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はじめに

みなさん、はじめまして。とあるIT企業でマーケティングを担当しているShunPukuです。
先日、AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP)を取得しましたので、勉強方法や意識したことなど、これから受験される方々の参考になればと思って残したいと思います。

自己紹介&バックグラウンド

名前:ShunPuku
年齢:30代前半(記事作成時)
趣味:ゴルフ・野球・ドライブ
大学専攻:経営学(人的資源管理論)
社会人歴:8年間ずっと法人向けマーケティングを担当(特にAWSなどのクラウド分野)
 ⇒ ということでエンジニア経験もなければ、AWSに関するコンサルとか構築運用経験もありません^^;

新人エンジニアの皆さん、文系出身の皆さん、僕でもAWS Certified Solutions Architect - Professionalを取得できましたから、安心してください。きっと大丈夫。

なぜAWS Certified Solutions Architect - Professionalを取得したの?

さて、今回の記事に話を戻します。
なぜ今回AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP)を取得しようと思ったのか、ですが、2つ理由はあります。

まず1つ目は「自分の業務に関係しているAWSのことを詳しく知らないで、市場に対して正しいマーケティングはできるのか」という疑問が常々あったことです。
マーケティングとは、最小のコストで最大の利益を得るために、市場に対してサービス投下やメッセージ発信が要求される仕事です。AWS関係のマーケティングを行うにあたり、実際はこれに詳しくなくてもまぁなんとかマーケティングは形にはなってしまうものですが、市場に展開する情報はやはり、AWSに詳しい人が書いたほうがターゲットとする人たちには伝わる書き方ができるでしょう。いわゆる「プロトコルがあう」状態です。これを求めて学習を開始しました。

そして理由の2つ目は「保有していたAWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA)が来年の3月に切れるから」です。

いま「え?w」と思った方いらっしゃいませんか。
そうです、今回の記事は、元々SAAを持っていた私が書く内容になっていますので、全くのAWS知識0の方向けではないことをご了承ください。

ただ、

  • 普段からAWSをゴリゴリ構築していて「そら詳しいやろYou…」みたいな感じじゃない人
  • AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP)以外の試験勉強を開始する人
  • 新人エンジニアの人
    など、みなさんにとって、資格取得に向けて参考になる情報・学習方法をお伝えします。SAPだけに向けた勉強方法ではないです。

ここから紹介する勉強方法

私は普段からAWSを構築運用しているわけではないので、試験に向けて効率よく試験範囲全体をおさえ、試験に出そうな内容を頭に叩き込む必要があります。
つまり「AWSを操作しながら覚えていく」という正攻法ではなく、「テストで点数を取るための効率のよい勉強法」を紹介していきます。(AWSさんごめんなさい)

使用したコンテンツ・ツール

1⃣ AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル(著:山下光洋さん)

初手、参考書。
SAPの試験範囲は広いので、特定の象限だけを勉強するわけにはいきません。自分が得意な分野だけで戦うには相手が悪いのです。
私は大学生時代に予備校で働いていたこともあり、試験範囲にあわせた勉強法にはちょっと自信があります。
こういう、出題範囲が膨大な試験の勉強法は「完全に理解しなくてもいいから試験範囲を全部一回ざっとさらうこと」なんです。

この山下先生のテキストも全部の試験範囲を網羅されているので、当然読み進めていくと必ず「これなんだ?」という箇所が出てきます。そりゃそうです、知らないから勉強しているのですから。

しかし「完全に理解するまでその単元で止まる」⇒「(自分の中で)覚えてから次に行く」という勉強法をしているといつまでたっても次の内容に移れません。この学習方法を繰り返していくと、1冊1周終わるのに何週間もかかってしまうでしょう。全部終わったころには、最初の単元の内容は頭から抜けているはずです。

