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ごあいさつ

こんにちは. 青山学院大学4年 平澤彰悟と申します。
現在、The United Nations Vector Tile Toolkit (UNVT)を対象に研究しています.

この記事では、UNVTって何?というところから、自身の詳しい研究内容についてご紹介していきます.

The United Nations Vector Tile Toolkit とは?

ベクトルタイルの生成・スタイル・最適化・ホスティングをオープンソースのツールを用いて行う UN Open GIS Initiative のプロジェクトの1つです.

ベクトルタイルの生成にはTippecanoe. スタイルにはHocon, Maputnik, Charites. ホスティングにはGitHub Pagesもしくは,Raspberry Pi. 最適化処理にはVT-optimizerが用いられています.

誰もが簡単にベクトルタイルを生成,スタイル,ホスティング,最適化が行えるようにするツールキットがUNVTです.

FOSS4G SotM Oceania 2021_ShogoHIRASAWA.jpg

UNVTは国連平和維持活動や人道支援を後方支援する国連グローバルサービスセンターでの配備が進められています詳しくはこちら

研究内容

私はUNVTを災害直後の環境で利用するためのを研究をしています。

FOSS4G SotM Oceania 2021_ShogoHIRASAWA (1).jpg

私が所属する古橋研究室では,災害が起きた際にドローンを飛ばし空撮をおこない,その状況を行政の方々に伝える活動を行っています.

ここで課題なのは,行政の方にどうやって情報を渡し,どうやって見てもらうか。ここが非常に大事になってきます。

行政の方すべての人が地理空間情報に精通しているわけではありません.
専門的な知識が必要になるハード,ソフトウェアでしかお渡しできない状態だとせっかく作ったデータも無駄になってしまいます.

ここで、UNVTが役に立つと私は考えます.
作ったデータをRaspberry Pi(UNVT Portable)に取り込ませ、そこでホスティングをさせ、ブラウザで見てもらう.

Raspberry Piは比較的安価で誰もが手軽に用意することができます。また、行政の方が持っているPCとRaspberry Piの通信さへすることができれば、オフライン環境下でもホスティングされたデータを見ることができます.

災害直後に電波が入らないということは珍しいことではありません。災害環境でもデータのやり取りができる仕組みをUNVTで構築することが重要になってきます.

最後に

青山学院大学 古橋研究室ではMapbox,国連といった様々な組織と共同してUNVTコミュニティを育んでいます。
以下にUNVTのGitHubリポジトリと古橋研究室のUNVTプロジェクトのリポジトリを添付しておくので興味のある方はぜひご覧になってください

UNVT
古橋研究室 UNVTプロジェクト

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