はじめに
こんにちは、Watanabe Jin(@Sicut_study)です。
この記事をもって投稿数が600本を超えました🎉🎉
今回は約4年間記事を書き続けた私が、
「どんなモチベーションで書いてきたのか?」
「記事を書いてきたことでどんなメリットがあったか?」
「現役でエンジニアをやりながらどのように時間管理して書いていかのか?」
600本書いてきた私だから伝えられることを本記事ではまとめていきます。
この記事を読むことで、気軽にアウトプットする考え方やモチベーションの維持の仕方などを学ぶことができます。
これまでの歩み
600本を投稿することで人生が大きく変わってきたことを紹介してきます。
私の活動についてですが、2024年9月現在で
- いいね数 25000
- フォロワー 5000
- 2023 Top Contributer
- Qiita Enginner Festa 2位
- 月間ランキング9ヶ月連続1位
約4年かけて600本の記事を投稿してきました。
これはQiita上の目に見える成果ですが、これ以外にも人生を変えるほどの成果をいくつも得ています。
それでは記事を投稿してきて起きた出来事を紹介していきます。
0. Qiitaとの出会い
私が記事を投稿し始めたのは2020年10月1日でした。
きっかけは当時の会社の同僚が転職サイトを見ながら、
「エンジニアならいつか必ず転職するから早く準備はしたほうがいいよ」
と言われたことでした。
そこで先輩がモニター越しに見ていたのが、Laprasというエンジニアのスキルを数値化してくれる転職サイトでした。
その頃の私は、エンジニアという仕事をしていましたが訳ありでした。
エンジニアでしたが仕事ではプログラミングをしたことがない状態でした。
スコアをあげるにはGitHubで個人開発をしたり、記事を投稿することが必要というのもわかりました。私はそもそも開発自体をしたことがないですし、スキルもありません。手始めにスキルを上げるなら物量こなすことでスコアを上げるのが良さそうと考えました。
この日をきっかけに、私は個人開発を初めてとにかくエラーにぶつかって、記事をたくさん書くという習慣を開始しました
スコアを上げる目的で記事を書いていた私でしたが、記事を100本投稿したくらいのタイニングで人生を変えるきっかけにつながったのです。
2. 100本記事を投稿 ➡ 高額オファーを獲得
2021年1月 母が病気で倒れました。
幸いなことにいまでは元気になりましたが、倒れたことをきっかけに、
今の仕事をしていても周りの守りたいものをお金が理由で守れないと考えるようになり、今の給料では問題があることを再認識しました。
その頃の私は「エンジニアなのにAPI一つ作ってことがない状態」でした。エンジニアといえるレベルでなかったので、キャリアアップどころか転職すら難しい状況でした。
同期のエンジニアと比べて1年分のスキルの差が空いていましたし、給料を上げるために更にスキルをつける必要があったので、誰よりも数倍のスピードでスキルを身に着けようと本気を出し始めます。
そこで利用したのがアウトプット中心の実践的学習法でした。私にはとにかく時間がなかったので、手を動かしながら学び、遭遇したエラーはLaprasのスコアを上げるためにひたすら記事として投稿しました。
それから1年と少し…
記事投稿が100本超えたタイミングで転職ドラフトに参加をしました。
そして見事、高額のオファーを複数獲得して転職に成功しました🎉
その頃、新卒2年半でしたがプログラミングを初めて1年ちょっとで実現しました。
いくつか面接を受けて、圧倒的なアウトプットはどこの企業でも高評価をいただきました。メガベンチャーに入社して知りましたが、大きな企業でも記事を投稿している人はかなり少数なので世の中的にも記事を投稿している人は少ないようです。
転職してからは、リモートワークやフルフレックスで「時間」と「お金」の余裕ができたので、やりたいことに挑戦ができるようになりました。そこから人生が豊かになっていきます。
1年間は土日や深夜などひたすらプログラミングを勉強しました。「あのとき頑張ったおかげで人生が変わった」「やってよかった」と今では思えます。
それから新しい会社に転職して先輩から「とあること」を学びました
