検証
下記のファイルを用意する。
nonexistent_file.txt というファイルが以降で登場するが、これは存在しないファイルである。
existent_file.txt
Hello!! This is existing file.
リダイレクト元
(1)
1(標準出力) を stdout.txt に、2(標準エラー出力)を stderr.txt にリダイレクトする。
※ 1(標準出力)は省略することができるので、1>stdout.txtではなくて、>stdout.txt のように書くこともできる。
$ (cat existent_file.txt && cat nonexistent_file.txt) 1>stdout.txt 2>stderr.txt
$
stdout.txt
Hello!! This is existing file.
stderr.txt
cat: nonexistent_file.txt: No such file or directory
(2)
&(標準出力と標準エラー出力) を stdout_stderr.txt に出力する。
$ (cat existent_file.txt && cat nonexistent_file.txt) &>stdout_stderr.txt
$
stdout_stderr.txt
Hello!! This is existing file.
cat: nonexistent_file.txt: No such file or directory
リダイレクト先
(1)
1(標準出力) を &2(標準エラー出力) にリダイレクトして、2(標準エラー出力) を stderr.txt にリダイレクトします。
$ (cat existent_file.txt 1>&2) 2>stderr.txt
$
stderr.txt
Hello!! This is existing file.
(2)
2>&- によって、2(標準エラー出力) を破棄できます。
$ (cat existent_file.txt 1>&2) 2>&-
$
おまけ
terraform コマンドは、エラーでなくても、標準エラー出力にログが残るようである。
※ docker, terragrunt とか使ってますが、実質的にやっていることは、terraform validate です。
(1)
tee は、1(標準出力)をファイルに保存しつつ、元の出力も維持するコマンドです。
下記を見ると、debug_output.txt ファイルに何も表示されてないので、terraform コマンドは、標準出力ではなくて、標準エラー出力にログを出しているみたい。
$ docker exec terraformmy-tfcontainer-1 sh -c "(cd envs/dev && terragrunt validate)" | tee debug_output.txt
16:55:27.017 STDOUT terraform: Success! The configuration is valid.
16:55:27.017 STDOUT terraform:
$
debug_output.txt
(2)
下記のように、2(標準エラー出力) を &1(標準出力) にリダイレクトすることで、teeでファイルに保存することができる。
$ docker exec terraformmy-tfcontainer-1 sh -c "(cd envs/dev && terragrunt validate)" 2>&1 | tee debug_output.txt
16:57:03.589 STDOUT terraform: Success! The configuration is valid.
16:57:03.589 STDOUT terraform:
$
debug_output.txt
[0;90m16:57:03.589 [0m[0;37mSTDOUT [0m[0;36mterraform: [0m[32m[1mSuccess![0m The configuration is valid.[0m
[0;90m16:57:03.589 [0m[0;37mSTDOUT [0m[0;36mterraform: [0m[0m[0m
参考