はじめに
こんにちは。WatanabeJin(@Sicut_study)です。
今回は以前Twitterでも話題にした「成長しないエンジニアほど本屋に行く」という理由について解説したいと思います。
成長が遅いエンジニアほど本屋に行く話
— Watanabe Jin (@Sicut_study) January 7, 2024
最近、エンジニアとして成長が遅い人たちに共通する特徴を発見しました。それは「技術書コーナーを好む」ということです。これに気づいたのは、自分自身がエンジニア1年目で、同じ行動をしていたからです。… pic.twitter.com/p35NaS6T4a
もしあなたが説明することに当てはまるところがあれば、それをきづけたのは大きな分岐点だと思います。ここから自分の学習方法などを見直してみてください。
成長が遅いエンジニアほど本屋に行く
私はプログラミングコーチングJISOUを運営していることもあり、エンジニアの考え方や成長する人/しない人の差について考えて生活しています。
そんなある日、本屋さんに入ったときにふと思いました。
「そういえば、最近本屋さんの技術書コーナーに行かなくなったな」
1年前くらいは、本屋さんに行ったらまず技術書コーナーへ行って新しい本が入荷していないか、気になる本はないかなどみるのが習慣でした
しかし今は技術書コーナーにすら行かないこともあります
その違いに気づいたときに「成長が遅いエンジニアほど技術書をみてしまう」という特徴について気づくことができました
なぜ成長できないエンジニアほど本屋にいくのか
成長が遅い理由と密接に関わっているのではないかと考えられます
成長が遅い人ほど新しいことを学びたいと思ってしまいインプットばかりの学習になってしまう傾向が高いです。
これは多くの方をカウンセリングしても同じように思えます。
2年前の私もインプット中毒になっており成長しないエンジニアでした。
初学者ほど「〜の資格もとらないと」「〜は流行っているらしいから勉強しないと」と色々なものに手を付けてしまい中途半端になってしまいます。
またUdemyやYoutubeなどの無料でわかりやすく、手を動かして学べるコンテンツがあふれているので次々にコンテンツ消化ができるようになっています。
TikTokなどのショート系コンテンツは少ない時間で情報が手に入れられるのでやみつきになるのと同様に、Udemyなどはやり方を間違えると危険であると以前警鐘を鳴らしています
この中毒状態に陥ると、常に何か自分が勉強すべきことはないか、興味のあるものはないかを見つけようとしてます。
これが技術書コーナーで新しい知識はないかを探してしまうという行動に現れていると気づきました
大切なことは広く学ぶのではなく、深く学ぶこと。それにはインプットではなくアウトプットが最適です。
なぜ成長する人は本屋に行かないのか
では、成長が早い人と遅い人の違いはどんなところにあるのでしょうか?
やることベースに必要な知識だけを学んでいることに違いが有ります
やることベースで必要なことを学ぶという方法をとるとアウトプットベースでの学習になります。必要になったことだけを学ぶため無駄なことを学ぶことはありません。
遅い人は知識を広く学んで、ものを作ろうとします。
それは不要な知識も多く学ぶことになってしまうため多くの時間を失います。
成長が遅い理由になります。
これは「本屋さんで技術書をみてしまう」ことにも大きくつながります。
技術書コーナーに行く頻度が高い人ほど、自分に新しい情報を提供してくれるような本がないかと探してしまいます。
次は何か新しい情報があるのではないかと思って、TikTokやTwitterがやめられない現象と似てます
知識と知恵の違いを理解する
ここまでで本屋さんに行く頻度が高いと「インプットが多い傾向が高い」というお話をしたので、最後にインプットとアウトプットの考え方について紹介します。
インプットとアウトプットを語るに大切なのが「知識と知恵」の違いを知ることです
あなたは車の免許を持っていますか?
あなたは車の免許を取得したときに学んだ「応急救護」を今目の前に人が倒れていたとしたら適切にできるでしょうか?
ほとんどの人がNoと答えるでしょう
医療関係、消防署関係などでなければ自信をもって適切にできないと考える人が多いはずです。
まさにこれが「知識」なのです
知識と知恵の違いを検索すると以下の説明がでてきます
『知識』は情報を知っていることを指すのに対し、『知恵』は知っているだけでなくそれを活かす能力だと言われています。
つまり身についているか身についていないかが違うわけです。
知識は「役に立ちそうなこと」を指します。
応急救護も将来的に役に立つから教わります。
しかし、「役に立ちそうなこと」は役に立つことがそもそもなく、必要なときには再度学ばないといけません。
では、消防署に務める人からみた「応急救護」はどうでしょうか?
おそらく現場でもかなり高い確率で使う必要があるため、誰もがしっかりと適切に行うことができます。知恵は「必要なこと」なことです。
これがインプットとアウトプットの大きな違いになります。
インプットは基本的に役に立ちそうことを学んでいるだけで、実践する理由がないため身につけることができません。
先程TikiTokのようにコンテンツ消費をしている人が多く、そういう人はエンジニアとして成長できないと話しましたが、理由はまさにここにあります。
UdemyやYoutubeのハンズオンは動画を見ながら手を動かすのでエラーに遭遇しづらいですし、モノが出来上がるので達成感がありアウトプットしている気にもなります。
しかし、これは「説明書通りに作っているだけ」の状態なのです。
説明書通りに作ればこんな立派なレゴだって作れるのです。
ではこの状態でレゴブロックの大会で優勝できるでしょうか?
予選すら通過できないはずです。成長できない人がやっていることはまさにこれです。
知識でなく知恵を得るように学習方法を変えることで、成長できないという悩みは解消できるのです
おわりに
なかなか成長できないと悩んでいるエンジニアはかなり多いなと思ったので、本屋の話から知識と知恵の話をしてみることにしました
ここまで読んで理解した方も多いと思いますが、実践できるかは別の話だと思っています。他者視点でみればわかることも、自分視点になったときには「自分は大丈夫」と思ってしまうものです。
いまいちど自分の学習方法を他者視点でみてみるとカイゼンする箇所が見えてくるかもしれません。
ここまで読んでいただけた方はいいねとストックよろしくお願いします。
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また明日の記事でお会いしましょう!
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