RedHat Enterprise Linux (以下、RHEL)は有償のOSですので、サブスクリプション契約を行わないとパッケージ管理を利用できないなどの制約がかかります。ですが、単にインストールを試したり検証環境を構築したいだけであれば無償で開発者用サブスクリプションを入手することができます。
2021/02/04 追記
これまで開発用ライセンスは開発用として1台まで利用して良いとされていたものが、2021/2/1以降、本番環境(※本番環境がエンドユーザー先であれば、エンドユーザー側で開発者用サブスクリプションを持つ必要あり)でも16台まで利用して良いとRedHatからアナウンスされました。CentOS8のEOL問題に対する対応の1つと思われます。よっぽど規模の大きい組織/サービスでなければ十分そうですね。
なお、解釈違いがあるかもしれないため正しい情報は公式FAQをご確認下さい。本文を参考にしたことによる如何なる損害も負いません。
RedHatアカウントの作成
下記URLからRedHatアカウントを作成します。既に持っている人はこの作業は不要です。
画面右上のアイコンからREGISTER
を選択し、指示に従いアカウントを作成して下さい。
https://access.redhat.com/
開発者用サブスクリプションの発行
下記URLにRedHatアカウントでログインします。
https://developers.redhat.com/
ログイン後に以下のURLにアクセスし、インストールイメージをダウンロードすると自動でライセンスが発行されます。
https://developers.redhat.com/products/rhel/download
発行されたライセンスは以下のURLで確認できます。「Red Hat Developer Subscription」という名前の1年間有効なサブスクリプションが発行されていることが分かります。
https://access.redhat.com/management/subscriptions
以上でサブスクリプション取得が完了です。あとはRHELインストール後にサブスクリプションを紐づけることでフル機能が利用可能になります。