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初ハッカソンの結果発表で気づいた資格がなかった話

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はじめに

こんにちは、@Sicut_study (Watanabe Jin)です。

2月10日、11日で初めてのハッカソンに出場しました。
そして、結果発表で気づきました。

どんなに頑張っても本戦出場はできなかったということに...

今回は初めてのハッカソンでの気づきや学びをシェアしていきたいと思います。そして、ハッカソンについて自分の考えたことについてとにかく書き殴ります。

賛否両論があるかもしれませんが、最後まで読んで意見をいただければと思います

ハッカソンについて

今回私と同僚1名の計2名で参加したハッカソンはこちらでした

予選のテーマは「つながり」でした。
そして私たちは以下のサービスをハッカソン中にリリースできました。
まずはサービスについて記事を読んでいただいてから続きを読んでほしいです。

ハッカソンでの戦い方

私の周りにたまたまハッカソンで優勝を何十回もしている方がいたので、その方にハッカソンでの戦い方を事前に教わっていました。

  • アイデアがすべて。ここをミスすると絶対に勝てない。
  • プレゼンテーションの練習をして、ユーモアを混ぜろ

実際ハッカソンでは技術力よりも、アイデアが大切ということで着手前にしっかりとアイデアを練り上げてやる戦略をとることにしました。(当日までテーマはわかりませんでした)

そしてプレゼンテーションに関しては、おそらく日本一LTに登壇している(1,2月で登壇10回以上、スピーカーの仕事経験、大会優勝経験多数)私にとってはここは超自信のある箇所でおそらく負けることはないだろうと考えていました。

しかし、絶対に1位で予選突破したと思っていたが、予選落ちという結末になります

アイデア出し

予選のテーマが「つながり」と発表されて1日目が始まりました。
そして「つながり」と聞いてすぐさまアメリカで最新のマーケティング手法である「インフルエンサーディナー」をシステム化しようと決めました。
日本では知っている人がほとんどいないこのマーケティングは「タイムマシン経営」という部分でも大きく期待できますし、世の中に与えるインパクトが絶大というのがアメリカの市場からわかっていました。

これは日本でも確実に行われて、日本を変えるインパクトにつながると思っています。

「つながり」という意味では、インフルエンサー同士のつながりを深いものにするので、十分テーマにあっており、審査基準である

  • 技術力
  • 課題設定
  • 課題解決

を満たしていると考えました。

まずは、「エレベーターピッチ」と「マネタイズ」をしっかりと練り上げます。これはプレゼンをより説得力のあるものにする、サービスでしっかりと世界を変えられるようにするために必要でした。

IMG_8732.jpg

ここまでやった上でシステム開発を行いました。

システム開発

利用した技術はNext.jsとsupabaseがメインです。
これらを選択しているのは、最速で価値を提供することが大切であり、インフルエンサーが主な利用者になることからアクセス数の増加が見込まれないということでした

開発は超順調に行われて、10時間ほどで終了しました

プレゼン練習

2日目は私が「プレゼンテーション練習」、相方がUIの調整という立ち回りをしました
プレゼンテーションは絶対に練習が必要です。3分間という短い時間でしっかりとサービスが価値あることを伝えるようかなりの練習を行いました。

成果報告

成果報告になり、ここまで作成した成果物や仕様書、アーキテクチャ図、DB設計などをかなりこまかくドキュメントにまとめて提出しました

またプレゼンテーションは練習のおかげでかなりうまくできたと思っています

結果発表

超自信がありましたが、予選落ちをしました
ここからはなぜ予選落ちしたのかを分析しながら、自分なりの意見を書いていきます。

何故予選落ちだったのか

そもそもどんなに頑張っても戦い方が間違っていたので予選落ちは確定でした

「ハッカソン」と「ビジネスコンテスト」は全く違うというのが大きな理由です。
私は起業などもしていたり、スタートアップのサービスを開発していることもあることからサービスを作るときにサービスが世の中にどこまで価値を提供できるかを重視してしまいます。

そして多くの発表をきくときも「サービスとしての価値や現実的か」という視点でみてしまっていました。

なので、絶対1位通過できると自信を持ってしまっていました

そもそもここの考え方が違っていたので絶対に予選落ちが決まっていたわけです

「ハッカソン」はエンジニアリングを楽しむイベントです。
今回のイベントではマネタイズや世の中に与えるインパクトは評価の対象外でした。
使いたい技術を利用して自由に作りたいサービスを作るほうが評価されるのかなと思いました。

