68
96

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

CentOS7にWindowsリモートデスクトップ接続する方法

Last updated at Posted at 2017-09-28

検証環境

  • CentOS7.4 x64 (Minimal)
  • Windows10 1703 Pro

OSの初期セットアップ

最小インストールしたCentOSを準備した。セットアップ方法は以下を参照。
https://qiita.com/SkyLaptor/items/1036d470c2d4117b9954

GUIのインストール

最小インストールしているため、まずはGUI機能を一括インストールする。インストールサイズが結構大きいため時間がかかる。

# yum groups install "GNOME Desktop"

起動時の状態をCUIモードにする

GUI機能をインストールすると次回の起動からGUIで起動してしまう場合がある。無駄なリソース消費が発生するため無効にしておいたほうが良い。

# systemctl get-default
graphical.target

graphical.targetになっていた場合はCUI(multi-user.target)にする。

# systemctl set-default multi-user.target
# reboot

CUIモード起動時の初回セットアップ

Gnomeデスクトップをインストールしてた状態でログイン可能なユーザーが1人もいない場合、初回起動時に利用許諾の受諾とユーザーの作成を強制させられる。
GUIモードなら画面上で操作できるが、CUIだと分かりづらい。

=============================================================================================
=============================================================================================
Initial setup of CentOS Linux 7 (Core)

1) [!] License information       2) [ ] User creation
       (Kicense not accepted)           (No user will be created)
Please make your choice from above [`q` to quit | 'c' to continue | `r` to refresh]:

とりあえず利用許諾を受諾し、適当なユーザーを作成してこの表示をパスする手順は以下となる。(間の文言はかなり省略)

# 利用許諾の受諾
...]: 1    # 利用許諾の操作開始
...]: 2    # 利用許諾を受諾
...]: c    # 戻る
# ユーザーの作成
...]: 2    # ユーザー作成の操作開始
...]: 1    # ユーザー作成の開始
...]: 2    # ユーザーIDの入力開始
admin      # ユーザーID(任意の文字列)
...]: c    # 戻る
# 初回セットアップを完了
...]: c    # 初回セットアップ完了

XRDPのインストール

# yum install epel-release
# yum install xrdp tigervnc-server

RHEL7の場合は以下の手順。
RHELにepelから導入したパッケージが入っているとサポートしてもらえなくなるかもしれないので注意。

# wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
もしくは
# curl -OL https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm

# rpm -Uvh epel-release-latest-7.noarch.rpm
# yum install xrdp tigervnc-server

XRDPの通信を許可する

firewalldが有効な環境では、RDP通信(TCP:3389)を許可しておく。

# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=3389/tcp
# firewall-cmd --reload

XRDPの起動と起動設定

# systemctl start xrdp
# systemctl enable xrdp

自動パッケージアップデートの無効化

GUIを入れると勝手に自動アップデートツールが有効になるため、これを無効にする。

# systemctl stop packagekit
# systemctl mask packagekit

接続テストと日本語入力テスト

Windowsからリモートデスクトップ(ファイル名を指定して実行でmstsc)を起動し、CentOSにアクセスする。
接続時オプションにて画面の色深度を24bitにしておくこと。
接続時にログイン情報を求められるので、rootユーザーの情報を入力する。

2017-10-04_11h49_11.jpg

Gnomeデスクトップ画面が開いたら、画面左上の「アプリケーション」→「アクセサリー」→「テキストエディター」を開き、日本語が入力できるか試す。
なお、日本語と英数の切り替えは「全角/半角」キーで行う。

日本語が打てない場合

CentOSのGnome画面の右上にある時刻表示などの近くに「あ」という入力モードが表示されていないと日本語入力ができない。
もし出ていなければ、次の手順で入力メソッドを追加する。

  1. デスクトップ左上にある「アプリケーション」から「システムツール」-「設定」を選択する。
  2. 設定の一覧から「地域と言語」を開き、「入力ソース」を日本語(かな漢字)日本語にする。順番も重要。
  3. デスクトップ右上に「あ」が表示されればOK。

2020-07-17_08h59_54.png

2020-07-17_09h02_53.png

68
96
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
68
96

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?