環境
ThinkPad T14 Gen1 (AMD)
- CPU : AMD Ryzen 7 4750U
- RAM : 48GB (16GB + 32GB)
- SSD : WD SN520 512GB PCIe NVMe
現象
Ubuntu 20.04を使用中に突然黒画面になり、EXT4-fs error ...
というのが複数表示される。
再起動させるも再発。
原因
参考サイト[1]によると、APSTという、SSDが消費電力を抑えるための機能により、SSDがスリープ状態となり、ルートファイルシステムが読み込み専用になるためのようです。
解決策
APSTの状態確認
sudo apt install -y nvme-cli && sudo nvme get-feature -f 0x0c -H /dev/nvme0
APSTが有効になっていると、Autonomous Power State Transition Enable (APSTE):
がEnable
になっています。
APSTの無効化
sudo -i gedit /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT
にnvme_core.default_ps_max_latency_us=0
を加えて下記のようにする。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash nvme_core.default_ps_max_latency_us=0"
下記コマンドで設定を反映させた後、再起動。
sudo update-grub
設定が反映されたことを確認
再起動後、下記コマンドでAPSTの状態を再確認
sudo nvme get-feature -f 0x0c -H /dev/nvme0
Autonomous Power State Transition Enable (APSTE):
がDisenable
になっていることを確認。
参考サイト
[1] https://kledgeb.blogspot.com/2017/05/ubuntu-1704-66-ssd.html?m=1