はじめに
みなさん、はじめまして!
パナソニックホールディングス株式会社でOSSコンプライアンス推進を担当している加藤と申します。
本日は、OpenChain Project の Japan-WG の活動のなかから、2022年に開催した Mini-Meeting について紹介したいと思います。
OpenChain Japan-WG Mini-Meeting
OpenChain Japan-WG では、2019年までは、参加各社が持ち回りで会場を用意して全体会合として顔を合わせた交流をしてきましたが、COVID-19の影響で2020年からはバーチャルでの全体会合を定期的に開催し、OSSコンプライアンス関係のテーマなどについて情報共有・情報交換をしてきました。COVID-19の影響以降はリアルに集まる機会がなかったのですが、2022年7月と8月に、少人数(10名程度)で集まれる人たちでリアルでの会合(Mini-Meeting)を実施しました。
2022年 Japan-WG Mini-Meeting
・2022年7月14日、場所:Sonyさんオフィスの会議室
・2022年8月24日、場所:メルカリさんオフィスの会議室
久しぶりの Face to Face での会合だったこともあり、参加したメンバーの近況の情報交換からはじめて、当日はあっと言う間に時間が過ぎていきました。また、両日ともに OpenChain Director の Shaneさんが、8/24の回には OIN の CEO の Kiethさんが参加され、グローバルな会合となりました。ここでは集まったメンバーで情報共有・情報交換した内容や参加者のコメントなどを紹介したいと思います。(私のメモを元にしていますので、私の主観が入っていること、ご容赦ください)
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ここ2年ほどいろいろとツールの導入などを進めてきたが、他の方がどのようなツールを導入しているか?興味があるか?といったところを、ちょっと聞いてみる機会も少なく、共通の話題のある人達で情報交換や活動の場を広げていくようなことが難しいと感じている (全体会合の場で事例紹介のように発表できるような状態に至らないフェーズにおいて、仲間を見つけるのが難しい)
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Face to Face の情報交換・情報共有の機会がなかったことで、個別の会話が激減 (というか ほぼ皆無に)。そのためメンバーの状況や課題(具体的な課題でなくても、こんなところに課題がありそう、のような課題感含む)の共有が進まず、結果、OpenChain Japan-WG での新しいテーマもあまり出てきていないと感じている (OSPO-swg は立ち上がったが)
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バーチャルでの全体会合で全員が聞いている場で言うほどのものではないことを、立ち話的に言ったり・聞いたり、という機会がほとんどなく、知らなかったり不足していた部分を補完することができなくなっていると感じる。
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話題によっては、いきなり数十人の前で(バーチャルな全体会合の場で)提案するのは心理的なハードルもあるし、数十人でディスカッションというのも現実的ではないなかで、今回の Face to Face の機会で、例えば 「各社のなかで、相談対応のノウハウの共有 や ノウハウアウトプット(の蓄積) をどうしている?」みたいな情報交換ができ、良かった。
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OSS活用の推進を担う部門 と セキュリティ面での管理を担う部門 の連携の難しさ、みたいな話題 (でのディスカッション)。これもバーチャルでの全体会合では出てきにくい話題だと感じた。
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自社の状況・立ち位置について、いろいろな情報交換をベースに足りないところを見つけて対応を強化したり、というところがあったりもして、今回の Face to Face での情報交換では「気付き」があり、有益だった。
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単純に、「Face to Face での情報交換・議論に飢えていたんだ」と実感した
以上、他にもあったと思いますが、ざっくりと書き出してみました。
最後に
今年は、2022年12月5~6日には Open Source Summit Japan が、12月7~8日には Open Compliance Summit が、それぞれパシフィコ横浜で開催されます(リアル&バーチャル)。久しぶりの日本でのリアル開催のConference、参加される方々は数年分の情報共有・情報交換をしましょう!
Introduction
Nice to meet you. I'm Shinsuke Kato. I am in charge of OSS compliance promotion at Panasonic Holdings Corporation. Today, I would like to introduce the Mini-Meeting held in 2022 in Japan-WG of OpenChain Project.
OpenChain Japan-WG Mini-Meeting
After COVID-19, we did not have a chance to get together in real, but in July and August 2022, we held a real meeting (Mini-Meeting) with a small number of people (about 10 people).
Japan-WG Mini-Meeting in 2022
July 14, 2022, at a conference room in Sony's office
August 24, 2022, Location: Meeting room at Mercari's office
Here, I would like to introduce some topic. (This is based on my notes, so please forgive my subjectivity.)
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We have been implementing various tools, etc. for the past 2 years. But what tools are other people implementing? What tools are other people using and are interested in? It is difficult to find members.
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The lack of opportunities for face to face information exchange and sharing has drastically reduced the number of individual conversations. As a result, we feel that not many new themes have emerged in OpenChain Japan-WG.
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We can exchange information with other participants. For example, "How do your companies share their know-how and output of consultation?"
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The discussion on the difficulty of collaboration between the department in charge of promoting OSS and the department in charge of security management was also good.
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Simply, I realized that I was hungry for Face to Face information exchange and discussion.
I'm sure there were more, but this is just a rough list.
Lastly.
This year, Open Source Summit Japan (https://events.linuxfoundation.org/open-source-summit-japan/ ) will be held on December 5-6, 2022. And Open Compliance Summit (https://events.linuxfoundation.org/open-compliance-summit/ ) will be held on December 7-8, 2022. Both are at Pacifico Yokohama (real and virtual). It's been a while since the last real conference in Japan, so let's share and exchange information!