はじめに
本記事はモブプロ開発を行っているチームでやっている取り組み Advent Calendar 2022の4日目の記事です
今回はふりかえりについて説明していきたいと思います。私のチームでも特に大切にしているイベントですが、なぜふりかえりを頻繁にやるのか、そのメリットが伝われば嬉しいです。
前回
Chapter#3 あなたならこれからもやる?
アール「ドラッカー風エクササイズで自分に得意なことがないのがよくわかりました」
ミュート「今後どのように成長していけばいいかもわかったので良い機会でした」
じん「もう終わりの雰囲気になってるけど、新しい取り組みをしたらちゃんとふりかえりをやるように今後チームではしましょう」
ベープ「ふりかえりってアジャイルでいうレトロスペクティヴってやつだよね?今じゃなくてそのタイミングでもいいんじゃない?」
じん「レトロスペクティヴはスプリントの開発についての振り返りをする場で、今回のふりかえりは今回のイベント、ドラッカー風エクササイズをしたことについてふりかえりをします。このイベントがどんなメリット/デメリットがあったか、また社内にこの取り組みをもっと広めた方がよいのかなどを振り返りを通して決めていきたいと思います」
ふりかえりについて
私たちのチームではふりかえりを大切に仕事をする文化があります。
主に使うふりかえりの手法は「KPT」です。
スプリントや取り組みに対して、Keep(続けること/良かったこと)、Problem(問題点)、Try(次回やること、今後やること)、それぞれに対して意見を出し合うようにしています。
スプリント終わりのレトロスペクティヴでのふりかえりならこの内容がたくさん出ることが大切です。
私たちはこのふりかえりを新しい取り組みをしたときには必ずやるようにして次回の改善や、そもそもこの取り組みをやるべきなとかの判断材料にしています。
たとえば、輪読会を開いた時の最後にふりかえりをすることで、輪読会のスタイルや、もっと効率よくみんなが学べる方法を考える機会にしています。
また初めての取り組みの最初にだけふりかえりをするというわけではなく、例えばこの後の記事で詳細は書きますが、モブプログラミングであれば導入してから1ヶ月ほどは毎日最後に5分程度のふりかえりをして、チーム内のローカルルールなどを使ってより効率的な開発を目指していました
チームでは色々な新しい取り組みをしていますが、それをチームの中で閉じていては会社の成長にはつながりません。いい取り組みはしっかりと社内に広げていくべきです。そこで、ふりかえりをしてこの取り組みは社内に広めていくべきなのかというところまで考えるようにしています。
ふりかえりについては他にも「Fun Done Learn」や「YWT」などもあります。
スプリント終わりのレトロスペクティヴはだんだんと意見が出にくくなるので(振り返ることがなくなる)、時々ふりかえり手法を変更することもおすすめです。
次回
おわりに
今回は簡単にふりかえりのお話しと、なぜふりかえりを大切にしているのかをまとめてみました。
新しい取り組みをしたあとにそれを検証することはとても大事です。やらないと勿体無いのでぜひやってみてください