Java SE11 Gold合格体験記
※2024年2月時の情報になります。11以外17などを受験の方は最新の情報をご確認ください
使用した教材
黒本メインです。紫本は最初の覚えるべきポイント集のみを使用しました。
2冊教材を買うことに抵抗のある方は、紫本の試し読みでも恩恵を受けれます。紫本の問題は解いていないため評価出来ません。
学習順序は紫本ポイント→黒本全体です。
学習方法
紫本と黒本を解きました。基本的には文字上での学習です。ちょっと理解が不足している部分や気になった部分はコードを書いて実行し、問題そのままではなく、書き換えて自分の想定になるかどうかを確認しました。
筆者の経験
大学で4年情報工学を学び、1年ほど他言語経験あり、Javaの経験は1年未満
デバッグ機能を使わず、コードの文字で処理を追って、頭の中でデバッグを半年ほど続けており、文字上でのコード処理理解力が多少あるため参考にならないかもしれません。
学習期間
1〜2ヶ月ほど、Java Silverと連続受験したため、それを含めると+1月かと思います。
勉強時間としては70〜100時間
結果
8割ほどでした。
Java Silverとの差分
Java Silverより、より実践的な内容
データベースやストリームに関しての分野がより深くなり、Silverのようにそんな意味不明なコードをそもそも書かないからわからないなどがなく、あくまでJavaの経験が浅い人が遭遇し得るエラーやバグになっており、勉強も比較的ストレスなくできました。
個人的にはSilverよりGoldが簡単なので(実際に点数もよかった上に一発合格。Silverは1回落ちました。)実務経験があればSilver合格したけどGold難しそうだなって思った方は受験をお勧めします。
ただ、勉強なしで合格出来るのは、「フレームワークなしの環境で経験を積んでいる人」になるかと思います。
実務に役に立つのか、実務が出来る保証になるのか
- 'Java'を使えるという意味では最低限の保証になるかと思います。
try catch をしないとどうなるんですかという質問とかもすることはないと思いますし、基本的には色々調べつつ独力でコーディングを行えると思います。
文字列処理や、一部キャスト処理でつまずくかもしれませんが
- フレームワーク前提の開発では実力の証明にはなりづらいです。
(Web開発の場合)SpringやSpring Bootまたはその他フレームワークやライブラリでは、それらの使い方を知る必要があります。
当試験はフレームワークの試験ではないので、当然そういった知識の証明にはなりません。
特にデータベースの接続部などが顕著で、MybatisなどのORMを使用する場合は、考慮する必要がありません。(実際に流れているSQLをみた際に、問題で出るような文字が出ることはありますが、)
もちろんフレームワークだけで成り立っているわけではないので、基本的なJavaの部分では活躍できます。
- フォルダーの構成や、関数のスコープの決定に関する保証は出来ません。
フォルダーの構成や、ファイルおよび変数の名称、どこまでの処理を1つの関数にまとめるかなどは保証されません。
試験の内容としては、コードの結果がどうなるかが答えとなり、コードの出力には関わってこない、よりメンテナンス性の部分であるファイル構成等に関しての知識は保証できません。
フォルダ構成は、フレームワークや開発するシステムの種類もしくはプロジェクトによるので体系化は難しいでしょうが、、
この試験で個人的に改善してほしいなと思うところ
ソースコードがコンパイルエラーを起こすかどうかは、人間が判断するまでもなく、コンパイル時やエディタ上で確認が出来ます。
そういった機械でも確認出来る部分の知識ではなく、どういう風に修正すればコンパイルエラーが修正されるか、または実行時に発生するエラーはコンパイル時にはわからないため、そういった問題の割合を増やしていただくことが、より実践的な資格になるのではと思っています。