「記事は誰かに気づきを与えるものを書くことが本当の価値になる」
スコアを上げるために記事数を増やすことばかり考えていた私ですが、大きく記事投稿に対しての考えを変えるきっかけになりました。
500本投稿して変化が起きる
投稿数が500本を超えると「アウトプット」 や 「記事投稿」 が自分のブランドになりました。
この頃から多くの人が記事を読んでくれるようになり、トレンド1位をとれるようになりました。コメントやいいねを頂けるようになり、 「気づきを与える記事」 が書けるようになりました。3年間書き続けた成果なのかライティング力や言語化力が伸びて記事のクオリティも高くなってきます。10000文字以上の記事を2-3時間程度で書けるようにもなりました。
それに伴って話す能力も向上したので、勉強会のLTに2ヶ月で13本登壇してアウトプットの素晴らしさを伝える活動もしました。
私がアウトプットでエンジニアとしてキャリアアップできた経験から
「誰でもスキルアップやキャリアップができる!」
「勉強の仕方1つでここまで成長できる!」
そんなことを伝えるスクールとして、プログラミングコーチングJISOUの運営を始めました。
まさか自分が現役エンジニアに教えるスクールを作るとは思ってもいませんでした。今では20名以上の受講生が日々アウトプットを中心に頑張っています。講師が圧倒的にアウトプットしているので信頼してもらえており、1ヶ月程度で大きな成果を出す方も現れるようになりました。
フロント歴1ヶ月、開発2週間のスクール生の作品です👇
JISOUのQiita Organizationも
- フォロワー3000人
- いいね数 15000
- 記事数550本
- 月間80〜100本投稿
と日本一のアウトプットコミュニティに近づいています。
アウトプットを教えられるようになり、スクール生の人生を変えるお手伝いができるようになり貢献できるようになったのは、記事をたくさん投稿していたおかげです!
記事を継続して書くモチベーション
私がいままでアウトプットについて質問されてきたことでダントツで多い質問があります。
「どうしてそこまでアウトプットを続けられるんですか?」
「モチベーションはどこから来るのですか?」
そもそもQiitaを続けている人はものすごく少ないです。100本記事を書けば全ユーザーの数%になり、500本以上投稿しているユーザーは3名しかいません。
なぜ私は4年間記事を書き続けられたのかを紹介します。
1. Laprasのスコアを上げるため
Qiitaの記事を書き始めるきっかけになったのはLaprasでした。
そして100本超えるまでも大部分の目的は記事を投稿してスコアを少しでもあげることでした。
いまはスコアは全く気にしていませんが、当初は「エンジニアなら絶対転職するから今から準備したほうが将来楽になる」と本気で考えて記事を投稿していました。
いまではスコアはかなり高くなっていて、1つ自慢できるもにはなりました。
2. 世界中の誰か一人のために書く
100本書いたあたりから考えるようになったのは、
「私が遭遇したエラーと同じエラー人かならず世界中の誰か1人が遭遇する。その人の10分を私が記事を書けば救うことができる」
という考え方でした。私はこれまで多くの記事に救われてきました。
なので私も10分以上時間をかけたものについては雑にでも記事に投稿するようにしました。
エラーの記事は1つ1つ丁寧に書く必要はないと考えています。
その記事は万人のものではなく、誰か1人を救うためのものです。なので要点をしっかり絞って、
- 記事を人目で見て自分が求める記事かが判断が付く
- 解決方法が簡素に書かれている
というのを意識して書くようになりました。
エラー記事は事実だけを書けば良いので、なにか自分で言語化して時間がかかるということは起きません。
このタイプの記事はエラーが起きたその日に5分程度で書いて投稿するようにしています。
もちろんいまでもちゃんと続けている活動です。これで世界の誰かが救われているはずです。
エンジニアは助け合いの文化です。
OSSがあるおかげで簡単にライブラリを利用できます。これが動画編集の世界ならプラグイン1つでお金がたくさんかかってしまいます。
これもどこかの誰かが、私達のために無料で提供してくれているからです。
私もエンジニアのために何かできることがないか?
