0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Gitpod は vscode extend Remote-Containers とは違う

Posted at

Vscode の拡張機能 Remote-Containers を使用した開発環境を作成とGitpodを使用した開発環境の作成を行います。

Remote-Containers について

VS Code からDockerコンテナを開発環境として使用できるようにします。
これにより、コンテナ上から Visual Studio Codeを利用することができます。

ワークスペースのファイルは、ローカルファイルシステムからマウントされるか、コンテナにコピーされ、異なるコンテナに接続するだけで、開発環境全体をシームレスに切り替えることができます。

  • 公式ドキュメントは以下

  • 構成
    image.png

インストール準備

1.ローカルPC に VS code をインストール

2.インストール後、VScodeの拡張機能から Remote-Containers をインストール
image.png

3.Docker-desktop のインストーラをダウンロード

MicroSoft サンプルコードから試す

まずは、以下のサンプルコードを使用して、Remote-Containers で起動したコンテナの vscode を開きます。以下GitHubのサンプルコードをダウンロードしてファイルを展開します。

VScode を開き、ワークスペースへ展開したサンプルコードを追加します。
image.png

左下にある、>< ボタンをクリックし、コマンドパレットから Remote in Container を選択します。

image.png
image.png

イメージのBuildが開始されます。初回は少し時間が掛かります。
image.png

Buildが完了すると、docker run が実行されます。
Docker-Desktop からも起動が確認出来ます。
VScode の ><Dev container に切り変わります。
また、ローカル端末が Windows の場合、Powershellを使用されているかと思いますので、ターミナルを表示した際に、bash が表示されます。
この状態から Remote-Containers からの起動したコンテナのvscodeを操作している事が確認出来ます。

image.png

Gitpod

VS code を使用した Remote-Containers は、ローカルにBuildしたdockerコンテナに vscode を含んだ開発環境を作成したものとなります。

これに対して Gitpod は ローカル上のコンテナは動作を行わず、ブラウザから任意のワークスペースに対して開発環境を作成するものとなります。
クラウドIDEと呼ばれ、DaaSとして機能するような開発環境という認識でいます。

image.png

私は触るのは初めてなので導入から実施し、メリットを理解していきます。

セットアップ

以下からログイン可能です。
GitLab / Github / BitBuckets いずれかのアカウントに連携してログイン出来るようです。

image.png

image.png

GitPodのダッシュボードです。
ここから WorkSpacesの管理画面から新規で作成する事が可能です。

image.png

WorkSpaces を開くと、VScode ライクなIDEが開きます。
Theia をベースとした VScode ライクなコードエディタで、VScode との違いが無いくらい同じ印象でした。

image.png

なお、一つのWorkSpaces 毎に .gitpod.yml が存在し、これを Dockerfile としてBuild 時点で独自な環境を作ることが可能なようです。
以下は Python djangoフレームワークをテンプレートした workspaces です。.gitpod.yml には pipDjango がインストールされているようです。

image.png

次に既存の GitHub のリポジトリをgitpodで見てみましょう。
Github のリポジトリURLの先頭に gitpod.io/# と付けるだけで良いらしいですが、Chrome ユーザーであれば拡張機能をインストールすると、GitHub の画面上に Gitpod が表示されるようになります。

image.png

image.png

開いてみると、先ほど同様のIDE環境が開き、レポジトリに公開されているソースコードが再現されます。

image.png

Gitpod のダッシュボードを見ると、新しいWorkspacesが追加されていました。
image.png

先ほど、Gitpodから作成したWorkspacesは図の下部にあたり、Docker コンテナから新しいWorkspacesを立ち上げたものになります。
Github からGitpod を立ち上げたworkspacesは図の上部に当たり、これはgit clone としてコンテナが立ち上がったものかと思われます。(既存のリポジトリとは別環境)

image.png

Pricing

ドキュメントに記載があります。
個人で使う分には Free50時間/月まで使用が可能なようです。
また、Freeprivateのリポジトリが作成可能なため、個人の開発環境としても十分に発揮できそうです。
無制限で使用出来る Professional$25/月 なため、Visual Studio Codespaces などのオンラインツールと比較しても、そこまで高くは無いかと個人的には感じました。

image.png

Gitpod 使うメリット

業務用のローカルPCと開発環境は分離したいと思っていたところにクラウドIDEに出会えたのは非常に良かったです。
使用して間もないですが、本格的にこれから GitPod を使っていこうと思えました。
以下、Gitpod を使うメリットを個人的に挙げてみました。

***- Workspaces の作成に制限が無いため、スクラップ&ビルド的な使い方が可能。

  • ローカルPCに過剰なリソースを使用せず、かつローカルにファイルを持たずに開発環境を作成出来る。
  • Workspaces を分けて使用出来るため、一つの Workspaces上でプロジェクトが複数に渡るような事も無く、よくあるファイルやディレクトリ、パッケージなどの煩雑化を未然に防げる。
  • ブラウザからコーディングするため、調べものが多い人にはクイックな動作を行える。
  • GitHub との連携により、既存のリポジトリを直ぐに有用する事が出来る。
  • コンテナ(Workspace)のBuildが高速。
  • VScode の拡張機能も多く使えるそう。
  • 無料枠でも開発環境として十分に使えそう。***

以上となります。

0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?