Django プロジェクトの開発を進める際、ひとまず別プロジェクトを用意して動作を確認してみたくなることがある。そういう場合を想定し、「パパッと Django 開発環境を用意するためのメモを残そう」と思って書いたのが本記事。
本記事での最終的なディレクトリ構成
ルートディレクトリを pipenv_django
として、設定ファイル群は config
ディレクトリ内に置き、 myapp
ディレクトリ内に model や view などに関するファイルを置く想定。
pipenv_django
├── Pipfile
├── Pipfile.lock
├── config
│ ├── __init__.py
│ ├── asgi.py
│ ├── settings.py
│ ├── urls.py
│ └── wsgi.py
├── manage.py
└── myapp
├── __init__.py
├── admin.py
├── apps.py
├── migrations
│ └── __init__.py
├── models.py
├── tests.py
└── views.py
前提
python がインストールされている。(執筆時点で筆者の python version は 3.9.6)
pipenv のインストール
念のため記載。
$ pip3 install pipenv
pipenv でパッケージのバージョンを管理するプロジェクトの作成
ここではプロジェクトのルートディレクトリ名を pipenv_django
とする。
$ mkdir pipenv_django && cd $_
$ pipenv install
Django のインストール・設定ファイルを置く config ディレクトリの作成
Django のプロジェクトを始めるには startproject
すればよい。コマンド末尾にカレントディレクトリを指定すれば、カレントディレクトリに設定ファイルが置かれるディレクトリが作成される。
$ pipenv install django
$ pipenv shell
$ django-admin startproject config .
model などを定義するファイルを置く myapp ディレクトリの作成・設定ファイルの編集
models.py などが置かれるディレクトリを作成するには startapp
すればよい。
$ python manage.py startapp myapp
設定ファイルの編集
config/settings.py
...
INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
'django.contrib.auth',
'django.contrib.contenttypes',
'django.contrib.sessions',
'django.contrib.messages',
'django.contrib.staticfiles',
'myapp', # 追加
]
...
~完~