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はじめに

得意なことが見つからないのは世の中が悪いのです

あなたは「得意なことを教えてください」と質問されたらすぐに答えることができるでしょうか?

私が多くの人をコーチングしている中で、現代の若者は昔に比べて得意なことがないという割合が増えているように感じました。

自分が得意なことを知ることは、ものすごく大切なことです。
得意なことをみつければ、エンジニアの仕事はもちろんのこと、人生を豊かに行きることだって可能になります。

今回はそんな「得意」の定義を深堀しながら、良くない信念がもたらす悪影響についてお話していきます

なぜ得意が見つからないのか

得意がみつからなくなったのは、SNSが普及したことが大きな要因です

そもそも「得意」とはどのようなことなのでしょうか?
多くの人の定義はおそらく「周りと比べて自分のほうができること」を「得意」と定義しているはずです。

小学校のときはわかりやすいです。
走るのが得意、勉強が得意、人をまとめるのが得意

これは周りに比べて自分のほうができると感じたり、周りから「あなたはできる」と言われたことで自覚して得意になったはずです。

この「得意」は高校になると大きく変わることを実感できます

地元の学校では学年トップクラスで成績が良かったが、都内の私立高校に行った瞬間、クラスの中でも成績が低いグループに入り、気づいたら勉強をしなくなって留年してしまうところまで行ってしまった

これは得意だと思っていたことが、別の環境で別のグループの基準で測ることによって得意が得意でなくなってしまうよくあるケースです

他人にくらべて自分のほうが優れているから得意

この基準で得意を定義していしまうと、現代のSNSが普及している中では絶対に得意が生まれることはありません。

一般的な人であれば自分よりもその得意なことで優れている人は世界にはいるものです

これが現代において得意なことが見つからない大きな理由になっています

他人と比較することの恐ろしさ

他人と比較して1度自分は得意ではないと思ってしまうと、自分の可能性を制限してしまうことに繋がります

学校で、「自分は他の子より、理解するのが遅いな」と気づいた生徒の多くは、「自分は何かを覚えるのに、時間がちょっと多めに必要」とは考えずに、

「自分は勉強に向いていない」

と決め込んでしまうようになります。このような一般化は自分の将来性を大きく狭めてしまう危険性があるのです

このような一般化ができてしまうことで、まるで"神のお告げ"のように根拠が適切かどうか、疑問にすら感じなくなってしまいます

しかし、小学校では成績が悪かったが、ものすごい有名な大学に進学した人も世の中には数多くいます。

もし「自分にはできない」と思い込んでしまったら、大学を目指すという思いつきすらなくなってしまうのです。

得意なことの定義を変える

得意なこととは何なのでしょうか?

定義は色々あるかと思いますが、私が1番しっくり来ている定義があるので紹介します。

  1. やっていて楽しいと感じること
  2. 周りから感謝されること

この2つを満たすことが「得意なこと」になると考えています

私の場合得意なことに「話すこと」があります。
もちろんSNSには私よりももっと上手い人は溢れています。

しかし、話すことは私にとって楽しいことであり、プレゼンテーションをすることで多くの人から話が楽しかったと感謝されます。

これは私の定義の中では「得意なこと」に当てはまるのです

この定義であれば、他人と比較する必要はありません
他人との比較によって生まれる将来の可能性を狭める一般化から開放されるのです

得意をみつけると人生が変わる

得意なことをみつけると人生は大きく変わります。

この定義からすると得意なことは、「楽しいこと」「感謝されること」になるので、夢中でその得意なことをやれるようになります。

すると多くの人から感謝されるようになります。
これは結果的に自分の仕事や生活に大きな影響を与えていきます。

仕事は人のために動いて、感謝の対価としてお金をもらうものなので影響がでるのは当然のことです

特にエンジニアの世界は扱う技術が広いので周りと比べて得意になるのは難しいです

自分が楽しいと思えることを基準に得意を選んでこなしていけば、気づいたら大きな成果につながり、キャリアアップにもつながるはずです

いまやっている仕事が楽しくないと感じるのであれば、ぜひプライベートの時間で自分が興味のある、楽しいと思えるような勉強を進めてほしいです

気づいたら楽しくなって夢中でアプリを作って、それが結果的に転職につながって、その技術をもっとできるところで更にキャリアアップができるはずです

とりあえず転職して実務経験をつもう

これは私が嫌いな言葉です。

自分が理想としているキャリアアップに近づけないような仕事であったり、そもそもプログラミングをさせてもらえない仕事をしていることは、まったく人生に行きていきません

つまらない仕事を本気出して仮に成果をあげたとしても、その次に待っているのはより責任のあるつまらない仕事なのです

他人と比較せずに自分の楽しいいことで得意をみつけて、その得意を思う存分楽しむ

これができるだけで人生はいまよりももっとうまくなりますし、エンジニアのキャリアアップもできるはずです

エンジニアの得意は技術だけではない

私は実はプログラミングに関することで得意なことは「React」くらいしかありません
Reactは自分の頭のアイデアを簡単にカタチにできてとてもやっていて楽しいと思いますが、他の技術には熱中するほどの楽しさは見いだせていません

しかし、5年ほど働いて自分には技術以外の得意があることがみえてきました
コミュニケーションやアイデア作り、人に教えること、コーチンうなどはエンジニアという仕事の中でやることがあり、楽しいと思えて感謝されることです

つまりエンジニアだから技術を得意にしないといけないわけでなく、別のところでも得意を作ってもよいのです

得意なことが見つかったら、その得意ができる働き方をみつけるだけです
私はプログラミングコーチングJISOUを運営していますが、これは得意なことを仕事にするために立ち上げたものです。

得意なことであれば、どんどん仕事に打ち込めてやりがいを感じて気づいたら成長しているという良いサイクルを回すことができます

ぜひともエンジニアになったけど、周りと比べて全然できなくて自信がわかないという人は、自分がやっていて楽しいと思える技術を見つけてみてください

それが見つからない場合は、仕事をしていてプログラミングをしている以外で自分が楽しいと思える仕事をみつけてみてください

もし見つからない場合は、その職場があっていないかも知れないですし、エンジニア自体があっていないかもしれません。早く気づけば気づくほどよいはずです

おわりに

今回は私がコーチングをする中で時々話すことをまとめてみました
多くの人が得意なことを失っていく中で、自己肯定感が落ちて良くないループに入っているように思います

考え方を変えるだけで、仕事も楽しく感じて気づいたらエンジニアとしてのキャリアアップもできるようになるのでぜひとも得意なことを探してみてください

ここまで読んでいただけた方はいいねとストックよろしくお願いします。
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また明日の記事でお会いしましょう!

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