Laragonとは?
キャッチコピーは「これまでで最高かつ最速のローカルサーバー」
ローカルテスト環境を作成したいときのためのツール
メリット
- RAMの最低要件は4MBと軽量
- http://app.testなどのユニークなURLの設定が簡単
- 簡単にNginxやApacheを切り替えられる
- Bitnami, XAMPPなどを対抗勢力と明言
- PHP、Node.js、Python、Java、Go、Rubyが簡単にインストールできる
- Bitnamiと違って1アプリでいい
デメリット
- 「ぞうさん」なだけあってやはりPHP推しな設計
インストール方法
例によってChocolateyでインストールします。
PS > choco install laragon -y
ポータブルにしたければchoco install laragon.portable -y
とします。
その他のダウンロードできるところ
使用感
体感速度が速い
まずBitnamiやXAMPPではサーバーの起動に数秒を要しますが、
Laragonではクリックして指の圧を戻した時点で既に起動しています。
「Blazing Fast」というだけあって0.1秒くらいに感じます。
ターミナル設定が出来る
Hello Laragon!! の画面
インストール直後にメインメニュー画面でstartボタンを押して起動し、http://locallhost
にアクセスした様子。
メインメニュー
設定画面
- Preferences
- General
- Run Laragon when Windows starts - 自動起動設定
- Auto virtual hosts - 仮想「Hostsファイル」の自動設定
- Language - 言語 ←
現在は日本語非対応2019/07/04に日本語対応済
- General
{name}.test
となっているが、{name}
の部分にDocumentRoot
以下のフォルダ名が入る。
例えば、C:\laragon\www\shortarrow\index.html
ならばhttp://shortarrow/index.html
。
- Preferences
- Service & Ports
- このページで簡単に
Apache
とNginx
を切替できるのは素敵。
- このページで簡単に
- Service & Ports
メインメニュー画面には歯車アイコンでの設定のほかに右クリックメニューがある。
何もない所を右クリックすると各種コマンドが出てくる。気が付くまでに数分を要した。
右クリックメニューと同等のメニューが「ぞうさん」アイコンの横の「Menu」ロゴをクリックしても出てくる。
もれなくCmderとnotopad++が付いてくる。Windows10だとデフォルトでcmdやWindowsPowershellやWSLがタブ起動できるらしい。しかし、PowerShellは-NoProfile
オプションを付けて起動しているようだ。condaコマンドなどはそのままでは使えないのでカスタマイズが必要。
ngrokを使って簡単に外部公開テストを行える点も魅力。「Share」コマンドを選択すれば、ターミナルが起動して外部サーバーのアドレスが表示される。いつもLAN内でHTTPSにアクセスすると証明書が無くてイライラしてた問題がキレイに片付くのは嬉しい。
「Share」したURLにアクセスすると外部アドレスの証明書があるのは嬉しい。
ポータブル対応
Pythonで開発している場合はminicondaも持ち運びたい人が多いと思う。ポータブル版の良さはPython系には旨味が無いかもしれない。
ページタイトルについて
XAMPP開発チームのみなさん、煽りキャッチコピーに名前をお借りしました。申し訳ございません。
Bitnamiとの比較
そもそもBitnamiとはコンセプトが異なります。そのため、単純な比較対象となることはありません。bitnamiの掲げる「Packaged Applications for Any Platform」というのに対して、LaragonはWindowsのローカル開発環境においてのみしか機能しません。
リンク
- Laragon | 公式ページ
- Laragon | GitHubリポジトリ
- Chocolatey | 公式
- Laragon @ Chocolatey
-
Laragon | User Forum←本記事がトップにピン留めされました!Thank you leokhoa!サイト閉鎖
Excelsior!