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UzabaseAdvent Calendar 2023

Day 25

ふりかえり手法「焼き肉レトロスペクティブ」が面白すぎた

Last updated at Posted at 2023-12-24

YAKINIKU RETRO.png

はじめに

本記事はUzabase Advent Calendar 2023の25日目の記事です

こんにちは!!@Sicut_studyです!

ユーザベース株式会社ではアジャイルを徹底しており、イテレーションの終わりにふりかえりをしています。

ファシリテーターを外部のチームから呼び、どんなふりかえりをするかはファシリテーターが用意してきます

私はファシリテーターをするのが好きで日々ふりかえりの手法などを模索しており、オリジナルのふりかえりを作るほどふりかえりが好きです

しかし、最近はふりかえり手法がマンネリ化して新しいふりかえりというのができていませんでした

そんな中で「焼肉レトロスペクティブ」という手法を試してとても楽しくできたので紹介していきます

焼き肉レトロスペクティブとは

元ネタはこちらの記事になります

やり方

まずは以下のようなイラストを用意します

                                       
image.png

そしてこのイテレーションで行ったできごとを付箋に書いていきます

  • 良かったこと (赤付箋)
  • のびしろ (青付箋)
  • できごと、その他 (灰色)

ただしこのふりかえりには鉄の掟があります

付箋を書くときは焼肉に例えて書かなければなりません

例えば「タスクを取りすぎてしまった」は「焼肉を注文しすぎてしまった」となります

この流れで情報収集をしてから来週のアクションを考えて

ごちそうさまでした

と全員で合掌してからふりかえりは終了となります

ふりかえりの狙い

こちらは元記事を引用させていただきます

焼肉レトロスペクティブは、出来事や反省を焼肉に喩えて書かなければいけないという縛りがあることで、それらの出来事や反省を面白く伝える効果があります。
例えば、「今回はタスクを積みすぎたために大変だった」たいう付箋の書き方だと、何が起きたのか・それによってどう感じたのかは明確ですが、その当事者は反省しなくてはという責任を感じさせる恐れがあります。
それを焼肉レトロスペクティブでは「肉を注文しすぎてしまった」といったように書くことができますが、このような書き方にすることで周囲の人は「それってどういうことを表しているの?」となります。そうすると、書いた本人は反省以前に周囲に内容を伝える必要があります。つまり、反省よりも楽しく伝えることにより価値を置いているわけです。

私がこのふりかえりをやるときに、振り返り前に

今週はふりかえりで話したいテーマがすでに決まっているか

を聞いていました。もし、今週何か大きな出来事があってそれを振り返りたいと思った場合には別のフレームワークが適切だと思ったからです。
話を聞いていると「今週はうまくいっていた」と聞けたので、楽しさに価値をおいた焼肉レトロスペクティブでふりかえりをしてみることにしました

実際にやってみた

以下が実際にふりかえりをしたときのボードになります (一部付箋は削除しています)

image.png

右の黄色い付箋には付箋を出しやすくするためのヒントがかかれています
まずは10分間の情報出しをしました

そこから「内容がわからない付箋」があれば書いた人に聞くフェーズをします
ここがとにかく盛り上がります

「この例えがわからないw」
「この例えは上手」
「こことここは同じことを言っているね」

など普段このフェーズでは起きないような議論が生まれていました
そこからはいつもの流れと同じで

1つ深堀刷るテーマを決めてアクションだしまで行いました

image.png

最後にアクションが決まったらSMARTチェックをして、

ごちそうさまでした

と言って、ふりかえりが終了しました

ふりかえりをやってみて

最後にふりかえりのふりかえりを行いました
焼肉レトロスペクティブではふりかえりのふりかえりを2次会と呼んでいます

image.png

よかったところ

  • とにかく楽しかった
  • 焼き肉に例えたのを話あうことで情報収集でコミュニケーションがとれた
  • その流れで雰囲気が良くなりふりかえりがうまくいった
  • 毎週はきついけどたまにの息抜きによい

もうすこし

  • 焼肉に例えるところに脳のリソースを使うのでいつもよりは付箋がだせなかった
  • アイスブレイクなしでいきなり焼肉やってもよさそう
  • 例えが人それぞれ変わってしまう(カルビやハラミが同じことを指していた)
  • 抽象度が高くなるとすべての付箋について認識合わせの時間が必要になる
  • 付箋の認知不可が高くなる
  • たとえの中に事実がはいっているとみわけがつかない

毎週やるのは難しそうだけど、うまくいったイテレーションの週などにたまにやるのは良いなという結論になりました🎉

こうすればもっとうまくいきそう

例える名詞だけは揃えておいたほうが良いなと思いました

カルビやハラミなどをふりかえり中にメンバーで定義しながら付箋を書く流れにしたいです

おわりに

私自信いつ「焼肉レトロスペクティブ」をやろうかと思っていましたが、良いタイミングがあってチームの協力のもとふりかえりができてよかったです

また参加者の満足度も高かったようで最後楽しいと言ってもらえました!
ふりかえりの前に軽いアイスブレイクで、ハピネスレーダーなどをやってから、うまくいっていそうな週であればやってみても良いのかなと思いました!

このフレームワークは具体的にどんな付箋を出すかが決まっていないので、good&newFun/Done/Leanなどうまく組み合わせると良いと思いました

ちなみにその日の夜に「焼肉を食べたいな〜」という気分になっていたところ

                                       
image.png

こんなメールが届きました。よくわかったな!!!!!!

参考

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