オブジェクト指向第2弾。
今回はオブジェクト指向に欠かせない基本的な用語を、覚書から抜粋して紹介していきます。
自分もわかるように書いていきますので、お付き合いください。
オブジェクト指向に必要な用語
以下の用語は、オブジェクト指向の中で必要になるものです。
これを覚えておけば、とりあえずオブジェクト指向の話題にはついていけるはずです。
自分がそうですから。
オブジェクト(object)
- これが大本、一番重要な用語と捉えています。
前の記事に書きましたが、オブジェクトとは「物」という意味の言葉です。
プログラムの世界ではデータと処理の集まりを意味しています。
簡単に言えば、「人間」というオブジェクトの中には、
「名前」や「性別」といった個人情報(データ)があり、
何かが「出来る」といった行動力(処理)を持っていると考えられるわけです。
クラス(class)
- クラスとはオブジェクトを作るもの事。 オブジェクトは情報の塊という事は先に説明した通り。 つまり、情報をまとめる為の最初のデータ(プロパティ)や操作(メソッド)を行う為に必要なものと考えて構わないでしょう。
ここでは人間に例えられないので、みんなよく使うスマホで例えてみます。
スマホ(オブジェクト)を組み立てる時に必要なものは何になるかと考えてみます。
つまり、設計書です。こう考えると、クラスとは設計書になるわけです。
この設計書の中に、データやこういう操作ですという指示が入っている訳です。
また新しい単語が出てきたので、この後説明します。
オブジェクト指向はこれが面倒くさいのです、専門用語ばかりなので。
プロパティ(property)
- オブジェクトの中にあるデータの事です。 プロパティは属性って意味になります。
さっきの例えだと、スマホにはいろいろな情報が付随してますよね?
「Android」か「iphone」で迷ったりしますよね。「カラー」はどれがいいとか。
今言ったスマホ商品の「情報」の事をプロパティ(属性)といいます。
メソッド(method)
- オブジェクトが内にある処理の事です。 メソッドとは、操作といった意味の言葉です。
スマホで言えば、「電話をかける」「メールをする」「ネットを見る」といった動作に繋がるものですね。
このスマホの「動作」の事をメソッド(操作)といいます。
オブジェクトをまとめると
- オブジェクト内部にはクラス、プロパティ、メソッドが入っていることになります。
クラス、プロパティ、メソッドの関係は大まかに書くとこうなります。
class クラス名{
プロパティの宣言
メソッド名{
実際の処理内容
}
}
- 実際には言語によって少し変わるときもあるので、調べてから書き始めましょう。
インスタンス(instance)
- 最後に、インスタンスは覚えておきましょう。 オブジェクトが実際に処理を実行したものに当たります。
インスタンスとは、「実体」という意味になります。
オブジェクトが何かを作る事をインスタンス化と言いますので、これも覚えたほうがいいかもしれません。
実際にはこう書きます。
class クラス名 参照する変数 = new クラス名( );
これも言語によりますので、実際に自分が触れる時はどうなるのか調べてみてください。
最後に
これ以外にももう少しあるのですが、あまりいっぺんに書くと専門書と同じで眠く読みづらくなるので、この辺で終わります。
あくまでも、読みやすい覚書と思って接していただけると幸いです。
追記
ご指摘ありがとうございます。
今後もう少し改善するようにいたします。