あなたの読書の目的はなんですか?
その瞬間だけ満足する読書になってませんか?
こんにちは、Watanabe Jin(@Sicut_study)です。
みなさんは読書していますか?
現代はスマホの普及に伴って周りにはたくさんの情報があります。
それらの情報をすべてキャッチアップするのは時間的に難しくなり、情報を得るのにタイパを意識する人が増えました。Youtubeを倍速で見る人が現れた時には驚きましたが、今では割と普通となりました。
そんな情報量が多い現代で「本を読む」ことは難易度が高いものとなっています。1冊本を読むのに数時間かかったとして、明らかに情報取得の効率が悪いです。
今年 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 という本がベストセラーになりました。
本を読みたいという気持ちはあるけど、なかなか読めない人が多いというのが予実に現れたのがベストセラーになった理由だと思えます。
エンジニアにとって「本を読む」ということは切っても切れないものです。
技術書だからこそ詳しく学べるということも無数にあります。つまり、エンジニアであれば『本を読む技術』というのも必要なスキルになってくるのです。
今回はエンジニアに是非試してもらいたい『読んだ本が今後の人生の糧となる方法』を解説していきます。
私も昔は本を読むこと自体が苦手でした。
小学校のときは表紙がかっこいいという理由で「デルトラクエスト」を借りてました。
いまだにどんなストーリーなのかは知らないです。
国語がずっと苦手で高校受験で特に足を引っ張りました。
そんな私でも本を読む工夫1つで毎月10冊以上の本を読む生活を続けられています。
「忙しくて、本を読む時間なんてない」
ここまで読んで、そう思った人もいるかもしれません。
もちろん私にも時間がないです。
仕事はフルタイムで週3日出社して働いていますし、週に2本5,000-10,000文字程度のQiitaの記事をずっと投稿し続けています。
今年からはプログラミングコーチングJISOUというプログラミング特化のコーチングサービスも始めました。
そんな私でも毎月10冊本を読めています。
周りの人に話を聞くと1冊すら読めていないという人も多いです。
1冊も読めない人と10冊読む人ではどんな考え方に差があるのだろう?
そう思ったところからこの記事は生まれました。
私が実際に読書の習慣がまったくないところから、月10冊本を読むまでに行ってきたことを紹介していきます。
読書の目的をしっかりと考えることで、読書は生活に必要な習慣になるはずです。ぜひとっもこの記事を読んで生活に本を読む時間を取り入れていただければと思います。
なぜ読書ができないのか?
なぜ私達は本を読むということができなくなったのでしょう?
「昔は本を読んでいたけど、今はからっきし読まなくなってしまった」
そんな人も多いのではないでしょうか?
読書ができない根本的な原因をしっかりと突き止めないと、読書を継続することは難しいです。
そもそもなぜ私達の心の中では読書ができるなら、できるようになりたい
そう本能的に感じるのでしょうか?
おそらくこの記事を読んでいるあなたなら同じことを思っているはずです。
それは読書で得られるメリットを幼少期からの義務教育を通して理解しているからです。
- 知識や教養が身につく
- 語彙力が豊かになる
- 文章力が向上する
- 想像力がアップする
- コミュニケーション能力が身につく
- 悩みの解決のヒントになる
- 情報取得ができる
- いろいろな価値観に触れられる
これらのメリットは誰にインタビューしても思いつくのではないでしょうか?
本を読むことのメリットは誰もが理解しています。なのに多くの人が本を読まないという意に反した行動が現実では起きているのです。
私も元々はメリットを理解してはいるものの読書をしていない側の人間でした。
何度も本を読もうと試みましたが、1冊読んで燃え尽きてしまうということを繰り返します。
本を読む習慣がない人が読書を生活に取り入れるには最も大切な考え方がありました。
読書をしたあとに得た知識がしっかりと人生に生きていると実感できるかが、読書を継続する上で最も大切だったのです。
読書に慣れていない人であれば、300ページの本を読むのにも5時間以上かかることもあるかと思います。仮に5時間かけて本を読み終えても、数日後には全然記憶に残っていません。
こうなると先程あげたメリットを1つも享受できていないことになります。そうなると、時間を割いて本を読もうとは思わないです。それなら「手軽」「楽」「タイパ◎」なShort動画で情報を得ようとしてしまうのも納得です。
確かにShort動画でもたくさんの知らない情報は得られます。
しかし、読書にはShort動画とは比べ物にならない「情報の質」が存在します。
本には「作者の考え」や「結論に至るまでの流れ」「理解を深いものにする実例」などが書かれていることが多いです。つまり情報を深く自分の中に落とし込むことが可能です。それが結果的に人生に大きな影響を与えることに繋がります。
TikTokを見ていて、人生に影響を与える動画があるとしたら、しょうもないライフハックくらいでしょう。
あなたはどちらの情報がほしいですか?
