はじめに
初めて作った個人サービスをリリースしてから約10ヶ月が経ちました。
そこで今回は僕の運用経験(特に失敗談)を元に、サービス公開前にすべきことを3つ選出しました。
これから個人サービスを公開される方の参考になれば幸いです。
まずは僕が実際に運用しているサービスの紹介から始めます。
サービス紹介
FGO Calculator - Wオルタと計算 -
アプリURL : https://fgo-damage-calculation.web.app/
GitHub : https://github.com/ShotaroHirose59/FGO-Calculator
スマホアプリ**「Fate/Grand Order」**で使える計算アプリです。
自分がFGOをプレイする時に手元に計算機があったら便利だなと思って作り始めました。
次に、本サービスがメインで提供している機能を2つ紹介します。
宝具ダメージ計算(必殺技のダメージ計算)
クラスとサーヴァント(キャラクター)を選択すると必殺技のダメージ計算が行われます。
お好みで入力値を変更するとダメージ結果がリアルタイムで反映されます。
宝具NP獲得計算(必殺技ゲージの計算)
クラスとサーヴァント(キャラクター)を選択すると必殺技ゲージ計算が行われます。
以上でアプリの紹介は終わりです。それでは本題に行きましょう!
サービス公開前にすべきこと3選
1. Googleアナリティクスの導入はリリース前に!
GA
の導入はサービス公開前に行いましょう。
僕はサービスを公開してから2ヶ月後に導入したので2つの機会を損失をしました。
1. 初速の勢いが数値として残ってない
リリース時は多くの方がサービスを拡散してくれるので数字に勢いがあります(ありがたい)。個人サービスでは**「公開時がユーザー数のピーク」**ということも十分あり得る思います。これを数値として記録できなかったのは痛いです。
2. いつ頃からオーガニックの流入が増えたか不明
公開時はTwitter
やQiita
、所属コミュニティ
などからの流入が多いと思いますが、そこから流入するユーザーの数は徐々に落ち着き、長く運用するタイプのサービスなら**「オーガニックからの流入が増えるタイミング」**があると思います。サービス公開時からGA
を導入するまでに約2ヶ月のブランクがあると、どのタイミングでオーガニックの数値が伸びたのか読みにくいです。
ありがたいことに多くの方にサービスを使っていただいてます!本当に嬉しいです!
タラレバですが、空白の2ヶ月が無ければ既に5000人を突破してたかも・・・?なんて思っちゃいます。
GAの導入は公開前に済ませちゃいましょう。後悔しないように!
2. ドメイン名はちゃんと考える
ドメイン名はサービス公開前にしっかり考えた方が良いです。
先ほどアプリを紹介した時にドメイン名を見て気になった方も多いかもしれません。
アプリURL : https://fgo-damage-calculation.web.app/
このドメインで気になる箇所は2つです。
1. Firebaseのデフォルトドメイン
.web.app
でFirebaseのデフォルトドメインを使ってることが分かってしまうのが歯痒い・・・
急いでデプロイしたかったのと、正直ここまで使ってくださる方がいるとは思ってもなかったので当時は何も考えずにリリースしちゃいました。
2. fgo-damage-calculationが微妙
冗長でクールじゃないので、素直にfgo-calculation
, fgo-calc
あたりで良かったかも。
ドメインの変更について
ここで気になるドメインの変更による影響範囲です。
Googleアナリティクスの計測
GAではプロパティIDとデータが紐付いているのでURLが変わっても今までのデータは引き続き閲覧することができるそう。
検索エンジン (掲載順位など)
URLを変更するとSEOの価値がリセットされるらしい?
あまり調べ切れてないです。詳しい方教えてください<(_ _)>
検索エンジンへの影響が怖いので、ドメインに関しては今後も変更せずに背負って行きそうです。(止まるんじゃねえぞ・・・)
リリース後にドメイン名が気になってしまうのは非常に苦しいです。
リリース前にしっかり考えて、自信を持って運用できる状態にしたいですね。
3. LogRocketを導入する
LogRocket ・・・ Webアプリ上のユーザーの行動をリアルタイムに動画で記録できるサービス
https://logrocket.com/
これが本当に優秀で、
・開発者のエラー・バグ調査が円滑になる
・UI/UX改善のための分析ができ、さらなるUXの向上が見込める
などのメリットを提供してくれます。
ユーザーの行動をリアルタイムに動画で記録してくれるので、**「ユーザーの動きを予測したUX改善」ではなく、「ユーザーの行動記録を基準としたUX改善」**が可能になります。
**「開発者が期待するユーザーの動き」と「実際のユーザーがアプリ上でする動き」**に差が出ることはザラにあると思うので、うまく活用してUXの改善に繋げたいですね!
あとはデバイスによってUI
に差が出ることがあるのでそこを明確に把握できるようになるのも大きいです。
本サービスでの実例紹介
・計算時にボタンを使わず、手動で数値を入力するユーザーが予想よりも多かった
ここは数字が未入力になったり小数点が含まれるとフロントでバリデーションエラーが発生するので、できればボタンを使って欲しい。(これが開発者の期待)
LogRocketは個人開発者にとって嬉しい機能が多いので入れ得だと思います。(僕はつい先日導入したので遅かった)
おわりに
以上。**「サービス公開前にすべきこと3選」**でした。
自分の失敗をベースに話しましたが、失敗は学びでもあるので前向きに捉えてます。
何よりこのアプリが大好きなのでこれからも運用・改善を続けていきます!
最後まで見てくださりありがとうございました。それでは良い個人開発ライフを!