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オープンソースカンファレンス2023東京 参加レポ

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オープンソースカンファレンス東京 2023 秋 参加レポ

15:00 ~ 懇親会まで参加してきました。
ざっくりと備忘録も兼ねて、もらったチラシだったりを読みながら振り返っていきます。
敬称は略させていただきます。

簡単な自己紹介

  • 2023新卒
  • SES所属
  • OSSに関しての知識はほとんど無し

ブース

HEXABASE (協賛企業)

概要

BaaS = Backend as a Service
バックエンドAPIの構築を作ってくれるサービスの企業でした。
サービス内容的にはAPIの自動生成がメイン、っぽいけどチラシみたらUI,UXの支援等々もやっているらしいです。

感想

初めて聞くBaaSという単語に戸惑いつつも、CMSがあるんだったら確かにこういうのあってもいいよなぁと感じました。
調べたところ、BaaSという言葉、かなり普及しているようで、知識不足ゥ…。

Datadog Japan 合同会社(協賛企業)

概要

Datadogは、サーバー監視・分析サービスを従量課金で提供している会社です。
Twitter広告なんかでもよく見るようになったので、いく前から知っていた企業の一つです。
Datadog自体はオープンソースではないとのことですが、
次の二点からOSCに参加しているとのことでした。

  • Datadogのサービスの中にオープンソース部分があること
  • DatadogのOpenSourceHubという注目のオープンソースをまとめるサイトを作っていること
    https://opensource.datadoghq.com

感想

Tシャツもらいました。洗濯してから着ます。
犬のロゴいいですよね、かわいい。
サーバー運用とか監視とか全くわからん民ですが、観れてよかったです。
Node.jsのオープンソース開発者を募集してたりしててそれもすげ〜って感じですね
最初に行ったブースがここ。

日本仮想化技術株式会社(協賛企業)

概要

AWS Amplifyのコードセットアップであったりソフトウェアデザインに寄稿していたりする会社みたいです。
https://virtualtech.jp/#info
エンジニアブログだったり外部寄稿を積極的にやっていらっしゃいました。

感想

主だったVSCodeの拡張機能を領域ごとに表にしていたり、
AWS Amplifyの環境セットアップのコード化のモックを用意していたり、
技術がつよい会社ってこんな感じなのかなぁという感想でした。
という感想しか書けないってだけで危機感が…

TIS株式会社

概要

運用管理の自動化について
具体的にはZabbix等のログツールからログ解析を行い、異常の事前検知・予防ができるように過去のログ解析データと比較するツールについての説明でした。
https://www.tis.co.jp/news/2019/tis_news/20190612_1.html
これかな?
運用レコメンドプラットフォームと呼ぶみたいです。

感想

Zabbixを初めて聞いたまであって、別次元という感覚が大きいですね…。
丁寧に説明いただきました。

サイバートラスト株式会社 AlmaLinux(MIRACLE Linux)(協賛企業)

概要

国産LinuxディストリビューションであるMIRACLE Linuxと、
CentOS代替ディストリビューションであるArma Liunuxについての説明がメインでした。

感想

Linuxディストリビューションのユーザーグループだと完全に勘違いしていました。
協賛企業だったんですね。
MIRACLE Linuxという国産ディストリビューションは、ArmaLinuxに合流するそうです。
https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1502485.html
ArmaLinuxとLockyLinuxの2台巨頭っぽいですね。

The Linux Foundation

概要

メインは次の二つでした
Linux Foundationが主導するトレーニングコース(無償)の紹介
AGL(Automation Grade Linux)という自動車に乗っかるLinuxを作るプロジェクトの紹介
車載ソフトウェアをコンテナ化し、コンテナ同士のメモリ分割をを行ったデモ画面を見せていただきました。

感想

LinuxFoundationの無償の教材がわりかし多いことをチラシを見て知りました。
以下一部抜粋(無償のみ)。
サイバーセキュリティトレーニング

  • セキュアソフトウェア開発(LFD121-JP)日本語版
  • Secure Software Development: Requirements, Design, and Reuse(LFD104x)
  • Secure Software Development: Implementation(LFD105x)
  • Secure Software Development: Verification and more Specialized Topics(LFD106x)
  • Sigstore(LFS182x)を使用したソフトウェアサプライチェーンの保護
  • 管理者向けDevSecOpsの概要(LFS180x)

ネットワークトレーニング

  • Open Source and 5G Transition(LFS111x)
  • Bussiness Considerations for EDGE Computing(LFS113x)
  • Introduction to ONAP Complete Network Automation(LFS163x)
  • NFV Acceleration: An Introduction to OPNFV(LFS164x)
  • Introduction to Open Source Networking Technologies(LFS165x)
  • Introduction to Magma: Cloud Native Wireless Networking(LFS166x)

