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CMDB登録の便利なツール(Integration Hub ETL)のご紹介

Last updated at Posted at 2024-10-01

🔳はじめに

ServiceNowのCMDBに対して、一括で情報を登録する機会が、ITSMのリクエストに紐づけて資産を管理したい場合や、SAMやHAMを利用する際に、マスタデータを台帳や他の資産管理システムからエクスポートしたデータをインポートするなどの機会があると思います。その際に、インポートセットやEasy Importを利用して入れる場合が多いと思います。しかしながら、マッピングが多少面倒だったりする場合が多いので、今回はもう少し簡単に利用できるServiceNowのインポートツールである、Integration Hub ETLの利用方法を記載させていただきます。

🔳integration Hub ETLのご紹介

⚫️Integration Hub ETLとは?
Integration Hub ETLは、ServiceNowのPlatform機能に含まれている製品です。そのため、製品のエディションを気にせずお使いいただけます。
Integration Hub ETLは、データの自動クレンジング、変換、正規化、自動識別を行うため、CMDBデータの整合性を保ったまま投入可能です。

⚫️Integration Hub ETLの処理手順と機能
Screenshot 2024-09-27 at 18.25.57.png

  • Data Source
    • CSV,xml,JSON
    • Rest Action
    • JDBC
  • RTE
    • どのクラスにデータを入れるのかを決定する
    • データのクレジング、変換、および正規化
    • 属性入力
    • リレーションマップをマップする
  • IRE
    • 自動的にIRE APIに情報を連携
    • 識別ルールを利用しCIをマッチング
    • Reconlitaion Ruleに基づいて属性を更新
      参考:ServiceNowドキュメント

このように、外部のツールや台帳などから簡単にServiceNowのCMDBへと情報を格納することが可能です。

🔳integration Hub ETLの設定方法と利用方法

▼Pluginのインストール

⚫️「sn_int_studio」をApplication Managerで検索し、Pluginをインストール

▼取り込みデータの定義

⚫️データソースの設定
今回は、こちらのExcel Sample fileを利用して、取り込みを行います。
image.png
ID PC_Name MACアドレス シリアル番号 Status

⚫️システムインポートセット > アドミニストレーション > データソースを選択

⚫️新規作成を行い、先ほどのExcelファイルを添付

▼ETLマップの設定

⚫️integration Hub ETLを選択し、新規作成

⚫️ETLマップの基本情報を入力後>完了としてマークをクリック
!

⚫️データのプレビューと準備を選択

⚫️三本線 > 新しい変換を選択

⚫️変換タイプを選択して適用

⚫️CMDBクラスを設定

⚫️リレーションシップを追加

⚫️テストとロールバックを検証

⚫️スケジュールを指定


※データソースの種別によっては手動でのサポートは必須

⚫️インポート完了

🔳終わりに

いかがだったでしょうか。今回はServiceNowのCMDBにデータを投入するツールであるIntegration Hub ETLをご紹介させていただきました。皆さんもSAMやHAMの利用に際してのインポートや、ITSMの要求機能と資産テーブルを連動して利用すること際の資産データ投入に活用ください。

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