・人生に役立つかもわからない質の悪い大量の情報
・量は少ないけど人生を大きく変えてくれる良質な情報
まさに、「質」か「量」どちらを選ぶかということなのです。
私は量より質を選ぶことにしました。
だから私は電車の中で99.9%の人がスマホを触る中で、本を読んでいます。
読書において質をどれだけあげられるか。読んだことが人生に活きていると実感できるかはものすごく重要です。本が読めない人はメリットを正しく享受できていないだけなのです。
ここからは私がこれまで読書を有意義なものにするために行った試行錯誤の中から、特に大切な考え方を紹介していきます。これらを理解することで読書によるメリットをしっかりと実感できるようになります。
読書の大原則
私が本を読む上でもっとも大切にしている根幹となる考え方があります。
本は読むものはなく使うものである。
読書を読むものとして扱ってしまうと、せっかく時間をかけて読み終えたのに数日後にはどんな内容だったのかを覚えていないということが起きてしまいます。
「使うもの」として扱うとはどういうことでなのでしょう?
それは本をなるべくインプットでなく、アウトプットを前提で行っていくことにあります。
私はQiitaにてたくさん勉強はアウトプットが大切と言ってきました。
先程述べたとおり、「1冊本を読み終えた時に、学んだことが人生に影響を与えるような状況にする」ということが読書のメリットを享受するために大切なのです。
つまり、インプットベースで本を読んでいては、読書のメリットを受けることはできません。
ここからは読書をどのようにアウトプットするのかを紹介していきます。
本を読んだらすぐにアウトプットをする
読書をしたら必ずアウトプットするようにしたところ、その本の内容を1年経っても思い出せるくらいに自分の血肉になりました。
本を読んで得た学びがずっと残っていることで、そこから新しい気付きにつながるというのは日常でもよく起きています。つまり本で学んだことが、人生に渡ってずっと大きく影響している状態を作れるのです。
アウトプットにはいくつかのやり方があります。
- 本の内容を読み終えたあとに要約する
- 自分の意見を本を読みながら、まとめていく
- 本の内容を他者に紹介する
- 輪読会を行う
- 読書ノートをつける
- 読みながらメモを書く
私がやっていて特に本の内容を身につける効果が高いと感じたのが、読んだ内容を自分の意見を添えて記事にするという方法です。
そもそも記事を書くということは、ある程度の言語化や要約、情報の取捨選択する必要があります。記事を書くことを目的に読書をすると、この内容は記事にかけそうか?という視点で読めるので内容をしっかり理解することができるようになります。
また記事を書くときは内容をそのまま書くわけにはいきません。
内容に対して自分の考えを添える必要が出てきます。
記事を書くことは時間がかかり少し大変ではありますが、その大変さの中に本の内容について自分で考えるという過程が生ます。この過程が本で学んだことを身につけるために必要なのです。
技術書であれば学んだことを生かして個人開発で小さなアプリを作るようにしています。
読書もUdemyなどのハンズオン教材にも共通して言えますが、せっかく数十時間かけて学んだのであれば、しっかりと将来の自分に活きるようにしないとタイパがものすごく悪いです。
そう考えると本を読んだ後に「記事を書く」「個人開発をする」ことは、アウトプットに多くの時間がかかったとしても、将来的に見たらかなりタイパよいのです。
アウトプットをしやすくする読書術
これはほとんどやっている人を知らない私ならではの読書術です。
[付箋の写真]
私は付箋しおりを活用して読書をします。
本を読んでいる中で「新しい気付き」「自分が思っていたことを言語化してくれた瞬間」「記事に書いておきたいこと」「わかりやすい例え話」などアウトプットにつながりそうな文章に出会えたら必ず付箋をつけます。
付箋をつけることで後から自分が学びを得た箇所だけを何度も読み返すことができます。
本を読んでからアウトプットするまでに時間がかかると、書きたい内容は覚えているけどどこに書かれていたかを思い出せないことがあります。
結果的にナナメ読みで本を復習することになり時間を失います。
付箋をつけることで読み返す必要がなくなります。
また、将来的に本を読み返そうと思ったときにも付箋の箇所だけを読めば良くなるのです。
付箋しおりはそこまで高いものではないのでぜひ購入してみてください!
