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エンジニアとして成長するために皆さんにもやって欲しいこと。

Last updated at Posted at 2019-09-14

#はじめに

いつもは Azure Active Directory に関する Tips を週次で Qiita に投稿していますが、今回は Non-Tech に関する記事を投稿したいと思います。
某外資系企業に中途入社してから 1 年 3 か月ほど現時点 (2019年9月14日現在) で経っていますが、その中で日々の仕事もしくはプラスαとして是非皆さんにも実践していただきたい内容を共有したいと思います。

テーマとしては、以下 4 つです。

1. 憧れの人に師事する
2. アウトプット活動を継続して行う
3. 勉強会に登壇する
4. 技術共有を惜しまず行う

#1. 憧れの人に師事する

エンジニアとして、自分 1 人で出来ることが限られているということは、この記事を読んでくださっている皆さんも実感していると思います。
そこで私が取ったアクションとして、ある方に、私のメンター(指導者)になってください、と直接コンタクトを取りました。
その方は、現職に入るきっかけとなった、会社の看板を背負った大きなイベントで登壇しているような、自分の技術力では到底接点が生まれないような方でしたが、その方は快く私のメンターになってくださいました。

※弊社には、メンター制度というものがあり、同部署に限らず、会社(グローバルも含む)に所属している人であれば、メンターになってくれます。

もちろん状況によっては断られる可能性もありましたが、そもそもコンタクトを取らなければ、メンターになっていただく可能性すら生まれないので、アクションするに越したことはありません。

極端な話、同じ会社でなくても良いと思います。
自分なんかが…とか臆する必要は一切なくて、思いっきり背伸びをして、憧れの人にコンタクトを取ってみてください。
結果は保証できませんが、やらないより、やった方が絶対に良いです。

私がそのメンターの方と決めたことはエンジニアとしてのプレゼンス(存在感)を高めるということです。
プレゼンスを高めるためには、ただ日々の仕事をこなすだけではできません。
そこで、2. のアウトプット活動を始めることにしました。

#2. アウトプット活動を継続して行う

アウトプット活動をするにあたり、私は Qiita を選択しました。
何をアウトプットしているかというと、日々のサポート業務の中で、興味のある分野、難しいと感じた分野、Qiita を見ている人たちに役に立てるような内容を対象に、実際に Azure の検証環境を使い、検証した結果を OneNote (Microsoft の Office ツールの 1 つ) にも残しつつ、Qiita に週次でアウトプットすることにしました。

すると面白い変化が起こるようになってきました。

1 つは社内の同じチームの同僚が私の Qiita の記事を参考にするようになったこと。
2 つめはお客様のお問い合わせ内容に私の Qiita の記事を参考にしてくださるようになったこと。
3 つめは、実際に Qiita の記事を読んでます、と勉強会での席でも言われるようになったこと。

どうでしょうか、明らかに何もアウトプット活動する以前に比べて、プレゼンス(存在感)が高まっていると思いませんか?
アウトプット活動することのメリットは、プレゼンスが高まるだけではありません。

当然自分自身で検証して結果を分かりやすく文章にまとめ、場合によっては画面ショットをつけて Blog 化するわけですから、自分自身のスキル アップにもつながるわけです。
私の場合は、毎週末にこの作業をやっているので、趣味の時間など、多少は犠牲にしなくてはならなくなりましたが、それよりもエンジニアとして生き残るために必要なものを得られるのであれば、多少の犠牲は惜しくも何ともないです。

アウトプットする対象は Qiita でなくてももちろん良いと思います。
GitHub でも自分の Blog サイトでもなんでもいいと思います。
大事なのは、何のためにアウトプットをするのかを明確にしておくことと、アウトプット活動を定期的に継続して行うことです。
必ず周りからの反応が変わりますので、ぜひ実践してみてください。

#3. 勉強会に登壇する

勉強会やセミナーに登壇することも、プレゼンスを高める活動の一環として行っています。
人前で話すなんて…と思う方もいるかもしれませんが、私もめちゃくちゃ緊張する体質で人前で話すなんて絶対に無理、と思ってましたが、今では逆に登壇のオファーが来ないか待ち遠しく思ってるくらいになっています。

どうしたら登壇できるようになるのか。
これはシンプルで、直接その勉強会やセミナーを運営している人たちにコンタクトを取ってみることです。
勉強会に参加すれば分かりますが、司会をやられているかたや、受付や会場設営をされている方々はすべて運営側の人たちですよね。
その人たちに話す機会をもらえないかコンタクトを取ってみてください。

登壇すると何が良いのか、まず、登壇するために発表する資料を全身全霊で作るようになります。
せっかくの登壇機会、足を運んでくれている方々に対して少しでも有益な情報を伝えようと必死に頭を使います。
当然準備の時点で疲れます(笑)
疲れますが、その準備プロセスそのものが、自分自身のナレッジ、スキルとして蓄積されていることに後で必ず気づきます。

準備をしっかり行うことで、緊張の度合いも、程よい緊張に自然と変わります。
私は、練習も兼ねて社内の同僚向けにプレゼン内容を発表しています。
(実際私より強い人達が話を聞いてくれてフィードバックしてくれるので、ある意味本番より緊張しますが…)

それに加えて、自分で会議室に籠って時間を計って通しで話してみてください、ここまでイメージトレーニングできていれば、本番はもう大丈夫です。
勉強会の登壇機会が、別の勉強会の登壇機会を生み、好循環が生まれるとお思います。(私はそう信じています)

私は前職まで登壇機会はほとんどありませんでしたが、実際にやってみると、プラスの要素しかありまん、ぜひチャレンジしてみてください。

#4. 技術共有を惜しまず行う

自分が得たナレッジは惜しげなく同僚や社外に共有しましょう。
一昔前の IT 企業であれば職人気質の俺の背中を見て学べ的な、日本企業特有の独特な文化があったかと思います。
しかし、今の時代、技術の属人化ほど無駄なものはないということは皆さんも日々の仕事の中で痛感していることと思います。

現職において、私より知識・経験が豊富な海外のエンジニアを含む同僚が本当にたくさんいますが、その同僚たちは私やほかの同僚に対して、見下すような態度は一切取りません。
私が持っている技術レベルにまで下りてきてくれて、自分の時間を割いて懇切丁寧に教えてくれますし、一緒に悩んで考えてくれます。
企業文化が素晴らしいことは当然あるのですが、一人一人がエンジニアとして非常に真摯だからと思っています。

お互いを助けるという風土があるので、自分も他者に対して貢献したいと自然に思うようになりますし、社内だけでなく、社外に対しても貢献したいと、思うようになりました。

見返りはないかもしれません、むしろ、見返りは求めてはいけません。
誰かに貢献すること自体が、結果として自分自身の知識のブラッシュアップにもつながります。

#まとめ

再掲しますが、今回は以下内容についてお伝えしました。

1. 憧れの人に師事する
2. アウトプット活動を継続して行う
3. 勉強会に登壇する
4. 技術共有を惜しまず行う

上記内容をすべて一度に行う必要はありません。
自分ができる範囲の中で始めてみましょう。
私としては、1. の憧れの人に師事するをまず初めに行うことをお勧めします。

良き相談者に出会うことで、自分の悩みや方向性、上を目指すために何をすればいいのか、遠慮なく相談してみてください。
ここでお話した内容を実践することで、必ず自分自身がエンジニアとして成長できていることを実感できるはずです。

1度きりの人生ですから、思い切って、その第一歩を踏み出してください。
少しでも今回の記事が参考になれば幸いです。

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