Linux カーネル開発トレーニング

  • A beginner's Guide to Linux Kernel Development(LFD103)

IoT&組み込み開発トレーニング

  • Introduction to RISC-V(LFD110X)
  • RISC-V ToolChain and Compiler Optimization Techniques(LFD113x)
  • RISC-V およびFreeRTOS(LFD112x)を使用したアプリケーションの構築
  • Microcontroller Applications with RISC-V
  • Building a RISC-V CPU core(LFD-111x)
  • RISC-V アセンブリプログラミングの基礎

AGLに関しては、コンテナの知識も乏しい中だったので、
コンテナ設定でメモリの割り当てを変えるだけじゃないのかな…と思ってしまい、知識不足を実感しました(それだけじゃなさそうです)
AGL Japan Twitterアカウント

小江戸らぐ

概要

300人くらいのLinuxユーザーグループ
https://koedolug.connpass.com
学研の初音ミクを操作できる端末とRaspberry Pi(多分このリンクのやつ使ってたんじゃないかな)とMIDIキーボード使って、楽譜で音ゲーができる展示をやっていました。
こちらのグループでは夏冬のコミケ両方で同人誌を出しているみたいです。

感想

すげーピカピカのパソコン改造して使ってLinuxで遊んでる人がいたりしました。
こちらも小学生レベルの感想ですが、面白い団体でした。

特定非営利活動法人エルピーアイジャパン

概要

資格試験等やっていたりする法人体です。
最近でたシステムアーキテクトの試験の広報であったり、標準教科書・その他活動についての紹介がメインだったみたいです。

感想

Linuxの教科書が無料でPDFが配布されていたので、次回登壇イベントの準備が完了次第Linuxの勉強を初めていけたらなぁと思います。
情報系の教員の方がLPI Japanの方とお話ししているのが印象深かったです。
無償配布の教科書URLについて

一般社団法人PyCon JP Association

初心者向けチュートリアルイベントの案内・会の案内が主な内容でした。
会話は特にせず、チラシだけいただいてきました。

baserCMSユーザー会

概要

国産オープンソースCMSの紹介

感想

CMSも触ったことないんですよね。。
グッズが充実していて(テープとかウェットティッシュとかもおいてありました。)
あとドラゴンですか?かわいい。

MDN翻訳コミュニティ

概要

firefoxを開発した非営利法人の出しているドキュメントを、日本語訳するグループです。
この非営利法人はMozillaという名前です。
MDN自体はこちら
https://developer.mozilla.org/ja/
HTMLやCSS,JavaScriptのフレームワークに関連した解説記事を出しています

感想

ちょうど最近読み返していることもあって、かなり身近に感じるコミュニティでした。
次回リアルで開催するなら参加したい所存です

Rocky Enterprise Software Foundation

概要

Red HatがCentOSを殺したから、代替のLinuxディストリビューションとしてこちらの名前が上がるそうです。
対抗はAlmaLinux。
普及率はかなり良いようで、じわじわときているグラフを見せていただきました。

感想

英語で説明してくれたのに英語が咄嗟に全然出てこなかったのが本当に悔しかったです。
LinuxディストリビューションなんかUbuntuしか知らなかったので(Github ActionでCI/CDパイプラインを作る時のおまじないの気持ちでした。)会場では三つほどLinuxディストリビューションがあってビビりました。

へにゃぺんて

概要

バイナリを中心に活動している個人の方でした。
ゲームボーイをシェルで再現したり、
バイナリ生物学という自律世界のような理論を提唱していたりするみたいです。

感想

個人での活動なのに量が凄まじい…。
Linuxシェルの入門しなきゃいけないくらいの知識量なので、著作を立ち読みするだけでは全然わからなかったのですが、非常に面白く感じました。
特にバイナリ生物学が面白く感じたんですが…。シムシティを眺めるみたいな面白さなんでしょうか…。実際動いているところを見てみたいです。

モウフカブール

概要

電子工作であったり技術書の展示を行っていました。
同人サークルという言い方が一番適切なんでしょうか。

感想

ガチで毛布被って登場してくるのだと期待してましたが、毛布ではなく薄めの布でした。
少し恥ずかしかったです。
無料冊子頒布もしており、ちゃんと読みました。
面白かったです。QUICKという通信規格についての概要解説、AWSのパブリックIP(IPv4)の有料化、サーバー証明書の90日間化についての記事でした。
定期で無料冊子頒布するのには憧れがあります。
文章力すごいなって思いながら読んでたんですが、めちゃめちゃ本書いてる方々で納得というか高い壁というか…

技術書同人誌博覧会

見本誌と告知を出していました。
「折り畳めれば本」とのことでした。
LTの方に感想を書いたので一旦省略します。

ブース総評

入り口から順に見て回ったせいで、全然ユーザー会系ブースに行けなかったです。半分程度だったでしょうか。
OSCのスタイルがよくわからなかったのもあり、次は3時間程度確保できれば全部見て回れそうです。
面白い以外の語彙力をつけたいですね。ちょっと書いていて語彙力の貧弱さを感じました。

