はじめに
AWSの下記教材の演習で、EC2にwordpressを公開する際にエラーが発生した。
・ゼロからわかる Amazon Web Services超入門
解決できたので、対応方法を簡単にまとめる。
事象
同誌の181ページに従い
http://パブリックIP/wp-admin/install.php
をブラウザに入力するも
httpステータス:500のエラー
が返される。
ここに至るまで
・EC2インスタンス作成
・ssh接続でリモート(Webサーバ)に繋ぐ
・apache, mariaDB, phpをインストール
を完了している。
原因
何となく、教材に写っているデモ画面のURLを
ブラウザに入力してみると、エラー文が出てきた。
そこでインストールしているphpのバージョンが原因だと判明する。
・打ち込んだURL
http://自分のパブリックIPアドレス/wp-admin/setup-config.php
・エラー文
Your server is running PHP version 5.4.16 but WordPress 5.8 requires at least 5.6.20.
→ このwordpressにはphp5.6.20以降のバージョン
を必要とする らしい…
対処
PHPのリリース情報を調べると、私がインストールしていたphp5系は
2019年1月にサポートが終了しているよう。
■サポート終了する文言を抜粋
Support for PHP 5 has been discontinued since 10 Jan 2019.Please consider upgrading to 8.
という理由から、現行の安定版(7.4系)でphpをインストールし直すことに。
phpインストールのコマンドは、別書籍(AmazonWebServices基礎からのネットワーク&サーバー構築)の8−3章を参考にした。
一連のコードは以下の通り。
まず、インストール済みのものを確認
% yum list installed | grep php
さきほど、返答されたものを削除する
% sudo yum erase php php-cli php-common php-gd php-mbstring php-mysqlnd php-pd
7.4系でphpをインストール
% sudo amazon-linux-extras install php7.4
インストールされたか確認
% yum list installed | grep php
念のため、関係があるかもしれないので
インストール済みだったapache,mariaDBを再起動しておく。
% systemctl restart httpd
% systemctl restart mariadb
再度ブラウザで表示できるかトライする
ブラウザにhttp://パブリックIP/wp-admin/install.php
を入力してみる!
するとwordpressの言語選択の画面が表示された!
ということで、成功している様子。
その他参考記事
##終わりに
アプリはバックエンドにrailsを使っているが、
今回のphpの件で、バージョンの相性があることを理解した。
他アプリを一部利用する場合など、複雑なアプリ構成になれば
こういったバージョンが合わない問題が多く出てきそうなので注意しよう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。