はじめに
多くの人が言語化ができないことに悩みを抱えている
あなたは「言語化」が得意でしょうか?
言語化に関する本はここ数年で爆発的に増えており、本を購入する人もとても増えています。
なぜ言語化という昔からあるようなスキルがいま見直されているのでしょうか?
私はQiitaに記事を500本以上投稿している経験から、言語化に大きな自信があります。私が感じるような言語化の魅力を踏まえながら
言語化のスキルを身につけていくことが大切である理由
を紹介していきます。言語化能力を上げるのはなかなか難しく、本を読んでも身につけることは不可能です。
しかし、エンジニアであるあなたであれば言語化を身につけることは可能です。
なぜ言語化が注目されるのか?
言語化能力とは、頭に浮かんだことだけではなく、頭の中のもやもやを言葉にする力のこと
言語化能力が高ければ、考えをしっかりともち、発言・表現することができます。
言語化能力が低ければ、自分でも何が気になっているかわからない、何をどう言ったらいいかわからない、ということになります。仕事やプライベートでの課題もうまく表現できず、当然、解決も進まないことになります。
現代はSNSが発展して多くの情報に1日に触れる時代になりました。
現代の1日の情報量は江戸時代の1年分とすら言われます。
そんな中でネットに広がる情報は多くのキラキラした人生にうまくいっている人も多いです。
そんな極少数の成功者ばかりを目にすることは、自分の存在意義を考えてしまい自己肯定感の低下につながっています。
Youtubeでは自己理解コンテンツが再生数を伸ばし
多くの人が自分は「何をしたいのか」「どんな人生を送りたいのか」という言語化をすることで、自分の人生を見直しています。
これ以外にも、AIと人間とのインターフェースとして言語化(プロンプト)の価値も高まっているなど、現代ならではの理由が言語化の需要を高めています。
エンジニアの言語化
エンジニアの視点からみても「言語化能力」が今後生き残れるか、キャリアをあげていけるかの大きな観点になると考えられます。
AIの登場でスキルの価値はなかなか伸びづらくなってきました。多くの人がAIを活用することで高度なスキルを持つようになり、AIが室の高いコードを生成するようにもなりました。
そんな時代で価値になってくるのが「言語化」です
GitHub CopilotやChatGPTを活用することで、以前に比べて開発効率は数倍圧縮されるようになりました。
今後この圧縮率も更に高くなってきます。
すると、エンジニアとビジネスサイド、エンジニアとマネージャーなどのコミュニケーションも数倍に圧縮する必要があります。
エンジニアが開発を圧縮した分のコミュニケーションを同じ時間で行わないといけないのです
これがエンジニアにとって言語化が大切な理由です。
今後は単にスキルが高いことよりも、しっかりとビジネスサイドなどとコミュニケーションを取りながら開発を進められるような人が評価されるようになります。
また、ChatGPTなどの「プロンプト」を作るスキルもどんどん需要が高まり、それも少なからず言語化能力を身につけることが大切です。
そもそもエンジニアには必要なスキルだった
いま「言語化」が見直されていますが、エンジニアにとって言語化は必要な技術というのは前から変わっていません。
言語化ができれば、複雑な概念やプロジェクトをメンバーやビジネスサイドに適切に伝えることが可能です。
またわからないことを調べたり、人に聞いたりするときにも言語化能力が優れていればスムーズに行うことが可能です。
言語化の重要性は昔と変わりませんが、価値が昔よりも上がってきているわけです。
言語化能力を向上させる
言語化能力の向上については書籍などいろいろでていますが、実際にアウトプットを通して訓練するしか身につける方法はありません
書籍で情報だけをインプットしても身につくことはないです。
どのように言語化能力を訓練する機会を作ればよいのでしょう
エンジニアであれば、Qiitaに記事を書くことをおすすめします。
この記事ではあなたの「体験」「経験」「考え」などを書くようにします。いままさに読んでいるこの記事も私の言語化の訓練になっています。
経験や考えを書くのはなかなか難しく時間がかかることです。
言葉になっていないものを、表現するのに適切な言葉へ変えたり、人に伝わるように文章を書く必要があるからです。
記事を書くとわかりますが、数時間以上かかり「こんな大変なこと2度としたくない」と思うはずです。
アウトプットができない人の多くがこの理由なのでよくわかります。
この不快感こそが言語化能力が向上している証なのです
私は3年ほどでQiitaに500本以上の記事を投稿してきました。最初は記事を書くのに3時間かけることもありました。
しかし、今では言語化ができるようになり、この記事も1時間ほど出かけるようになりました。
言語化能力を測る指標は「記事を書き終わる時間」です。
まずはここを指標にアウトプットを兼ねながら記事を週1回かくことを習慣にすると言語化能力を向上させることができます。
いま訓練すべき理由
もしこの記事を読んで、言語化能力を向上させようと思ったのならいまから訓練をすべきです
もし今後AIが発展して言語化スキルを伸ばさないといけなくなった時、言語化は一朝一夕で向上させることはできません
つまり、長い間期間をかけてトレーニングを積まないと身につけることができないのです。
裏を返すとできる人が少ないので、言語化能力が高い人は重宝されることになりキャリアアップもしやすくなってきます。
以前、「エンジニアの複利」について記事を書きました
これもまさに複利だと思っています。
やればやるほど価値がでてきて、周りは投資をしていないのでよりエンジニアとして貴重な存在になれます。
ぜひともいまから言語化能力を高めるための投資をして、AI時代に求められるようなエンジニアを目指しましょう
おわりに
今回は世の中で言語化というのが注目される中でエンジニアとしても言語化能力が大切になっているという話をしました。
言語化を訓練するのはとても地道で時間がかかることですが、絶対に価値になるので取り組んでいただけたらと思います。
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また明日の記事でお会いしましょう!
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