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Windows で MikanOS (その6:メモリマップの確認)

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お疲れ様です!お久しぶりです!いつも大変お世話になっております。!!
なんだかんだと6回目になりました!今回もどうぞよろしくお願いいたします!!!

#【前回から】
前回の「その5」では MikanOSのとっかかり(まだ言うか!)
MikanLoader パッケージを更新してビルドしました。

"みかん本" の章が進むにつれて、「Windows環境だけで
進めようとすると」(ここ大事!)、ちょっとずつ何かしないと
ビルドできなかったり、確実に動作確認がしにくかったり
してきているような気がします。

今回はVMwareのディスクイメージに記録されている メモリ
マップ の情報が記録されたファイルを参照する方法について
となります。

Windows10 ではVMwareのディスクイメージファイルである
vmdkファイルを直接マウントして参照することができません
でした。
そのため、「その1」で使用させてもらったツールを使用して、
vmdkファイル を VHDXファイル へ変換したのちマウントする
方法をとることとしました。

#【今回の目標】
・"みかん本" の「2.7章 メモリマップの確認」を Windows環境 で行う。

#【結果】
!確認できました!
ツールのお世話になりっぱなしです。

#【必要なもの】
・「その5」までで記載した「【必要なもの】」一式

#【手順】

  1. コマンドプロンプトを開く

  2. 「その1」で使用した NHCC が格納されたディレクトリに移動する
     - cd c:\WinMikanOS\osbook\day01\bin

  3. 変換後のVHDXファイルの格納先フォルダを作成する
     - md c:\WinMikanOS\osbook\day02

  4. 以下のような設定で NHCC.exe を実行する
     - nhcc.exe -o 4 "C:\WinMikanOS\Virtual Machines\MikanOS\MikanOS.vmdk" ....\day02\ResultMikanOS.VHDX
     ※nhcc.exeのオプションについては
      -o : ファイルシステムの情報を利用してできる限り小さいサイズにする。(トリム済みになる)
      4 : 変換先の形式番号、4はHyperV VHDX
      "C:\WinMikanOS\Virtual Machines\MikanOS\MikanOS.vmdk" : 変換元のファイル
      ....\day02\ResultMikanOS.VHDX : 変換後のファイル

  5. エクスプローラで変換後のVHDXファイルをダブルクリックして
    マウントする

  6. マウントしたドライブのルートにある memmap ファイルを
    お好みのテキストエディタで開く

#【紆余曲折】
・VMwareの仮想ディスクであるvmdkファイルは、1パーティション目で
 あれば簡単にWindowsで直接マウントできる!と思い込んだのが失敗
 でした。
・3章~4章にかけて先行して進めていたのですが、どうしてもうまく
 いかず、そちらに気を取られていたため今回の記事が大変遅くなって
 しまいました。
・VMwareってVHD指定でもイケたんですね(滝汗)

#【次回の目標】
・"みかん本" の「3.3章 初めてのカーネル(osbook_day03a)」を
 Windows環境 で行う。
 にしようと思っています。
 - Visual Studio 2017(2015)でKernelがビルドできていない
  ->Win版LLVMを使用したビルドがイケました!
 - Win版LLVMを使用したKernelに制御が渡せない
  ->ここで難航していましたがなんとか解決しました!

ありがとうございました!

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