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どんな技術を使っているか関係ない

Last updated at Posted at 2025-04-26

どんな技術が使われているかには興味ない

🔍 はじめに

よく経営層の方が、おっしゃられるのが、

「顧客(利用者)はそのアプリ、ソフトウェアにどんな技術が使われているか基本的に興味ない」

ということがあります。

用語の定義
※以下、アプリとソフトウェアは同一のものとし、プログラムで作られたものを指し話を進めていきます。アプリが単語が短いのでアプリとと記載して話を進めていきます。

私はこの意見に概ね賛成なのですが、開発およびアプリを提供する側(もちろん経営層やそのアプリを提供している団体の所属員)は利用者と別の観点が必要だと感じています。


💡 「顧客(利用者)はそのアプリ、ソフトウェアにどんな技術が使われているか基本的に興味ない」について

自分が他の方が作られたアプリを使用する時を想像してみてください。
そのアプリを使う、使い続ける理由は、

そのアプリがどんな機能を提供するか

だと思います。

細かいところで効率化、面白さ、流行など様々な理由で使用するアプリを選ぶと思いますが、究極的には

そのアプリがどんな機能を提供するか

だと思います。

後は、

  • 安定性
  • 💰 価格

あたりでしょうか?この3つが主な理由かと思います。

ただ、安定性があっても、価格が無料でも、そのアプリが必要のある機能を持っていなければ価値はありません。
ただHello Worldを表示するアプリは誰も使う理由がありません。

  • 機能は加点要素
  • 安定性価格などは減点を抑える要素

と捉えられると考えられます。

🔧 機能での技術関係ない

例えば、VRなんかは現実に近い仮想現実を実現してくれます。
ただVRという技術(技術と言っていいかわかりませんが)が大事なのではなく、
現実に近い仮想現実を実現する機能を持っているということが大事です。
なので、VRに変わる概念、技術があればそれでも良いわけです。

プログラミング言語に置き換えるとそのアプリで使われている技術がReactだろうが、Javaだろうが関係ありません。
「機能的に」そのプログラミング言語でないと実現できないということは、まず起こりえないかと思います。
(開発視点で、ライブラリ充実度や、開発環境の充実度などはありますが)

🛡️ 安定性での技術関係ない

ある程度IT知識のある方とのやり取りであれば、例えば、AWSAzureなどのクラウドを使用している場合、それらのクラウドで障害が発生してもクラウドの障害だし、しょうがないよねとはなるのですが、実際世の中ITに疎い人が多く、AWSやAzureなんて知りません。

またゲームなんかは、継続的に接続していることが多いと思いますから、早く障害解決しろや、通信安定させろだのしか気にしていないと思います。

💵 価格での技術関係ない

例えば、ローコードや何かの編集ソフト、最近だと公開のAIサービスなどを使用していて、利用料金を払わなければならないため、無料で提供することは難しく少なくともその利用料を保管できる何らかの手段は必要です。

ですが、それらのサービスを使っていると、料金上げさせてくださいや無料で提供しづらいですとなったとしても、利用者側としては知ったことではないです。
これらのサービスを使用しないで、同労力で同じ機能を提供していてるアプリがあればそれらを使うようになります。


📊 本題:提供側の視点

つらつらと技術関係ない話をしてきましたが、それはあくまで利用者視点です。アプリ提供側としてはそれだけでは大事なことを見落としてしまう可能性があります。

👨‍💻 開発視点

端的に言えば俗に言う技術選定で考えることだと思います。
ライブラリの充実度、開発環境の充実度、保守性や拡張性を考慮する必要があります。

C言語やアセンブリでWebアプリ作れないこともないでしょうが、時間がかかってしまうかと思います。
(まあC言語ぐらいであれば、HTML構造の文字列を返すサーバーを作るだけなので、そこまで難しくないですが)

ローコードであれば、その提供されている機能を逸脱する開発を行うことができた場合、どうするのでしょうか?
(逸脱するものは例外として無視するということもできますが、少なくともその例外が存在する可能性は考慮する必要があります。)

🧑‍🤝‍🧑 採用視点

質問 考慮点
その技術の技術者はどれぐらいいますか? 人材の供給
その技術を使いたい人間はどれぐらいいますか? 人材の需要
色んな技術を使っているかつ、情報の更新が早い技術に追いついていける技術者はどれぐらいいますか? 技術の持続性
上記の要件を満たす技術者を実際に採用できますか? 企業の魅力

一度作っただけで終わりではないがちになりがちなアプリです。直近のことではなく、数年先のことも考えて技術を採用する必要があります。

💰 費用視点

ローコードや有料サービスを使って開発するのは結構ですが、そのライセンス料や利用料を保管できる利益を出すことができますか?
ライセンス料が高いからと言って、購入数や利用数を絞ってしまえば、その技術に触れる人が少なく、その技術での習熟度の向上が遅くなってしまいます。


🎯 結論

前述の通り「顧客(利用者)はそのアプリ、ソフトウェアにどんな技術が使われているか基本的に興味ない」はまさにその通りだと思いますが、他にも考慮すべきことがあり、それらとのバランスを考えた上で、最終的な結論をくだすことが大切です。

Akira Shingu

Reactなど使って開発してます。※この記事は最終的にWindSurfでAIにデザイン整理してもらいました

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