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自然とコンフォートゾーンを抜け出す仕組み作り

Last updated at Posted at 2021-12-03

はじめに

この記事は弥生 Advent Calendar 2021の4日目の記事です。
弥生の開発組織としての取り組みや文化において、コンフォートゾーンからラーニングゾーンへ促す仕組みがいくつか取り入れているなと思ったので、それを記事にしてみました。

自己紹介

  • はじめまして、弥生でプロジェクトマネージャーをしている飯田といいます。弥生に入社して5年目になります。
  • 自分に甘々な性格ですが、あれこれ工夫して半年で12キロ痩せれたことが最近のトピックです。リモートワーク中心なので妻以外に気付かれないですが。。

弥生のプロジェクトマネージャーのお仕事

まずは簡単に弥生PMの代表的な仕事を紹介します。

  • プロジェクト・プロダクトの目標達成にフォーカスしたマネジメントを行う
  • マーケティング部門、カスタマーサービス部門とも調整したうえで、より実現性の高い(遅れない)ロードマップを策定し、その実現のためにあらゆる手段を講じる
  • 開発本部組織改善の検討・策定を実行し、成果を出すこと
  • 開発本部員エンゲージメントに対する取り組みで成果を出すこと

弥生の開発のいま

弥生の開発本部はいま大きな転換期を迎えています。私が所属するのは新サービスを開発する部署です。この部署はお客さまのために新たなサービスを世に送り出すことを目的に立ち上がった部署になります。2年前に数名から立ち上がり、今では50名を超える体制となりました。しかし、お客さまにより素晴らしい製品体験をしてもらうためには、組織としてはもちろん、個々のスキルを上げていくことも非常に重要な要素になります。

コンフォートゾーンとは

この言葉を知っていますでしょうか?ビジネス書などでもたまに見かけると思いますが、居心地のいい快適な環境を意味します。
たとえば、毎日決まった業務をこなす仕事、長い付き合いで楽な人間関係などそれほど刺激がないかわりにリスクを感じることがない場所で、それがコンフォートゾーンです。
ただし、これらの環境は成長するうえでは必ずしもいいとはいえません。ひとはある程度のストレスを感じる環境に置かれた方が高い能力を育み発揮することができると言われています。でも楽で居心地のいい場所にい続けたいのは本能ですよね。楽な道と大変な道があれば楽な道を選ぶのは当たり前だと思います。

ラーニングゾーンとは

適度なストレスと高い学習効果が得られる環境のことで、人間が磨かれるのはまさにこの環境だと言われています。
適度なストレス環境に身を置くことは決して難しいことではないとも言われています。日常生活においてもわずかな視点の切り替えによって成長のチャンスを得ることが可能です。例えば気になるイベントを見つけたら迷わず参加ボタンを押す、これもコンフォートゾーンから抜け出す方法のひとつかと思います。
弥生でもよく業務中にITイベントに参加することも多いです。最近ではAWS関連のイベントに参加するメンバーが多いと思います(ちなみに参加結果のレポート提出などは不要です)
image.png

適度な負荷:学びを促す人員配置

弥生にはこのコンフォートゾーンを抜け出してラーニングゾーンへ進むための仕組みがいくつか組み込まれています。例えば人員配置です。
私個人の入社してからの配置異動を例にとります。

  • 1年目:情報システム部門で契約・請求関連のシステムを担当
  • 2年目:製品サービス部門に移籍し、弥生販売を担当
  • 3年目:弥生販売に加えてデスクトップアプリ共通機能を担当
  • 4年目:新サービス開発部門へ移籍、同部門の統括リーダーと共に組織戦略を策定し、アーキテクチャチームとインボイス制度対応チームを同時に立ち上げ。また、製品サービスと基幹システムをつなぐ認証認可サービスを担当
  • 5年目:前年から引き続き、認証認可サービスを担当 ←いまここ

弥生では、慣れてきたら新しいことをどんどんやってもらうという文化があります。
当然、本人適性や組織観点も考慮しますが、けっこう希望したプロジェクトに携わることができます。ただ、上記のように1年でそのプロジェクトに慣れて成果を出すのは普通に考えるとまぁまぁ大変かなと思います。
しかし、弥生のプロジェクトは前任者の引継ぎ・伴走がしっかりしているし、過去の経緯や目的はチケットに記載されているので、これまでの背景や段取りを知ることにもそれほど苦労をしません。
弥生はチケットでタスク管理を実施しており、基本、全てのプロジェクト作業はチケットを見ればわかるようになっています。ときおり、数年前のチケットをみて、当時の成果物や経緯を確認することがありますが、知りたかったことについて、よくわからないで終わるということは基本ありません。

DevAX:学びの機会

また、弥生はエンジニアにも学習を奨励していますし、そういった機会を積極的に設けるような取り組みがあります
直近ではDevAXというAWSハンズオンワークショップを実施しました。全8回のワークショップを毎週水曜日に終日開催する、一過性で終わらないものです。しかも100名規模での開催というAWS内でも類のない規模で開催されました。詳細は弥生の勉強会イベント「もくテク」で紹介する予定なのでぜひご参加ください。

AWSアカウントの無償提供:学びのハードルを下げる

また、最近ではAWSアカウントの無償貸し出しも開始しました。自分が自由に使える環境で利用料を気にせず、学習したいという欲求はエンジニアの皆さんはだれしも抱えているかと思います。当然、マイニングしないでね、みたいなざっくりルールはありますが、基本は個人が自由に業務に関係なくAWSを触れる環境を提供しています。
image.png

大事なのはスモールステップ

大切なのは最初のステップを小さく、そして継続して学習できる仕組み作りかと思います。
開発本部の組織改善、エンゲージメントを高めるためにいくつもの取り組みをどんどん実施し、最終的にお客さまにいいサービスを届けることにつなげていきたいと思います。
興味を持った方はよかったら下記を見てみてください。

弥生では一緒に働く仲間を募集しています。

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