技術書は脳内目次を作る
散々アウトプットが大事と言っている私ですが、たまにインプットの日を作ることがあります。私がインプットをする理由は1つです。
手札を増やすためです。
手札とは自分が取れる手段のことです。
仮にReactをやっていて便利なライブラリがあることも知らずに、フル実装してしまっては時間のロスに繋がります。また簡単なハンズオンを通して「やれる」ということがわかるだけでも選択肢の1つになります。例えば私の場合Stripeのハンズオンをやったことで、将来自分のサービスに決済機能をもたせることができるようになりました。
つまり「何ができるのか」ということを知るために読書をするのです。
本の中で軽く手を動かして本を読めば使えるということを脳内の目次に入れておくだけで将来的な選択肢にできます。
どの本を読めば何ができるのか
これを意識して技術書をさらっと読むようにすると、時間を掛けずに効率よく読書することが可能です。
UdemyやYoutubeのハンズオンも同じで、動画を見ればこの手段がとれるということだけ理解していれば、時間をかけてハンズオンをやる必要もなくなります。
本を読む前に目的を決める
目的のない読書はもっともさけるべきことです。
「なぜその本を読もうと思ったのか」「その本を通して何を学びたいのか」をはっきりさせることで本を読みながら学ぶことができるのです。
小説などストーリーを楽しむものでない限り、目的なしに本を読むのは作業になりやすいです。
読書をするなら自分の興味がある本を選択するのが大切です。
もし興味がない本を読まないといけないのであれば、記事を書くために読むというのは1つの目的になります。
最初から読む必要はない
技術書にありがちですが、今の自分にはステップアップすぎる内容がのっていることもあります。
本を最初から読み進めないといけないと思っている人も多いですが、自分が知りたいことだけを読むというのはタイパが良い方法です。
スキップする箇所に関しては、脳内目次を活用して、この章を読むことで何ができるのかということだけを理解しておきます。
そうすることで将来的にあなたがステップアップして、スキップした内容が必要になった時に脳内目次でその本を読めばいいということがわかるのです。
難しい本は輪読する
3人揃えば文殊の知恵というように、少し難しい技術書などは輪読するのがおすすめです。
輪読会のやり方に関しては以前記事を書いたのでそこで詳しく説明しています。
特におすすめなのは、少人数のチームで決められた箇所を読んですぐに感想戦をする方法です。このタイミングでわかる人が疑問などを解決していく役割をしていきます。
この方法であればしっかりとアウトプットもできて、難しい本でもスムーズに攻略することができます。
おわりに
私は人生が豊かであるかどうかを読書する時間が生活にあるかで判断できると考えています。とくに小説(スチーリー)を読む時間がある人は豊かだと思います。
やはり仕事をしていると何かしら自分のために読書をしてしまうものです。
読書は正直なくても生活には全く困りません。そして読むのには時間も思考力も使います。
つまり生きていく中での優先順位が低くなりがちなのです。
そんな読書を楽しめるということができている人は生活が充実していて、その余った時間で本を読めているのではないかなと思うのです。
最近読書を一回もしたことがない男が小説を生まれて初めて読むという内容の本を読みました。
本を読むことの楽しさがたくさんつまっていました。
もし読書をなかなかできないという人は、この本から読んでみると読書の楽しさに気づけるかもしれません。
読書も勉強もアウトプットが大切です。
もし正しい勉強方法が知りたいという方がいたら、私が運営するプログラミングコーチングへお越しください!
アウトプットを学ぶと一生に渡って役に立つ能力となります。
ここまで読んでいただけた方はいいねとストックよろしくお願いします。
@Sicut_study をフォローいただけるととてもうれしく思います。
また明日の記事でお会いしましょう!
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