今日はAWSのデータベースサービスについてまとめていきたいと思います。
RDS(Amazon Relational Database Service)とは
⇨マネージド型のリレーショナルデータベース。
下記のデータベースエンジンをサポートしています。
・Amazon Aurora(1/10のコストで商用データベースと同等の可用性を実現)
・PostgreSQL(ビジネス、モバイルアプリケーションを実行するオープンソースのリレーショナルデータベース)
・MySQL(人気高め!コスト効率○)
・MariaDB(MySQLからフォーク)
・Oracle Database(高いシェアがある商用DB)
・Microsoft SQL Server(高いシェアがある商用DB。Windowsとの親和性○)
★マネージドなデータベースサービスの特徴について★
・最初からデータベースがインストールされている状態のためすぐにデータベースが利用可能。
・データベースサーバが動作しているOSや、データベースソフトウェアのパッチの適用はAWSが行う。
・自動バックアップが可能
・データベースのスケールアップ、スケールアップはAWSの機能を利用して行うことができる。
RDSの特徴
パッチ適用の管理負荷軽減
曜日や時間帯をメンテナンスウィドウで指定するだけでAWSが自動でパッチを適用する。
セキュリティに関わるパッチがリリースされた場合は早急に対応する必要がある。
緊急のパッチ適用はメンテナンスウィドウで設定した時間とは関係なくユーザのシステム利用を調整・対策が必要
バックアップと復元
標準設定の場合1日1回自動バックアップが実施され、データベースとトランザクションログが取得されます。
データベース(データベースインスタンス)のバックアップにはストレージボリュームの
スナップショットを作成し、データベースインスタンス全体を取得します。
保存期間の設定は最大で35日間分を保存することが可能。
また自動ではなく手動で任意の時間に取得することも可能
もちろん復元も可能でRDSの復元方法は2通り
⇨通常の復元:スナップショットからデータベースインスタンスを復元
⇨ポイントインタイムリカバリ:バックアップのデータベースとトランザクションログが残っている範囲内の特定の日時時点にデータを復元
マルチAZ
RDSのマルチAZはRDSを複数のAZの構築することをさす。
Aurora以外のRDSデータベースではマルチAZのデータベースインスタンスを作成すると、
RDSはマスターのデータベースインスタンスを自動作成してくれ、
別のAZにあるインスタンスにデータ複製をしてくれる。
シングルAZの場合はバックアップを利用して復元しなければいけない。復元にも数分かかってしまう。
このことからマルチAZにすることで耐久性と可用性が向上する。
可用性 | スループット増 | レイテンシー | |
---|---|---|---|
スケールアップ | ー | ○ | ー |
マルチAZ | ○ | ー | ー |
リードレプリカ | ー | ○ | ー |
プロビジョンドIOPS | ー | ○ | ○ |
リードレプリカ
マスターデータベースと同じデータベースを複製し、読み取り専用として構築したものをリードレプリカという。
リードレプリカを利用することにより読み取り頻度の高いデータベースを増設でき、
パフォーマンスの向上に繋げられる。
続きはAWS SAA資格取得~データベースサービス編②~