Swiftには「Tuple(タプル)」という、複数の値をひとつのまとまりとして扱える便利な構文があります。
変数をひとつにまとめたいときや、一時的なデータのグループを扱いたいときに便利です。
タプルとは?
タプルとは、異なる型の複数の値をまとめて一つの値のように扱える構文です。
例えば、名前と年齢をまとめたいとき、こんなふうに書けます。
let person = ("Taro", 25)
このように、文字列と数値を1つの変数としてまとめています。
基本的な使い方
let info = ("Tokyo", 13)
print(info.0) // "Tokyo"
print(info.1) // 13
info.0 のように、インデックス番号で要素にアクセスします。
あるいは
インデックス番号だと少し分かりづらい場合な時は、名前付きタプルを使うと便利です
let user = (name: "Bob", age: 30)
print(user.name) // "Bob"
print(user.age) // 30
名前を付けることで、変数の中身が何を表しているのかが一目で分かります!
タプルの分解(分割代入)
タプルは変数に一度に分けて代入することもできます。
let person = ("Taro", 25)
let (name, age) = person
print(name) // "Taro"
print(age) // 25
使わない値がある場合は、アンダースコア _ を使います。
let (city, _) = ("Osaka", 27)
print(city) // "Osaka"
関数の戻り値としてのタプル
タプルは関数の戻り値としても使われます。
func getUserInfo() -> (name: String, age: Int) {
return ("Taro", 25)
}
let info = getUserInfo()
print(info.name) // "Taro"
print(info.age) // 25
複数の値を返したいときに便利です。
まとめ
タプルは、複数の値をひとまとめにしたいときに便利な機能です。特に以下のような場面で使えます:
-
関数で複数の値を返したいとき
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一時的に複数の値をグループ化したいとき
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異なる型のデータをまとめたいとき
初心者向けにTupleの使い方を簡単に解説してみました、ぜひ参考にしてください!✌️