はじめに
本記事はモブプロ開発を行っているチームでやっている取り組み Advent Calendar 2022の22日目の記事です
今回は「技術メモ」の取り組みについて紹介します。
技術メモをとることで徐々に会社やチームの資産を作り上げたり、無駄な時間を使わないために必要な取り組みだと思っています。
日々丁寧にやっていくのは大変ではありますが、将来的には役に立つ良い取り組みだと思っています
前回
Chapter#21 それ調べるの何回目?
アール「TypeScriptでMap書く時ってどうやって書くのか毎回忘れるんですよね」
ベープ「私は大体覚えましたよ、JSXの時と関数で書くときは若干違うのでそこにも慣れました」
じん「また今回も調べてる感じですかね。慣れればそのうち覚えますよ」
ミュート「覚えるほどたくさん使わないんだよなぁ」
じん「今回のMapくらいなら検索すれば一瞬でやり方がヒットするので時間はかかりますが、例えばRailsのDeviseなど普段よく使うけど最初しか使わなくて毎度調べて時間かけているライブラリなどあれば、技術メモとして残しておくとよいですよ」
アール「技術メモってなんですか??」
じん「技術メモというのは、どこのサイトをみたらできるようになったか、どうすればできるようになったかなどの知見をまとめておくものです。同じことを時間がたってからやるときにまた調べなおしでは時間がかかるのでやっています」
ミュート「そんなことやってたんだね」
じん「この取り組みはチームや組織でやるとさらに効果を出すと思うので、私たちのチームでも技術メモやっていきましょうか」
技術メモとは
技術メモとは、ある技術を導入・使用する際に時間がかかった場合に、参考になるサイトややり方などを知見としてまとめておいたメモとなります
このメモを用意することで、時間がたった後に同じ技術を使う際に読み返すことで大きな時間ロスを防ぐことができます
この技術メモを組織やチームで管理することで新しいことだけど、組織としては実績がある技術などもメモを見て効率的に導入することが可能です。
新人教育などでも、このメモをつくらせることで簡単なアウトプットの練習になると思います。
この取り組みを始めるきっかけになったのはたまたまみたこのツイートでした
そこから「個人メモ」を「技術メモ」ととらえて新しいことをする際には自分用のメモを作っています
技術メモで個人で利用してるのは「Notion」です
しかし、組織で利用するとなると私の会社では「Notion」が利用できず、全員が同じところにナレッジをまとめる方法がありませんでした
そこで利用していたのが「HackMD」でした
これを利用することで全員が同じマークダウンを編集できます
しかし、検索するとなると使いづらく、ひたすら技術メモが箇条書きに書かれるだけで利用されないという問題が発生
(こんな感じでただ書いてあるだけでみることはほとんどない)
そこでベープさんに協力してもらい「技術メモアプリ」をReactで作成していただきました
このアプリを利用すればしっかりとタグがつけられるのであとから検索できるようになり、より利用しやすくなりました
「技術メモ」を運用するのに、しっかりと参考になったサイトのリンクは抑えておく、業務の最後の10分くらいを技術メモをまとめる時間として使う
この2点を徹底することでさらに技術メモがしっかりとかけるようになりました
新技術を試す際には、ぜひやってほしい取り組みです
また技術メモアプリはフロントエンドのちょうど良い難易度かと思いますので、初心者の方に1か月程度で実装してもらうのも勉強になるかと思います
次回
おわりに
今回は短くはなりますが、技術メモについての取り組みでした
次回は技術メモにつづいて、成長メモの取り組みにつてい紹介します。
どちらもメモにはなりますが、私自身は良い取り組みだと思っていますので一人でもやってみようかなと思う人がいればうれしいです