LT会

挙手制で流し込み形式のLT会でした。
皆さん本当に好きなものを話している感じがしてよかったです。
LT資料は確認した限り上がっていなかったので、自分のTwitterのツイートを参照しつつ簡単に振り返ってみます。

ビネガーシンドロームの修理

古いパソコンの一部機材では液晶画面が酸化することで画面が見えなくなることがあるそうです。
ゲームボーイと同じ作りだとこの現象が起きるそうで、それの修理をしたという発表でした。
偏向板を通して画面が映るようにするのですが、偏向板自体が酸化(ビネガーシンドローム)をしてしまうと映らなくなるそうです。
そのため、偏向板を取り替えれば映るようになったそうです。
発表冒頭で、古いパソコンが好きな人挙手という問いかけに対して、会場の半分以上の方が手を挙げていたのが印象的でした。

HTTP3.0について

基本技術者試験を取ったのにこちら全く理解できず…。敗北でした。

バイナリ生物学

発表者 : へにゃぺんてさん
ガイア理論というものを元にしてバイナリ上で理論を再現するという考え方の発表でした。

光を反射する白いデイジーと吸収する黒いデイジーを例にあげ、白い方が増えていくよね、という話だったかと思います。地表温度の均衡を保つ方向へ進むとのことでした。
発表ではこのような抽象的な話でしたが、ホームページをざっと読んだところ、DNAの実装まで考えられているようで、かなり現実に沿うように考えられていると感じました。
LT資料

子供のために自作言語を作った話

アセンブラ短歌が十周年であることからアセンブラ駄洒落の提唱、その流れから自作言語を子供のために作った話をしていました。

ラズベリーパイ5について

ラズベリーパイ5が今月下旬に発売されるとのことで、先行レビューを発表していらっしゃいました。
使ったことがないので詳しいコメントをいえないのですが、今は2015年のPC並みの性能があるそうです。そんなCPU性能の進化って著しいの…!?と驚きながらお話を聞いていました。
SandyBridgeで十分おじさんという単語だけ耳に残っていたのですが、2011年製のIntel CPUを今使っているのがSandyBridgeで十分おじさんだそうです。

Misskeyの運用レポ

Misskeyとは分散型SNSの一つで、Twitterの代替となるだろうと言われているやつです。
それを開発、運用しているという発表でした。
https://misskey-square.net
こちらのサーバーの運用だそうです。
Twitterのメモ、全く技術的な話が残っておらず自分で取っといて役立たずのメモになっています。
最初は数学の話をしようとしていたのに、惚気話を投稿する人が出たり、多様性が出てくる感じになったそうです。
利用規約を網羅できるようにカバレッジとして工夫したりしたお話もありました。
発表した方と電車でお話しする機会があったのですが、今1万人近い方のプロフィールをちゃんと管理していたり(ちゃんと目を通しているそうです、すごい)、サーバー維持費が2万円くらいかかるよ〜って言ったりしていました。

株式会社インブリム、起業してみた話

発表者 : 内田さん
PlesanterというローコードOSSにて起業したという話でした。
具体的な金額吹っ飛んだとか補助金取り逃した等のお話しもあり、かなり生々しい感じでした。
https://www.pleasanter.org
業務用ローコードOSSみたいです。

Datadog Open Source Hubについて

発表者 : Taijiさん
Datadog OpenSource Hubの紹介でした。

技術書同人誌博覧会についての告知

技術書同人誌博覧会2023/11/25に開催するそうです。
出版物の市場は年々減少しており、草の根でもその市場を作っていくことは重要だそうです。
技術書の文化・日本語出版の文化は守っていかなければいけない文化の一つだとは自分も思いますし、紙の本の方が好きなので、話していることに対しての共感が大きかったです。

ゲームの開発レポ

発表者 : 爆走丸さん
インターンで作っているゲームのレポを発表していました。
動くもの3本リソースしていて、今は東方のゲームを作っているみたいです。

イベントの告知

総合的なまとめ

オープンソースの世界だったり、人たちが実地で実感できて非常によかったです。
自分自身の都合で、オンラインよりもオフラインのイベントの方が助かるので、こういう場が定期開催されていることに価値があるなぁと改めて感じます。

また、キャリアの決定のための情報収集の機会として良かったです。
無知な状態で行っても、技術領域の広がりやキャリア的な方向性を考えるにあたって非常に良い体験になりました。

補足

AGPLについて
AGPLは配布しないソフトウェアに対してもライブラリを使用した場合ソースコードを公開する必要があるみたいです。
MisskeyのライセンスはAGPLでした。

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