はじめに
おはこんばんにちは。キティちゃんです。寒かったと思ったら突然寒くなく感じたり、体調管理が難しい時期がやってきたなと思います。今回はAWS Well-Architected Frameworkについて書いてみようと思います。
きっかけ
意外と重要なことなので、書いておこうと思いました。
AWS Well-Architectedとは
クラウドアーキテクトがさまざまなアプリケーションやワークロード向けに高い安全性、性能、障害耐性、効率性を備えたインフラストラクチャを構築する際に役立つものです。
AWS Well-Architected Frameworkとは
AWS Well-Architectedの各6つの柱でそれぞれのベストプラクティスをまとめたものとなります。
利用するメリット
AWS Well-Architected Frameworkを利用することで、ベストプラクティスなクラウドアーキテクトを設計することができます。AWSのソリューションアーキテクトとお客様が長年の経験から作り上げたもので、10年以上の歳月をかけて作り上げたベストプラクティスをすぐさま入手できるのが最大の特徴です。
注意点
AWS Well-Architected Frameworkは確かに便利なフレームワークですが、必ずしもベストプラクティスに沿う必要がなく、ビジネス的な判断をもって構築する必要があるということです。企業には企業ならでは事情があります。つまり、単に「なんとなくこうしている」ではなく、「ベストプラクティスはこうなっているが、うちの設計上、こうするしかない」という明確な根拠をもった上でリスクや改善点を顕在化させる必要が出てきます。
所感
AWS側のみで長年の経験則をもとに作ったと思っていたので、利用者たちと歳月をかけ作り上げたというのは驚きました。協力して作り上げたからこそ、多くのノウハウが詰め込まれているのだなと思います。特にAWS始めたての人は何がベストな設計なのかを理解しているわけではないですし、もしかしたら何となくでこう設計しているというのもあるかもしれません。本来であれば、根拠をもった上で、設計をする必要があり、何となくは情報漏洩のリスクも高まります。ですので、そうなる前に是非AWS上で設計をする際は、AWS Well-Architected Frameworkを活用してみるのがいいでしょう。
まとめ
今回はAWS Well-Architected Frameworkについて書いてみました。私自身、AWS側とそのお客様によって長年の月日を経て、フレームワークは作られたのだというのを初めて知りました。また、必ずしもベストプラクティスに沿う必要はなく、根拠をしっかりもった上で、リスや改善点を顕在化させる必要があるというのも確かにそうだなと思います。利用するにあたって、何も根拠をもたず構築されたものというのは恐怖でしかありません。そういった甘い考えから情報漏洩などに繋がったりするわけです。構築する際は、しっかり根拠を明確にした上で、最適なベストプラクティスを追求していきましょう。
参考
・『AWS Well-Architected アーキテクチャのベストプラクティスを使って、学習、測定、構築を行う』
https://aws.amazon.com/jp/architecture/well-architected/?wa-lens-whitepapers.sort-by=item.additionalFields.sortDate&wa-lens-whitepapers.sort-order=desc&wa-guidance-whitepapers.sort-by=item.additionalFields.sortDate&wa-guidance-whitepapers.sort-order=desc
・『【AWS Black Belt Online Seminar】AWS Well-Architected Framework』
https://www.youtube.com/watch?v=jMJFFo1Oybo&ab_channel=AmazonWebServicesJapan%E5%85%AC%E5%BC%8F