##はじめに
AWSの実務経験なし、40台のおじさんエンジニアが2か月勉強し、AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(SAP-C01)を取得することができました。
他のおじさま達の参考になればと思い、記事を投稿します。
(もちろん、おじさま以外も参考にしてください)
##経験
- オンプレのインフラ経験は10年以上
- 資格は色々と取得(PMP、情報処理(ネスペ、プロマネ等)、MCSE、SCNA、LPIC Lv2、TOEIC 900点、など)
- AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA-C02)は取得済み
- AWSは提案のみで実務経験なし。自分でアカウントを作成して、ハンズオンで色々と勉強している程度
##勉強方法
2020年12月にSAA-C02に合格した後、続けてSAP-C01の勉強に入りました。
####勉強時間:160時間
平日1~2時間、週末7~10時間は勉強しました。以下を中心に勉強しました。あとは日本語、英語問わず、合格した人の勉強方法も参考にさせていただきました。
- 関連するBlackbelt Onlineを視聴して理解を深める
- AWSの個人アカウントを開設し、ハンズオンを色々と実施する
- この時点で唯一の日本語対策本であるAWS認定ソリューションアーキテクト
-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~を購入。通勤電車で読み進める。 - Tutorial DOJOのAWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exams 2021の問題を繰り返す。英語なのでChromeの日本語翻訳を活用する。Udemyにも同じ問題集が存在するが、Udemyとは異なりTutorial DOJOにはレビューモードという1問ずつ問題を進めるモードがあるため、短い時間で勉強する場合はおすすめ。
- 間違った点を中心にAWSホワイトペーパとAWS blog等で詳細を確認し、実機で設定を行う。個人メモを作成しつつ、理解ができるまで時間をかける。
- (1回目の不合格後)Udemyで評判が良いUltimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2021を購入。実機で確認しつつ、合計2回実施した。かなり良い教材だと思うが、英語の講義で字幕も英語、しかも自動字幕なので色々と間違っているため、英語が聞き取れないと効果は薄いと思われる。
- 1回目の受験で弱いことが判明した点(CloudFormationやOpsWorks、Code3兄弟)を中心に、上記1~2を実施。
##結果
####1回目(不合格)
2021年1月初旬に受験して、730点で不合格でした。
やや開発者よりなCloudFormationやOpsWorks、Code3兄弟のあたりが弱いことが分かりました。
####2回目(合格)
その後、3週間勉強し、2021年1月下旬に945点で合格しました。あまり自信がなかった割には高得点だったので、勘が冴えていたのかも。
##試験の感想
受験しての感想ですが、時間が全く足りません。TOEICのように、1問に時間をかけすぎると時間切れになるので、模擬試験は時間を意識して実施した方がいいと思います。
##メモ
以下、受験のメモです。参考になれば。
- 転送速度の目安:1Gbpsで10TB転送に1日
- 10PB以上はSnowmobile、10PB未満はSnowball
- Snowファミリーを使ってAWSにデータを取り込むには、1週間かかる
- Lambda同時実行数:リージョンあたり1,000。AWSサポートセンタに申請すれば数十万まで上げられる
- Lambda最大ENI数:VPCあたり250。同様の申請で数百まで上限を上げられる
- Lambdaタイムアウト:最大15分
- SQSは冪等性(Idempotency)をアプリ側で担保する必要あり。最大数は制限なし。
- FIFO キューはバッチ処理では 1 秒あたり最大 3,000 件、バッチ処理なしでは最大 300 件のメッセージ (送信、受信または削除) を処理可能
- gp2の2TBボリュームは6,000IOPSがあり、1TBを追加すると、+3000IOPS分増加する
- HTTPステータスコードメモ
- 1xx:Information 情報
- 2xx:Success 成功
- 3xx:Redirection リダイレクション
- 4xx:Webブラウザからのリクエストに誤りがあって、レスポンスを返せなかった
- (400 (Bad Request)、401 (Unauthorized)、403(Forbidden)、404(Not Found))
- 5xx:サーバーがブラウザからのリクエストの処理に失敗した状態
- (500(Internal Server Error)、503(Service Unavailable))
- DRシナリオのオプション
手法 | RPO | RTO |
---|---|---|
バックアップと復元 | 数時間以内 | 24 時間以内 |
パイロットライト | 数分以内 | 数時間以内 |
ウォームスタンバイ | 数秒以内 | 数分以内 |
マルチサイト | 無 or 数秒 | 数秒以内 |
##今後の受験
その後、2021年2月に専門知識-セキュリティを取得し、2021年5月にDevOpsエンジニアプロフェッショナルを取得しました。
現在のIT業界の方向性、顧客ニーズがデータ分析、AI/MLに向かっているのを感じているため、専門試験-データアナリティクスと、機械学習を受験しようと思っています。
AWSにしろ、Azureにしろ、自宅から実機が触れるのがいいですね。昔は会社に出社するか、自分でサーバを購入するしかスキルアップの手段がなかったのですが、良い時代になったものです。
それでわ。