成果発表での疑問

では、そんなハッカソンということが腑に落ちたところで疑問が浮かびました。
プレゼンテーションで「使った技術」や「デモ」を見せないと評価されないということ、そしてプレゼンテーションで目を引かれなかったチームはおそらくドキュメント等を提出してもみられていないことを感じました

今回のハッカソンは時間が押していて、成果発表後すぐに結果発表が行われました
おそらく、全員の提出したドキュメントは見ていないと思いました(ここは審査自体の内容は公開されていないので憶測です)

私たちはプレゼンテーションでは、技術の話をする必要はないと考えていました。
それは、ドキュメントに技術の話は事細かく書いてあり、それを読むことで理解することが可能だからです。(審査員はITに詳しい)

それよりもプレゼンテーションでは「なぜそのサービスが問題を解決できるのか」にフォーカスしたほうが良いと思っていました。(3分しかないので)

けれど、この感じからして私たちが魂込めて作ったサービスの技術評価はおそらくされていないのでは?と感じてしまいました(評価していたらごめんなさい)

そしてプレゼンの中で紹介している機能や技術についても、1つずつ確認することも流石にないと思います。なので実際には使ってない技術を書くこともできるし、今後使う予定の技術を書いておくことも可能です。ここは誰もそんな不正はしないという前提で評価しているとは思いますが、実際は誰にもわかりません。(間に合わずバックエンドを一部モックにしていても1つAPIに技術利用していたらかけもします)

本当の「つながり」を実現できるのか?

テーマが「つながり」ということでしたが、このハッカソンから生まれたサービスが世の中に本当に「つながり」を生み出すものがあるのかと思うと、この場限りの開発になってしまうものがほとんどなのではないかと後から思いました。

ビジネス目線での評価をいれないとこの部分が弱くなるなと感じました。
やはりせっかくやるなら世の中にインパクトを与えるのも大切で、実現可能なプランというのも評価対象にしてはいいのでは?と思いました

ここは、ハッカソンごとにレギュレーションが違うと思うので同じような考えの人は、ビジネスよりのハッカソンに参加するほうが良いと思います!

どう戦えばよいのか

今回の場合は、アイデアの実現可否は度返しで作りたいものを好きな技術でやるのが正しかったなと後から思いました。

2日間技術をとにかく楽しむ
これが本来求められているものでしたが、完全に違うことをしていたことに振り返って気づきました

レギュレーションはとても大切なので、「ビジネス寄りか否か」「審査員はビジネス寄りかエンジニア寄りか」を事前に把握して戦略を立てるのが予選突破には大切です。

ものすごく悔しい

絶対予選は突破できていたと思っていたし、このサービスは世界を変えるインパクトがあると思っていただけに「予選落ち」はチームで唖然してしまいました

とにかく悔しい

しかし、大きの学びや気づきがあったのは予選落ちを経験できたからだとも思います。

そしてその悔しさは私のSNSにもにじみ出ていました

そして女神が降臨する

そんな悔しさをツイートしていると審査員である「ちょまどさん」からリプライが来ました

女神かと思いました
予選落ちはしたものの思いは通じていましたし、こだわったシンプルなUIや練習しまくったプレゼンテーションは評価されていました

私たちは戦い方を間違えていただけなのを再認識しました

今後について

私はビジネス寄りの人間です。
なので、今回ハッカソンとビジネスコンテストの違いを知っても、「ビジネスとしての視点」で開発をしてしまうと思います。

ですが、2日間同僚と1つのことに力を使ったり、多くの学びを得たりとハッカソンに参加して良かったと思えたことがとにかく多かったので今後も懲りずに参加したいなと思いました。

こんな素晴らしい機会をくれたQiitaには大きな感謝です。
そして私たちが作った「インフルエンサーズハウス」はこのハッカソンから本当に世界を変えていこうと考えています。おそらく本戦出場の方々はまた違うテーマで頑張ると思うので、予選で実際にサービスを継続するのは私たちがだけだと思います。

「Qiitaハッカソンから世界を変える」このプレゼンテーションの最後のメッセージを実際にカタチにするために私たちはこれからも開発を続けます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
@Sicut_study@maaaashi をフォローいただけるととてもうれしく思います。いいねとストックもよろしくお願いします。

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Webエンジニア転身して1年間本気で勉強
転職ドラフトで高額オファーを複数獲得
そこでの経験からアウトプットやマインドセットの発信に強みがある
エンジニアをやりながら、起業に挑戦中
アイデア作りやパブリックスピーキングを得意としてる

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参考

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