今日のことりん: try-with-resources

Javaのtry-with-resourcesをご存知でしょうか。

try(InputStream inputStream = new FileInputStream("test")){
    // 処理
} catch (FileNotFoundException e) {
    e.printStackTrace();
} catch (IOException e) {
    e.printStackTrace();
}

こんな感じでAutoClosableやClosableを実装しているクラスをtryの()で宣言すると自動的にclose()を呼び出してくれるような書き方のことです。

Kotlinではどうするか

実はKotlinではこの構文は使えません。書こうとするとコンパイルエラーになってしまいます。
そこでKotlinにはClosableには拡張関数 useが用意されていて、以下のように書くことができます。

try {
    FileInputStream("test").use {
        // 処理
    }
} catch (e: FileNotFoundException){
    e.printStackTrace()
} catch (e: IOException){
    e.printStackTrace()
}

なぜできるか？

useの中身をみてみるときちんとcloseされていることがわかります。
AutoClosable.ktやClosable.ktで実装されています。