試験範囲が広ーいテストの対策において、効率の良い勉強方法は「うすーい知識の層を何層も(何回も)積み重ねること」なんです。

このテキストは模擬テストを除くと6章で構成されているのですが、各章を1日で読みました。月曜日に1章、火曜日に2章、水曜日に3章…といった具合に。本当はこれを何週か繰り返して知識の定着を図ることが望ましいです。

ただこの私、、テキストを買ったのが7月中旬なんですが、読み始めたのは9月に突入してから。
そう、参考書あるあるの「買って満足」していたわけなんです。。なんなんですかねあれ。皆さんもきっと経験あるはず。買っただけで勉強したつもりになっている感覚…。
↓7月にテキスト購入した証拠↓
SAPテキスト買った日.PNG

…しかし9月初めに読み始め、9月7日になってテキストを1周読み終えた(内容は何となーくしか覚えていない)わたしは、ここで思います。
「このままの、このやり方では絶対に間に合わない」と。

そして現行のSAPの試験要綱が切り替わる期限が2022年11月14日なので、ここまでには受験して合格したいと考えたわけで…。
1回は不合格で再受験する可能性が高いことを考えると、10月後半には1回目を受験する必要がありました。

事実、下記の通り、10月27日の受験を10月5日に購入していますね。
SAP申込受験日.PNG

9月7日に「あと2か月ないのか…これはヤバイ」と思った私、10月下旬に1回目を受験しようと決意しました。

そこで次に頼ったのがUdemyでした。
このUdemyを用いた勉強こそ、短期間の学習にもかかわらず一発で合格した要因だと思っています。

2⃣ Udemy AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)(講師:Shingo Shibataさん)

10月後半に1回目の試験を覚悟した私はUdemyで上記のコースを9月7日に契約します。
Udemy購入日.PNG
この時点で①のテキストを1周していた私は「いや、意外と解けんじゃね?」と謎の自身が湧いてきて、購入したその日に5つあるうちの模擬試験を受けることにしました。
image.png

結果は文字通り撃沈…。38%の正解率では到底「合格」の文字は見えてきません。
Shibata先生の模擬試験に打ちのめされた私はここであろうことかしばらく試験勉強から離れるという暴挙を犯します。

次に模擬試験の2つ目を受けたのはなんと10月13日。およそ1か月間、模擬試験から逃避行を繰り返していたのです。。。許して…
その結果は下記の通り。
image.png
そりゃ解けるわけもなく再び撃沈。

この時すでに、試験日まで2週間。
過去、大学受験を控えた学生たちをたくさん見届けてきた私、過去の受験勉強のノウハウを活かして、ここで学習の方針転換を図ります。

ここから書く内容こそ、皆さんにマネしていただきたい勉強法!なわけです。

合格に向けて「点数を取る」ための効率良い勉強方法

それは
①模擬試験を受ける。
②間違えた問題だけの知らなかった解説部分をハイライトして、スマホに取り込む。スクショでも写真でもOK。
③通勤電車内や空いた時間でひたすらこれを読み返す。問題文を見たら選択肢の順番を思い出すレベルで暗記するくらいに。

これを模擬試験の数(Udemyは5回分)だけ繰り返すのです。

これはSAPの試験だけではなくて、大学受験に向けた学校・塾の勉強でも非常に有効な考え方です。
(私が尊敬している人生の恩師、とてもお世話になったとある数学教師が「一度解けた問題を繰り返し解くのはただの自己満足。時間の無駄。」と言っていました。いやほんとその通り。)

例えば②はこんな具合に、間違えた問題と解説をスクショします。このとき必ず知らなかったことはハイライトしておきます。↓
image.png
(著作権もあるので、実物じゃなくてごめんなさい。こんなイメージです。)

このように自分が知らなかった問題とその解説の写真、スクショをひたすらスマホにプールしてこれだけを繰り返し頭に読み聞かせるのです。
実際にわたしのスマホのフォルダの一部です↓(著作権もあるのでぼかしています)
HowtouseUdemy4.png
ものすごい数の「知らなかった問題&回答解説」が保存されています。(きっとみなさんもこうなるはず)