そのモチベーションこそがいまでも継続して記事を投稿している理由の1つです。
3. アウトプットはブランドになる
エンジニアにとってアウトプットはブランドとなります。
この写真は銀座で大雨の早朝にとった写真です。
みなさんは「CHANEL」ご存知ですか?
CHANELと聞くと多くの人が「高級」というイメージがあります。数百万延のバックなどが当たり前に売られていますが、原価は10%以下と言われています。
なぜ明らかに原価よりも高いバックを大雨の中、並んで買うと思いますか?
これを理解するとエンジニアのブランドを理解できるようになります。
CHANELを作ったココ・シャネルの人生はかなり壮絶なものでした。
流行に乗らない独自の考えで時代に逆行して、ファッション業界に風穴をあけてきました。
そのような歴史に多くの人が熱狂していまでは高額でも購入した人が現れるブランドになったわけです。
つまり、いま仮にシャネルというブランドが現れたとしても高額で売れるわけはないのです。人は歴史を知ることで価値を感じます。過去からの歴史の積み上げはブランドの信用する価値になるのです。
エンジニアにとってもアウトプットはブランドになります。
仮に面接する時にアウトプットがないと相手に根拠を持って自分のアピールをすることは難しくなります。「見える成果があること」「長い間続けていること」これは信用を獲得できるブランドになります。
ブランドとは信用なのです。
いくら口では「継続できます」「今後もスキルを伸ばします」「勉強がんばります」と言っても、頑張っている歴史を見せることができなければ真剣に受け取られません。
私は記事や個人開発などアウトプットをすることで歴史を積上げています。
4年間かけて600本書いている人であれば、「継続が得意そう」「長いあいだ仕事を続けてくれそう」「技術が好き」ということは根拠を持って話せるようになります。
発信を続けていると外部から声がかかる機会にもなり、チャンスが飛び込んでくることもあるかもしれません。Xで声がかかって勉強会に登壇することになったり、お仕事のお誘いがあったりすることもあります。そのようなチャンスはブランドのない人には回ってこないチャンスなのです。
4. 言語化で自分の意見を体系化する
記事を書くことで「言語化」のスキルがものすごく伸びました。
詳しくは以下の記事を読んでほしいです👇
言語化ができるようになると自分の意見を多くの人に発信できるようになりました。
そして意見が深まるにつれて記事は多くの人の気づきにつながるものになっていきます。
「気づきを与える記事」を書いていくにつれて、どんどん自分の考えもアップデートしていっているので、新しい発見があることに楽しさを感じています。
記事を書く時間をはいつとってる?
「1日が24時間じゃないくらい活動している」
よく周りから言われる言葉です。
ただ記事を書くだけに時間を使えば600本は毎日かけば2年で達成が可能です。
しかし、私が書く記事は5000文字〜2万文字になります。4年間ひたすら書き続けたのでライティング力が身につきましたが、この記事でも3時間ほど執筆にかけています。
また私は記事以外にも様々なことをしています。
- Youtubeへの動画投稿
- プログラミングコーチングJISOUの活動
- フルタイムの会社員
- 新規ビジネスの構築
- 睡眠時間9時間
- 週4日ボクシング
記事を書く時間を捻出するには2つのポイントがあります。
1. エラー解決記事は5分で書く
記事にはエラーとその解決方法を書くことが多いです。
このときに5分以内で投稿するように心がけています。
エラー解決型の記事の良いところは、記事は事実を書くだけで完成するということです。
記事を書くのが時間かかる理由は、自分の考えをかかないといけないので、言語化するのに時間がかかるからです。
それに比べてエラー解決型の記事ならエラー内容と解決方法をメモっておけばすぐに投稿可能です。
詳しくは以下の記事をみてください。
2. 時間がないという人は時間がない
「でも、時間がないので‥」
このように言う人がいます。
私はこの言葉を言う人よりも圧倒的に時間がない自信があります。
時間は作ろうとすれば誰にでもあります。
私は時間を作るためにコミュニティで「朝活もくもく会」をしたり、スマホばかりみてしまう電車の中で作業をしたり、決められた時間以外はYoutubeやゲームなどに時間を費やさないようにしています。
