GA4のデータをリクエストの割り当て制限を避けるために
直接コネクタで繋がずにBigqueryを介してLookerStudioで可視化した時の備忘録です。
SELECT
DATE(timestamp_micros(event_timestamp), 'Asia/Tokyo') AS event_timestamp,
event_name,
traffic_source.source,
traffic_source.medium,
traffic_source.name,
(SELECT value.string_value FROM UNNEST(event_params) WHERE key = 'page_location') AS page_location ,
FROM
`bigquery-public-data.ga4_obfuscated_sample_ecommerce.events_*`
WHERE
event_name = 'purchase'
トラフィックソースごとに時系列でCV・CVRの推移を追っていたUAでの分析環境を再現したかったものの、現状のGA4では、ユーザの初期流入経路(traffic_source
)のみが保存されており、UAのようにセッションごとに分析はできないようです。
今年6月頃にcollected_traffic_source
が正式サポートされて、イベントと同時に収集された手動トラフィックソースは保存されるみたいですが、Google広告の自動タグ設定や(utmソースを手動付与していない)オーガニック流入では反映されないと思われます。
上記コードのデータセットは一般公開データセットを使用していますが、23年8月時点ではcollected_traffic_source
に値が格納されていませんでした。とりあえず、traffic_source
のイベントデータをLookerStudioと繋ぎこんで可視化します。
これまでのGA(UA)では、セッション単位で参照元別のCVを収集していましたが、GA4では初期流入経路別で収集するとなると、顧客ライフサイクルが長い商材ではチャネルごとの評価が変わってきてしまいます。
認知から獲得までの流入経路の寄与度を上手く評価するには、ファーストタッチ(GA4)やラストクリック(UA)のように偏ることなく、GAのデータドリブン アトリビューション(DDA)等を活用した方が良いかも知れません。