ゲームで学ぶマネジメント
※マネジメントを題材にしたゲームがあるという話ではありません。
※主にチームマネジメントにつきまして
※仲良しグループでやってるとマネジメントも何もないので、基本初対面に等しく、かつ大会なので成績を残そうというような、比較的意識高め系でのチームでのみの話になります。
はじめに
「ゲームでマネジメント!?」そんなの学べるわけないだろ!と思われるかもしれません。
個人的な意見としましては、会社や部活で行うマネジメントに比べて難易度が高いです。
以下理由になります
1.チームに存在し続けないといけないという縛りがほぼない
2 各人は実質匿名に等しい
3
ゲームでのマネジメントの難しさ
上記の1の理由が大半を占めています。
まず、仕事と各項目を比べます。
カテゴリ | 仕事 | ゲーム |
---|---|---|
チームの所属の必要有無 | 基本的に必要 | 必要なし |
生計を立てるのに必要か | 必要 | 必要なし |
週の最低参加日数 | 基本週5以上 | 制限なし |
契約上の制限 | あり | なし |
個人情報の提供 | あり | アカウントのIDぐらい |
仕事(ゲーム)内容 | 所属したチーム、もしくは自分のスキルで可能な業界の仕事 | 制限なし |
プライベートの時間を使う | 基本使わない | 必須 |
簡単に言ってしまうと、まずそもそも所属する義務がないため、例えば、チームの考えやメンバー、ルールが気に食わない場合はすぐ抜けられます。
体験したことはないですが、可能かどうかで言えば、1日や数時間で辞めることも可能です。
集合時間を守る理由なんかも薄いです。
そのため、同じメンバーでチームとして続けていくためには、メンバーの管理が重要です。
2の匿名も繋がってくる話ですが、基本的に何をやっても、実際の人の経歴等には傷がつきません。
アカウントも新しいものを作ってしまえば新しい人生みたいなものです。(声とか実力的にあの時のあいつじゃんっていうのはまあまあありますが)
何かと制限がない、何をするにしても心理的ハードルが低い、
そんな不安定な土台上で成り立つゲームでのチームをあなたは管理できますか?
マネジメントする上で注意すること
ここが本題です。
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実力的に、他のメンバーに認めてもらう
ゲームの世界は弱者に人権はないがちです。(単純に娯楽としてやっている一般の人はそうではないですが、大会で優勝したいや、強くなりたいと思う人はその傾向が強いです。)
まずそもそも、自分より強いメンバーを採用できることは少ないですが、成長して強くなったメンバーに指示を出したり、意見を聞いてもらうには少なくとも何かしらの領域で実力を見せる必要があります。
※実力で従わせるのがマネジメントかと思う人はいるかもしれませんが、使えるものは使いましょう -
他メンバーのケア特に補欠
冒頭に書きましたが、気に食わないことがあれば、抜けられる可能性があります。
各人の悩みなどを聞いてできるだけ解消、喧嘩やムードが悪そうであれば、仲裁、もしくは(あんまり良くないですが、)第3者に責任転嫁をし、怒りの方向をチーム外に向けます。
補欠であまり出られてないメンバーには、たまに出場のチャンスを与え、実力が伸びるように個人的な練習に付き合います。
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帰属意識的なものを作る
あまりやっている所は少ないですが、チームのロゴを作成したり、チーム名をみんなで考えたり、チームで一緒に動画などを作成し、チームで居ることを意識させます。 -
予定調整をしっかり行う
やることは単純に予定調整なんですが、これが何気に大変です。
自チームのメンバーはもちろんのこと、他チームのやり取りしている人にもちゃんと確認するよう釘を差します。
また、どうしても来れなくなったメンバーの代わりとなる人を見つけておき、人が足りない場合に参加してもらうよう連絡します。 -
色んな戦略を試す
特に真剣にやっているチームは、チームとしてこういう動きをすべき、という意見がぶつかることが多くあります。
単純に口で説得しても納得してくれない場合があるので「一定の期間」その作戦でやってみてどうなのか試そうと提案します。
身を持って体験することで口頭で理解できなかった事実を理解することができ、納得しやすいです。 -
よりプライベートの時間を共に過ごす
練習や試合以外で一緒に過ごしてくれないメンバーがいる場合は、練習に付き合ってくれませんか?など、チーム活動の延長線の取り組みを行う事で、過ごす時間を増やすことが出来ます。 -
努力を見せる
勝つか負けるか、強いか弱いかなので、過程のアピールをして評価してもらうのは、意味がないですが、配信で努力しているところを見せることで、他のメンバーに「 自分も頑張らなくちゃ」と自己成長を促せます。 -
何かしらの同じ思いを共有する
強い敵と戦って、悔しいなどの同じ思いを共有することで、より結束が高まります。ここで、一部諦めを感じるとずれが生じ始めます。 -
基本的に何事も率先して行う
役割分担上、やらないことでも実際にやることで、「やりたくないからやらせてるんだろう」「自分がやれないことを指示するな」という声を防げます。
チームメンバーの採用の話
マネジメントが学べるゲーム
※後日補足します。
最後に
以上ゲームで学ぶマネジメントの話でした。
実際に人との関わりで経験していくことが大事だと思います。
ただプライベートではなかなか経験しづらい部分なので、ゲームを通して学ぶのはいかがでしょうか?
採用の方も、ゲームが趣味の応募者に詳しい話を聞くと、このように意外な話を聞けるかもしれません。