時間がないという人はない時間を使わないと、一生時間を作ることはできません。
エンジニアも同じで仕事が忙しくて時間がないと言い訳して勉強しなかったらその状況から抜け出せません。私はエンジニア1年目のとき時間がない中でも頑張って時間を作った結果、いまではフルリモート、フルフレックスでたくさんの時間を手に入れて挑戦ができています。
600本書いての変化
ここからは500本→600本で起きた変化について紹介していきます。
1. 初めての炎上を経験
以下の記事を書いたところ炎上を経験しました。
Xでも色々意見をもらうことになったこの記事ですが、賛否がありました。
実際に私はこの意見を自分の中でしっかり持っていますので、反対意見で変わることはありませんでした。記事にすると文面で受け取り方も変わるので、誤解や伝わり方が違ってしまっているなとも感じます。
炎上をおそれて発信するのをためらうというのはもったいないです。
『炎上』に関する発信の考え方は以下の記事で紹介しております👇
2. 完全版やハンズオン記事を投稿
手を動かして体系的に学ぶことはものすごく重要だと考え、実践的なハンズオン教材を作成して投稿するようになりました。
TypeScript初心者完全版 | React初心者完全版 |
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https://qiita.com/Sicut_study/items/340022c2a7bc05b15587 | https://qiita.com/Sicut_study/items/d520f9a858506b81e874 |
なるべくわかりやすく、そしてしっかりと基礎を押さえて学んだあとすぐに自分でアプリ作成ができるようになることを目指して作成しています。
3. 記事のクオリティにこだわる
「読みやすい記事」を追い求めて日々ライティングを意識するようになりました。
文字色の使い分けから改行の使い分け、写真を適切に入れるなど1本1本の記事のクオリティを上げるようにしています。
最近ではもっと記事を楽しく読んでもらい、もっとプログラミングを楽しんでほしいと考えて少し変わった記事しています。
今後も工夫をしながら、もっと多くの人に楽しんでもらいながら学べる記事を投稿していきます!
4. 自分の考えに確信を持てるようになる
記事に書くことで言語化が進み、自分の意見がよりしっかりしました。
例えば勉強に関しては、なんと言われようとも『アウトプットが大切』と言えるようになりました。
言語化を進めることで、しっかり意見を述べることができるようになったのです。
そしてその考え方をJISOUの中で取り入れたところ、多くの人が再現性をもって成果を出しました👇
フロントエンド歴1ヶ月メンバーの作品 |
このレベルで急成長してくれるスクールメンバーをみていて、自分の教え方は正しいと確信を持ちました。これも記事を書いたことで意見が深まって、その仮設を検証できる環境があるおかげです。
今後の目標
記事を書くことで、「言語化力」「プレゼンテーション力」「ライティング力」など多くのスキルを身につけることができました。そして次に身につけようとしているのが、「具体抽象化力」です。
世の中にある様々な上手くいっていることを抽象化して、エンジニアリング(具体)に取り入れて検証していきたいなと考えています。そこでの気づきを記事にして発信するのが目標です。トレーニングも行っていますので、また成果が出たら記事にして紹介します。
エンジニアが求めていることを記事にする
ここを700本まで意識していきますので、引き続き読んでいただけたら嬉しいです。
おわりに
今回は600本目の記事を記念して気づきや変化などを書いてみました。
世の中には600本も書いている人はいないので、私ならではの気づきを与えられたかと思います。
100本記事を書くことで人生は大きく変わります。
記事を書いてみたいと思った方はコツコツ続けていただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただけた方はいいねとストックよろしくお願いします。
@Sicut_study をフォローいただけるととてもうれしく思います。
また明日の記事でお会いしましょう!
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