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元上場企業のSAPコンサルタントが零細企業のフロントエンドエンジニアに転職した理由

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前書


はじめまして。坂本さん( @Skmt3P )と申します。転職者のQiitaへの初投稿は転職エントリと相場が決まっているようなので、昨年に転職して個人事業も併せて始めた私めも右に習って転職エントリを綴ります。本稿を綴るにあたり、本稿では「独立 = 個人事業および開業・起業」と定義します。あくまでも本稿のみのローカルルールですので悪しからず。それではまず、本稿では想定読者を下記の通り設定しております。

  1. 時間をドブに捨ててもおこにならない方
  2. 新卒採用の時期を迎えた/迎える方。若者
  3. 転職/独立を検討している方

また本稿の主旨は次の通りとなっております。

  1. Japanの新卒採用は馬鹿と鋏と同様に「使いよう」
  2. 転活や独立には時間的/金銭的なコストが必要。リスクは不要
  3. 大企業の恩恵はでかい。零細企業や独立には自由と責任がある

上記を一読のうえ、それでも「まぁ続き読んだろ」と思える方は下記に進んでいただければ幸甚です。そうでない方はブラウザバックをどうぞ。ここまで読んでいただきありがとうございました。

転職と独立をキメた理由は「やりたいことをやるためのお金とお時間が欲しかった」


私の前職は、それはもう国内では名だたるシステムインテグレータ(以下、A社とする)でのSAP ERPエンジニア・コンサルタントでした。A社へは新卒採用で入社させていただき、そこから数年間の間ではありますが非常に多くのことを学ばせていただいたと思います。事前に申し上げておきますと、A社自体は下記の通り非常に良い会社でして、私が退職した理由として「会社に不満がある」という思いはそこまで強くはなかったはずです。

  1. 大企業であるが故にこの業界にしては非常に福利厚生が充実している
  2. 上記故に研修や資格取得の支援などが充実し、社員の教育に注力している
  3. プライムベンダーとしての案件が多く、また上流から下流まで幅広い案件に対応できる

しかも自分は大企業的な少々堅苦しい雰囲気を常々感じていたところがあるのですが、私が退職した後には非常に風通しが良くなったとの話も耳にしております。副業もOKになったとかなってないとか。「え、これ転職ミスったのか・・・!?」と思ってしまったこともあるくらいです。

閑話休題、では何故にそんな企業を何故退職したのかと言いますと、ひとえに「自分がやりたいことをやるためのお金と時間が欲しいから」なのでございます。前者については、内資の大企業故に年功序列が現存しており、30になっても役職に就けず年収の大幅な増収が見込めない。また副業も不可であったため収入を増やす手段がありませんでした。後者については、やはり業務の多忙さ故に自身の時間というものを十分に確保出来ない。加えて案件外の内部業務に取られる時間が過多であるために繁忙期でなくとも業務に時間が取られ、これまた自身の時間が十分に確保できないことが頻繁にありました。

今現在、本稿を書きながら「自分自身、不学だったなぁ」と思う点も確かにあります。上記に挙げた内容は今思えば別に転職をしなくてもどうにかできる話だと思いますし。しかしながらこういった観点が持てるのも転職と独立をして外から俯瞰することができるようになったからなのでやはり思い切って外に出てよかったなぁと思う次第です。

転職すると自分に市場価値があることが分かる


さて、ここで兎にも角にも転職を決めた私めは所謂「転職サイト」を利用し、そこで転職エージェントに諸々をお話しをしたり履歴書云々を作成したりする訳です。きっと転職についてのよい指南を残したエントリは他所にあると思いますので、過程を省いて結論だけ述べますと、戦績は「経験業務の同業他社では常勝。未経験業務の職場では全敗」でした。SAP ERPの開発等は、同業者ウケは良いものの他業種にとってはそこまで魅力的なものではないようです。そもそもABAP言語については面談の担当者に衆知すらされていない実情でした。「開発経験にABAPなんて入らないよ」と言われた事も。元同業の転職志望者に向けて助言を残すならば「アサインされたPjと自分の役割については在職中に概要を記録を残しておくこと、あとABAP以外もやっておく事」です。前者は在職中にやっていたのですが転職活動で非常に役に立ちました。

