Switch Embedded Teamingの設定方法

Hyper-V上に作成する仮想スイッチはタグVLANを処理できるが、WindowsServer2012R2から搭載されたOS標準のチーミング機能を利用してチーミングしたアダプターを介するとタグVLANを処理できなくなる。（チーミングアダプタがVLANタグを消してしまい、仮想マシン処理側で認識不能になる。）
そこで、Switch Embedded Teaming(以下、SET)を用いてチーミングすることにする。

SETを有効にした仮想スイッチを作る

PowerShell

New-VMSwitch -Name {仮想スイッチ名} -NetAdapterName {NIC名1},{NIC名2...} -EnableEmbeddedTeaming $true
【例】
New-VMSwitch -Name "trunk-setup" -NetAdapterName "NIC2","NIC3" -EnableEmbeddedTeaming $true

コマンドで作成した仮想スイッチは管理用アクセス(ホストと共用)インタフェースとして作成されるが、不要であればHyper-V管理マネージャーから外してしまっても良い。
仮想マシン上でVLANタグを設定する方法に変更はない。

管理用インタフェースのVLANタグを指定する

Set-VMNetworkAdapterVlan -ManagementOS -VMNetworkAdapterName {仮想スイッチ名} -Access -VlanId {VLAN-ID}
【例】
Set-VMNetworkAdapterVlan -ManagementOS -VMNetworkAdapterName "trunk-setup" -Access -VlanId 1

参考:

http://d.hatena.ne.jp/ogawad/20161130/1482576719
http://d.hatena.ne.jp/ogawad/20170116/1484526504
http://d.hatena.ne.jp/ogawad/20120611/1339368688