Udemyを使ってこういった学習をする際も、1⃣のテキストを紹介した時にお話しした通り、
「これ完全に覚えたか不安だ…」ということで1問にずっと留まっていてはいけません。
「あぁ、そうか、これはこうだったな」と思ったら次の問題に行ってください。試験範囲は想像以上に広いのです。
何度も繰り返しますが学習のコツは「うすーく知識の層を塗り重ねること」です。模擬試験を使った学習も同様です。

さて、こんな具合で連日、下記の通り模擬試験に惨敗しながらも5回分をなんとか終えます。
↓3回目↓
image.png

↓4回目↓
image.png

↓5回目↓
image.png

いよいよ1回も正答率50%を超えず…^^;

しかし、この模擬試験5回分において、繰り返しですが、上記に書いた
①模擬試験を受ける。
②間違えた問題だけの知らなかった解説部分をハイライトして、スマホに取り込む。スクショでも写真でもOK。
③通勤電車内や空いた時間でひたすらこれを読み返す。問題文を見たら選択肢の順番を思い出すレベルで暗記するくらいに。

これを行ったことで、1回目の試験結果はこうなりました。
image.png

見事合格!!
試験が終わった瞬間にテストセンターのPC画面に「おめでとうございます」と表示されたのでちょっと驚きました。笑
まさか一発で合格してしまうとは…。自分でもビックリでした。
ちなみに、このUdemyのコースは本番試験よりも難解に感じました。Udemyで点数が取れなくても大丈夫。ここの内容をしっかりと覚えることができれば本番試験でも点数は取れます。(実体験)

…というのもみなさん「いやいやUdemyの模試でほぼ30%台しか取れてないのに、本番で合格ラインの75%超えたの?本当?」って思いますよね。
はい、こちらが結果です。
image.png
ギリッギリでした…笑
750点が合格点なので、おそらく1問間違えていたら不合格でした。
ものすごい短期間での学習で試験に臨んだので、その割には上出来ととらえておきます。笑

効率の良い学習を行って短期間で合格をすることが目標でしたので、今回はこれでOK。AWSに関しては今後業務でさらに深く触れていくことになりますので、学習は継続していく所存です。

「テストで点数を取るための効率のよい勉強法」勉強のコツ まとめ

もちろんAWSをしっかりと触って、構築して運用して学ぶことが最良なのでしょうが、
どうしても資格が必要、あるいは資格がないとキャリアが次に進まないんだというケースもあると思います。
そんな時には私の勉強法をぜひ真似してみてください。(予備校の恩師、受験のプロの勉強の仕方ですから、多分間違いありません)

  1. テキストを使った学習は「うすーい知識の層を何層も(何回も)積み重ねること」。完全に内容を暗記・理解していなくても次の単元に進んでください。試験範囲はものすごい広いですよ。全部を覚えてから次、、、ではいつまでも記憶は定着しません。

  2. 模擬試験(Udemy)を使った学習は「一度全部解いて、不正解の問題と解説だけを何回も確認する」こと。1と同じく、薄い知識の層を何回も塗り重ねていきます。具体的には下記の手順。
    ①模擬試験を受ける。
    ②間違えた問題だけの知らなかった解説部分をハイライトして、スマホに取り込む。スクショでも写真でもOK。
    ③通勤電車内や空いた時間でひたすらこれを読み返す。問題文を見たら選択肢の順番を思い出すレベルで暗記するくらいに。

Udemy(②AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)(講師:Shingo Shibataさん))は非常によくできた問題集で、解説も必ずついていますから、このやり方でいろんな知識を身に着けることができます。なんと言っても375問もありますからねぇ…。解ききるのも大変ですが作るのも大変だったろうなぁと。この問題数の多さこそが、このコースおすすめ最大の理由。知識を何層も塗り重ねるにはバツグンの教材と言えます。
まさに"おすすめ"です。これのおかげで合格できたといっても過言ではありません。

資格取得に向けて、一緒に頑張りましょう!

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