#はじめに
皆さんはクレジットカードの明細に下記のような名前の請求をされたことはないでしょうか。
MSFT というのは Microsoft のことなのですが、後ろの英字+数字の文字列は正直よくわからないと思います。
私も実際わかりませんでした。
調べてみてわかったのですが、上記請求書は Azure のサブスクリプションの請求金額になります。
サブスクリプションという概念がわかりづらいのですが、簡単に言ってしまうと、Azure 上でアプリケーション サーバーを立てたり、データベース サーバーでデータを保管し続けたりする際に必要な利用料金のようなものです。
さて、今回私は妻から身の覚えのない請求をされていると激怒されて震えおののいたわけですが、DNS、DNSと言っており、DNS なんて立ててないし、新規にサブスクリプションを作成して Azure リソースを利用していた覚えはなかったので、突っぱねていたのですが、上記のカード明細を改めてみてみると、どうみても Azure に関する請求のようなので、改めて調べてみました。
#やってみる
まず、いつから1万5千円前後の請求が発生していたのかを確認したところ、2018年の12月からでした。
結構前ですね…(汗
訳9か月前くらいに建てたであろう Azure AD のテナントに手あたり次第サインインしました。
そして Azure ポータルの概要画面に以下画面が出ていました…。
これ、明らかに Azure のリソース使っていますよね…
・サブスクリプション
・App Service
・DNS ゾーン
上記が記載されているのがわかると思います。
概要画面で、自分のサブスクリプションをクリックします。(アクティブとなっている時点で黒確定ですね…)
見事に現在進行形で請求が発生しているのがわかります。左ペインの「請求書」をクリックします。
見事に 2018 年 12 月から 15,000 円前後の請求が発生し続けていることがわかります…。
実際に利用しているサービスであればごくごく当たり前のことなのですが、これらのサービスを現在は使っていない、ということであれば、リソースを削除するかサブスクリプション自体を「キャンセル」しないと請求が発生しつづけます。
一つまえの画面に戻って、画面上部の「サブスクリプションの取り消し」をクリックします。
画面に書いてあるとおり、サブスクリプションをキャンセルすると、すべてのデータが削除されると書いてあります。いったん「リソースの確認」をクリックして、このサブスクリプションに紐づいているリソースを確認します。
すると、サブスクリプションに紐づかれたリソース(今回の場合はリソース グループ)の一覧が表示されました。
これらのリソース グループは不要なので、画面右の「…」をクリック後に、「リソース グループの削除」をクリックします。
削除するかどうかの確認画面が表示されるので、リソース グループ名を入力後に「削除」をクリックします。
(この作業を作成しているリソース グループの数行います)
※リソース グループ「shyamag004」めちゃくちゃ色々リソース使いまくってますね…(汗
当該のサブスクリプションに紐づいているリソース グループがすべてなくなると、下記画面ショットのとおり、「表示する リソース グループ がありません」と表示されます。ここで再度「サブスクリプション Pay-As-You-Go をキャンセルしますか?」の画面に戻ります。
サブスクリプション名とキャンセルの理由を選択、入力し、「サブスクリプションの取り消し」をクリックします。
更新(キャンセル処理) に 10 分ほどかかるので待ちます。
サブスクリプションが取り消されると、下記画面ショットのとおり、状態が「アクティブ」から「無効」になります。
以上でひととおりの対処が完了となり、以降は当該のサブスクリプションに紐づかれた Azure リソースの請求はこれ以降発生しなくなります。
#おわりに
(MSFT* 英数字+数字) 利用国 SGP という請求がクレジットカード会社から来たら、間違いなく Azure の利用料金の請求です。
上述でご案内した手順でサブスクリプションを利用していないか、リソースを使いっぱなしにしていないか、きちんと確認しましょう。
確認をおろそかにしていると私のように無駄金を Microsoft に払い続けることになります…。
ご利用は計画的に…。