・・・閑話休題、それともう一つ同業他社でウケが良かった理由はやはりA社のネームバリューが強かったことです。「あそこからきてくれるの!!?」といった会社様も数社見受けられました。私めは新卒採用というJapanese Fu○kin Systemはとても嫌いなのですが、こればかりは新卒採用で大企業しか受けなかった益をここでも享受することが出来て「やったぜ!」と思ったものです。実力が伴っていなくとも入社できてしまう新卒採用という制度、こういう使い方もありますのでこれから新卒採用を利用される方の参考になれば幸甚でございます。

最終的に零細企業を選んだ理由は、QUOカードとスタバカード目当てにふらっと立ち寄った某転職フェアにて「残業が少ない上に年収も絶対にUPさせるよ」と一人寂しくブースを開いていた現職の社長に約束していただいたからでございます。転職というとやたら大きく考えがちだと思いますが、意外とあっさりと幕切となる事もあるんです。転職した今、確かに有言実行いただいておりますので現状は文句がありませんし、文句があったらまた転職なり本格的に独立しようと思います。時間や交通費などの費用がかかる事は転職活動にはありますが、かと言って「転職活動したら転職しなければならない」だとか「転職活動している事が現職にバレる」というリスクをとる事はないと思います。「気分が乗ったから転職活動しよう」とか「QUOカードがもらえるなら転職活動しよう」でも良いのではないでしょうか。一度きりしかない人生なのですから、石の上にも三年間も耐える必要などないのです。

独立すると自分に市場価値がないことが分かる


現職への転職の際に「副業は自由にしてくれ」と社長に約束いただいたので、転職後には颯爽と税務署へ開業届出して、伝手でホームページの作成から案件を受注して個人事業にも仕掛かりました。しかしながらこれが大変難しい。案件の進め方が企業同様に行かないことがある点は勿論、法務や税務など触れもしなかった私めにとっては何から何までが初めてでした。因みに2月にある確定申告もまだ一度もしたことがありません。専業サラリーマン時代には知る由もなかった多くのことを学びつつ日々案件に着手しております。ここで思うのは「会社に守られてきたけど、外に出ると自分は何も出来ないんだなぁ」ということです。仕事をするのも、仕事以外をするのも非常に難しいなと思いつつ日々是学習しております。会社で分業していない分、自分で自由に、且つ責任を持って職務にあたる必要があります。ただこれが非常に勉強になるし面白い(と思う事もあります)。

ちょうど自身が転職した昨年頃からでしょうか。大企業を中心に各社が副業解禁をしているように見受けられます。どこかの誰かも言っていましたが、開業するだけなら誰でも出来るのです。読者の皆様も是非にこの時代のビッグウェーブに乗ってみては如何でしょうか。

後書


末尾に行くほどに支離滅裂な文章になっているのが火を見るよりも明らかですね。こんな文章で大丈夫なのでしょうか。Qiitaの先輩諸氏から「3年ROMってろ」と言われてしまいそうで枕を高くして眠れない日々が続きそうです。

次からはちゃんと技術に関わる投稿をあげていこうかと思います。テーマ候補は下記の通り。

  1. iPhoneとMacbookで同期的にQiita記事を書いて通知までする環境構築のTips
  2. VBSでのファイル作成とかエラー制御とかBATやVBAとの連携とかのTips
  3. concrete5のカスタムテンプレ作成のTips

「iPhoneで受信したメールをiPhoneからコンビニ印刷するTips」も投稿しようか迷っているのですが、これはQiita向けではないですかね・・・?いずれはSwift関連のアプリやスクリプト作りの記事も投稿したいもんです。ただしABAPの記事は絶対にあげません。

以上です。よろしくお願いします。

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