はじめに
障害調査のためコマンドプロンプトにてログを採取し、
出力されたファイルを開いてみると文字化けしていました。
原因を調べてみると文字コードの設定が関係していました。
文字コードとは?
文字コードとは、文字をコンピュータで処理したり通信したりするために文字の種類に番号を割り振ったものです。
今回、文字化けしてしまった原因は、出力されたログの文字コードとコマンドプロンプトのデフォルトの文字コードが違っていたため文字化けが起こってしまいました。
CHCPコマンドの使い方
以下のようにCHCP コマンドを実行するとコマンドプロンプトで使用される文字コードを変更できます。
CHCP [nnn]
CHCP コマンドの引数には文字コードを表すコードページ番号を指定します。
コマンドプロンプトのデフォルトの文字コードは「Shift_JIS」でコード番号は「932」です。このとき私が変更したかった文字コードは「UTF-8」なので、コードページ番号は「65001」です。
文字コードをUTF-8に変更するには次のように実行します。
CHCP 65001
これで文字化けも直り、正しい文字コードでログを確認でき、
障害調査を行うことが出来ました。
参考
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知っておきたい! 文字コードの基礎知識 ……ASCII,シフトJIS,Unicode etc.
https://gihyo.jp/book/pickup/2019/0006 -
文字コードの設定(CHCP)
https://www.javadrive.jp/command/display/index5.html