12 2017.10.10 ×
1507 (初版) 2015.7.29 2017.3.9 ×

機能アップグレード毎のサポート期間について

機能アップグレードにきちんと追従していけば、原則として永続的にサポート(品質更新プログラムなど)を受けられることになるが、もし追従しない場合には、n+2バージョンが提供された時点 配信から18ヵ月でサポートが終了する。

なお、機能アップグレードはスキップしてはならず、順番に適用しなければならない。
例えば、1607→1709といったように間の1703を飛ばさず、1607→1703→1709といったようにしなければならない。
※できないわけでは無いが、不具合が起きる可能性がある。

更新チャンネルについて

更新チャンネルとは、"半期チャネル(ターゲット指定)" と "半期チャネル" の2種類がある。Windows上の設定で切替可能。
※1703以前は "Current Branch, CB" と "Current Branch for Business, CBB" と呼ばれていた。

真っ先に機能アップグレードが配信されるのは "半期チャネル(ターゲット指定)" であり、約4ヵ月遅れて "半期チャネル" に配信される。
半期チャネル(ターゲット指定)は、OSが起動しないなどのクリティカルなバグを内包している可能性があるため、半期チャネルに設定して成熟するのを待ったほうが良い。

更新内容的には "半期チャネル(ターゲット指定)" と "半期チャネル" に差はない。単純に配信時期が遅れるだけである。

参考

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