はじめに
先日、応用情報技術者試験(AP試験)に無事合格できたので、誰かの参考になればと思い、勉強法などについてまとめておこうと思います。
なぜ応用情報技術者試験を受けようと思ったのか?
アルバイト業務や個人開発を通じて、web系(特にフロントエンド)に関しては成長してきたかなという実感がありました。しかし、情報系の学部に通っているわけではないのでコンピュータサイエンスを体系的に勉強したことがなく、基礎知識に穴があるように感じていました。
エンジニアの資格としてはど定番の応用情報技術者試験を受けることで穴を埋めつつ、ついでに資格取得もできたら何かの役に立つかなと考えたからです。
当時のスペック
まず、私の当時の経験について掲載しておきます。
- 大学5年生(6年制学部)
- プログラムを始めたのは4年前(大学1年生)
- 外部のハッカソンに3回出場
- フロントエンドエンジニアとしてアルバイト1年半
- 情報とは全く関係ない学部に所属している
同じような境遇の方の参考になれば幸いです。
具体的な勉強法
ここからは具体的な勉強法について記載していきます。
参考書
使ったのは以下の1冊のみです。
- キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 (いわゆるキタミ本)
勉強の流れ
基本的には上記の参考書(キタミ本)を2週間程度かけて通読したあと、ひたすらに過去問道場で過去問を周回していました。
より詳細には以下です。
- いろんな方のブログや産駒試験の概要を掴む(1-2日)
午前試験と午後試験があること。午後は選択問題であることなど。大雑把に把握しました。ここについては多くの方が記事にしてくれているので割愛します。 - キタミ本を読む(2-3週間)
無理に覚えようとはせず、とにかく理解することを心がけて通読しました。あとで問題を解いた時に「この話題聞いたことあるな」となれる程度の記憶があれば十分だと考えていました。 - 過去問をひたすら周回する
過去問道場で、ひたすらに過去問を周回して、わからない部分については解説を読んだり、キタミ本に戻って復習してました。それでもわからなかったら検索 or 諦めてました。出題範囲は膨大なので、全て網羅することはできないと割り切って、深追いはしないようにしてました。
過去問の解き方として、分野ごと・午前を先に終わらせるなど色んな流派があるみたいですが、私は「開催年度ごと」に解いていました。(R1秋午前・午後 → R2春午前・午後 → R2秋午前・午後....)
こうすることで、「合格基準に届いているか」を常に把握することができるので、モチベーショーンにつながると考えていました。実際、早い段階で合格ラインの6割には届いていたので、それが少しは精神安定剤となり、結果としては正解だったかなと考えています。
最終的に7回分を解いており、同じ回を2回解くなどの復習は特にしませんでした。(そんな余裕がなかったです)
試験直前の過ごし方
特別なことはせず、過去問を進めていました。
というのも、私は割と対策を始めるのが遅く、10/13 が本番なのに対して、9/1 時点で参考書すら買ってなかったレベルなので、ギリギリまで演習数を増やす方が得策だと考えたからです。
試験当日
持ち物
-
受験票 受験日の2週間ほど前に郵送されてきます。忘れないようにしましょう(顔写真が必要なので注意!!!!!)
-
鉛筆と消しゴム・シャーペン 午前試験はマーク、午後試験は記述なので、鉛筆とシャーペン両方あった方が便利です
-
飲み物・昼ごはん 大事です
-
参考書 私は電子で買ったのでipadを持っていきました。お昼休みはかなり時間があったので、最後の詰め込みをしました
試験を受けてみて
良かったこと
盗み聞き勉強(造語)ができるようになったことです。
例えば、今回の試験でWAF(Web Application FireWall)や、CSIRTなど普段の開発ではあまり聞かない単語に慣れ親しむことができました。
周囲の会話を聞いていて、WAFなどの単語を知らないと「なんか知らない話してんな」で終わってしまいますが、知っていれば「あ、WAFの話してる。へえ、そうなんだ」と、周りのつよつよエンジニアたちの会話を少しだけ理解することができるようになり、それが思いもよらない学びに繋がったりします。
そうでもなかったこと
当初の目的である「網羅的に勉強する」という部分いついてはあまり達成できなかったように感じます。
というのも、確かに応用情報技術者試験自体は網羅的なのですが、そのため出題範囲が膨大で、結局は「要点だけを押さえる」という勉強法になってしまったからです。
私がもっと計画的に勉強していれば違ったのかもしれませんが、どうしても「合格のための勉強法」になってしまい、網羅的に勉強するという目標を達成することはできませんでした。
今後の目標
「盗み聞き学習」という新しい勉強法を発見したため、今後は「知らない単語を知っておく」ことにも重点を置きつつ自己研鑽を積んでいきたいと考えています。
また、ネットワークに興味があるので、いつかはネットワークスペシャリスト試験にも挑戦したいと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。